田辺イエロウのレビュー一覧
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EDENの刺客CAT登場
EDENからの刺客CATが登場。既に主人公達のすぐ側に潜むFOXからの指示で鳥男達をあぶり出す為、活動を始める。
それに対抗していくうちに鳥部の中から能力に目覚める第二第三のメンバーが現れる。
。。。とまぁざっくりまとめると王道中の王道ストーリー。でもそれを面白く見せるのが作者の実力とオリジナリティだよね。CATはすげえ分かりやすいキャラだけどちゃんと可愛くてキュンキュンする。鳥部メンバーが目覚めるファーストアビリティもちょっと変化球で面白い。
あと個人的に白眉なのはフェアリーと烏丸の成長! 前回登場時はウザいだけだったフェアリーが、根性見せてFOXと対等に渡り合いプロの仕事をこなすところ良い -
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烏丸覚醒!
鴨田が打たれた。ほとんどの傷はすぐ治ってしまうはずなのに、元気がトレードマークで殺しても死にそうにない鴨田なのに。
かつてない痛みに悶え苦しみながらすぐそこまで迫っている死を予感し、烏丸に助けを求める鴨田。
そしてついに目覚める烏丸の「先導者(ベルウェザー)」としての力!
・・・いやーいいねえ。楽しいねえ。王道少年漫画パターン。超好き。いい話だ!
その後のセラフとしてのチカラが強くなることに喜んでいたところから、進化していく先に何があるのかを考え始め、その茫漠とした未来への不安と格闘する烏丸の精神的成長の部分も楽しい。いいマンガだ! -
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ハカセ登場
戦隊モノのハカセ役、龍目教授が登場。
知的好奇心が強くその為に社会のルールとか忘れがちな、基本的には典型的なキャラ。彼の登場のおかげで物語の科学的バックボーンが補強され、ストーリーに深みが加わっていく。
でもなー、連載誌が少年サンデーだったからなー。オッサンの俺には面白かったし興味深かったけど、十代の読者は食いつき悪かったかもしれないなー。内容的にちょっと難しい。
それ以外の要素としては鳥部が活動を拡大して、五人が鳥男としての能力開発やそれぞれの家族関係などの情報が出てきて、五人の絆が深まっていく。
ストーリー的な進展は小さいけどこういう巻好き。登場人物達が色々新しいことに挑戦したり挫折したり -
Posted by ブクログ
ネタバレアニメ化にあたって購入。
2006年9月3日時点で~12巻。
早く続き読みたい。
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400年続く結界師・正統継承者として生まれた少年・良守。
妖を呼び寄せ、力を与える烏森の土地。
大切なひとびとを守るため、良守は同じく結界師として力を持つ幼なじみの時音とともに妖と戦う。
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良守の戦う理由は至ってシンプル。
幼い頃から結界師として務め、戦闘の際に自分を庇い歳月を重ねても痕の残る傷を負った時音を守るため。
-もう誰も傷つくところを見たくない-
とても純粋な主人公だと思う。
見栄をはらない、恥を欠くことを恐れない。
少年漫画はこうあってほしい!という気持ちに応えてくれる感 -
Posted by ブクログ
ネタバレ何度読んでも泣ける。夢中になって最終巻まで読んだ、久々の漫画でした。
宙心丸の運命も悲しいけれど、烏森を封印したことで、長く続いたお職を失った良守や時音、繁守、時子の運命も悲しい。只人になるって、彼らにとってどういう意味を持つのだろうと考える。
守美子の最期は悲しかったな。宙心丸や時守と違って、彼女には城の中で普通の人間の時間しか残されていない。生きているのにもう会えない。心が通い合ったようで、遂に通い合うことのなかった人。
ハッピーエンドなんだろうか。これまでの日常を失って、良守や時音にとって何より欲しかった普通の生活。只人になることでその自由を手に入れたという点や、墨村家と雪村家がいがみ合 -
Posted by ブクログ
悪魔に喰われて人類が滅亡に瀕し、一度は終末を迎えた黄昏の世界を旅するふたり。
謎多き青年と幼い妹。二人が背負う過酷な運命とは……
感想から言うと、非常に面白かった。
一冊完結だが、重厚な読み応えと世界観にどっぷり浸れた満足感を体験できる。
荒廃した世界、荒んだ人心。
悪魔の欠片を身に宿し望まぬ不老不死の能力を得たばかりに迫害される悪魔憑き達と、ダークファンタジー好きな読者の心をがっちり掴む魅力的な要素が揃っている。
自身も悪魔憑きでありながら悪魔狩りを生業とする主人公はニヒルでドライな皮肉屋、現実主義でシニカルな価値観の持ち主。
真っ直ぐでわかりやすい、少年誌の王道を行く前作の主人公とは対照