あらすじ
交通事故を機に、鳥男となった中学生の烏丸英司。
突如訪れる“ブラックアウト”に備えるため、仲間たちと飛ぶ練習をするも、
鳥男の恐ろしい力に気付いてしまう。
さらに、烏丸に人生最大の危機が訪れ…!?
大注目の「SF×青春ジュブナイル」
待望の第2巻!!
感情タグBEST3
いいとこ出てきた
主人公のいいとこが出てくる。
鳥男としての能力も伸びてくるが仲間内ではむしろその歩みは遅いほうだ。学校でも上手く馴染めずにいたのに、世界に5人だけの本当に数少ない仲間の中でもまたはみ出しそうになる主人公。
そこから抜け出す力となったのは仲間たちのサポートもあるが、主人公自身の精神力、メンタルタフネス、ザ・負けず嫌いだ。
僕がこの作品を好きなのは英司のこういうキャラクター。学校でも家庭でも居場所がなくて、数少ない仲間達の中でも孤立しそうになった時、「なにくそ!」と立ち上がり、それどころかものすごい勢いで走り出して辛い現実をノックアウトする一撃を繰り出すこのタフネス、すっげえカッコいい。
この強さこそが彼が主人公たる所以。現実に凹まされてションボリして諦めることの多い僕は英司に憧れる。もちろんこれは漫画で、現実では自分が立ち上がって声を上げたところでそう簡単に状況を好転させることができないのは知っている。でも一歩を踏み出さない限り変化は起きないしどこにも行けないことも知っている。
年々変化を恐れる気持ち、繰り返す今に安穏としていたい気持ちが強くなってしまうが、一歩ずつでもいつも上を目指し歩いている自分でいたい。
Posted by ブクログ
鷹山とつばめちゃんが可愛い。
英ちゃんの葛藤が素晴らしいな。同じく顔の映らない(?)母ですが、今後結界師母のような強い女性キャラが出てきてくれるとよい。エヴァ博士がそうなるのでしょうか。
Posted by ブクログ
2巻ラストで、鳥人間化の黒幕組織のようなものがちらっと出てきました。
あの女性って、鷹山の下に現れた人と同一人物でいいんですかね?今のところ、そうだとしか見えないんですが。
鳥人間化したけど、悪友(同じ鳥人間達)とキャッキャウフフな放課後しか変化のなかった日常。そこに話には聞いていたけど、突然の襲撃。
鳥人間化という非日常が、日常化しつつあった毎日。ぬるめの非日常から、完全な非日常への急激な変化。
万引きで軽いスリル楽しむだけだったのが、覚悟もなしに強盗しちゃいました、に印象としては近いかな。
覚悟を持つきっかけとして、翼があるわけなんですが。
さて、3巻は大きな動きになるのかな?それとも、キャッキャウフフの日常が続くのかな?