芦原妃名子のレビュー一覧
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ネタバレ水帆と成海の関係が明らかになって。
水帆はなんとかはるかの元恋人が成海ではない、と信じたがっているようにも思える。
そこで現れた成海の双子の兄・比呂の存在。
彼が絵を描いていたということを知ると、水帆は彼に繋がる手掛かりを少しでも得ようと、茨城まで出かけることにする。
なんとか知り合いの手掛かりを得た水帆たちだったが、水帆たちよりも先に礼美が訪ねていたことを知る。
という話でした。
今まで見てなかったことを見ようとして、でも、見始めたら、今まで知らなかったことがどんどん明らかになっていく。
そして、どんどん身内が絡んでいたことを知る、というあんまりありがたくない結果だと思うん -
Posted by ブクログ
ネタバレちょっとだけ。
水帆は、再び成海と向き合うことになっている。
それは、はるかの元彼だ、という男が描いた絵のイニシャルが「H.N」だったからだ。
はるかの相手が成海だとは思わない。
成海の家は、絵の具のにおいなんてしない。
それだけは水帆が確実に知っている真実なのだけれど、それを認めてくれる人は、なかなかいない。
それゆえに、水帆は成海に確かめずにいられなかった。
成海と水帆の微妙な共通点。
実は、水帆の家庭にあった不和。
そういうの含めて、すべてが水帆をかたどっているものだけれど、わかってしまうからこそ、先に動いてしまう水帆の特徴がマイナスになってしまう。
そこで知 -
Posted by ブクログ
22話ソーダブレッドの扉絵、OLちっくな柚季にフタあけてソーダブレッドを見せる洋一の図が好き。
現れたソーダブレッドに見とれるカロリーメイトや何枚かの書類を落としてしまった柚季に、まぁそんなに頑張りすぎるなと洋一が言ってるような気がするのです。
純と新しいパートナーと過ごす日々は、リアルですね。
後半になって解決していく様子は良かったと思う。
だからこそ、毎日逃げる様にパンを焼き出したら終わりだ、って言葉には、柚季に向けたものに思えてドキっとなる。
リニューアルのために、お店を回ったり、洋一に提案する柚季は行動力があって努力家だなと思う。
最初に比べて、洋一に対して言いたい事をはっきり言えて -
Posted by ブクログ
ネタバレある日、高校の同級生が亡くなったとの連絡が。
お葬式に出て、その子の母親からお願い事を。
その子の元彼探しが始まった。
そんな水帆に、今まで関わっていたけど知らなかった事実が色々と浮かび上がってくる。
その中で、きっと危険なんだけど心惹かれる人物が。
と、まぁ、水帆の成長してく過程というか、変わっていく感情や性格や環境がメインなのかな。
恋愛要素もあるんだけど、ミステリー風なストーリー。
そのストーリーの流れは、なかなか面白い。
一緒に旅してる気分になれる。
でもなぁ、あの最後のくだりは必要なくないかな~
結局、水帆も・・あの人の研究対象で・・・って気持ち悪い終わり方にしたかったのかもだ -
Posted by ブクログ
今までの巻の中で一番好きな表紙かも。
柚季の柔らかい表情とか、オレンジっぽい色合いとか好み。
内容はそんな表紙とは少しギャップが(笑)
笹本家の話は最初変わってると思ったけど、改めて読むと共感できたり。
他にも、パンを焼く間の待ってる時間が好きだっていう柚季のエピソードや、朋ちゃんのマリッジブルーになった理由とか、すずと赤沢さんの家出の話も好きだなぁ。
10話の焼きそばパンの扉絵が良い。
柚季が持ってる、バケットが入ったBread and Butterの文字入りのバッグがいい!
次巻は、元担当?の訪問で洋一の漫画家時代のあれこれが明らかになるのかな。