三津田信三のレビュー一覧

  • 蛇棺葬

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    刀城シリーズでホラー小説にすっかり免疫が付いたつもりになっていました(過去形)。
    今作は、とにかく怖い。息次ぐ間も無く、ひたすら、怖い!

    最近の読書スタイルは、【ぬるいお茶を飲みつつ布団の中でぬくぬく暖を取りながら読む(至福)】なのですが、冒頭数ページで布団の中に入ってる足の爪先がヒュッと縮みました。何か冷たい物が足首に触れたような…家族皆が寝静まった筈の家の中に、何かの気配がするような…何かめっちゃ御不浄に行きたくなって来たような……怖いよおかあさーん!!

    というわけで、寝る前ではなく仕事の休憩中に少しずつ読み進めました。それでもやっぱり怖い。
    ふと、周囲の喧騒に置いてきぼりにされるような、現実世界から乖離した空間に閉じ込められたような、奇妙な感覚に陥ることもしばしば(°_°)こ…怖…

    薄暗闇の中に浮かび上がる義母の足首。座敷牢に幽閉された祖母の狂気。優しい老婆が語る恐ろしい言い伝え。子供同士の他愛ない遊戯の中にひそむ隠語…。

    三津田先生ー!早く謎解きをおくんなましー!と思ってたら、続くですってえええ/(^o^)\

    もっとこう、表現力豊かにこの恐怖感をお伝えできれば良いのですが、どうしたって「怖い」の形容が付いて終わるのでこれ位にしておきます←

    ミステリな話でいくと、「人間消失」ものに分類されると思うんですが…三津田先生なので、恐らくこの作品だけでも真相指摘できるのかもしれませんが…

    伏線拾う為にもう一回読み直すのとか絶対むーりー\(^o^)/←

    なので、潔く(?)謎解きは諦めて続きを読みたいと思います。



    【私】がある日突然、連れて来られた旧家。そこに一歩踏み込んだ瞬間、【私】の世界は一変した。
    曰く付きの離れ、踏み込んではならない山、不意に目前に現れる祠、奇怪な葬送儀礼…。やがて彼は、かつて父が経験した、身の毛もよだつ現象を目の当たりにする!

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    2014年02月12日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    家人の本棚より。描写がすごく怖く、思わずページを閉じてしまったことが何度か。移動時に読み終わったけど、一人で読むことはできなかったかも知れない…。不吉な感じがたまりません

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    2014年02月04日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    目が滑って滑って仕方ない刀城言耶シリーズよりもこっちの方が面白怖かったので、シリーズ外のものを追いかけようかと。

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    2014年02月03日
  • 百蛇堂〈怪談作家の語る話〉

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    伝染していく怪異に終始背筋が寒い。どんどん恐怖が膨れ上がるのを実感する。
    もっとゆっくり怖さを味わいたかったけれど、ページをめくるスピードを最後までとうとう緩められなかった~。
    想像もできないオチには「えーっ!」と心の中で絶叫。謎が全て解決とまではいかないモヤモヤも残るが、これもまた三津田ホラーの後味だと噛みしめた。

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    2013年12月16日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    中盤は間延びする展開。何かが起こりそうで、なかなか事件が起こらない。
    ただ、最後の方は怒涛の展開で、描写も怖い。最後まで読めば、満足できる。
    ホラーっぽいミステリーかと思ったが、ミステリーっぽいホラー。

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    2013年12月06日
  • 禍家

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    うーん、いまいち怖くない。
    主人公の男の子が冷静に怖がってるせいなのか、もうひとつ怖くない。設定的には町ぐるみで不気味さを演出していてもいいのに、不気味なのはじいさん一人だし、森の扱いも中途半端な感じだし。結局家の怪異が何を意味してるのかいまいちわからないし。おしい作品だなぁ。

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    2013年12月05日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    現実の話と、小説の話が絡みあいつつストーリーがすすんでいくという
    ちょっと凝ったホラー(サスペンス?ミステリー?)なお話。

    ドキドキワクテカなものは十分あったが、
    なんつーか、別に現実小説を混在させなくてもいいんじゃね?と思た。
    オーソドックスに、どっちかの話単体だけにしても面白いのになーと思うが、
    それじゃなんかありがちな話になんのか。

    ううむこれわ!ってまではいかずとも、普通に面白うございました。

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    2013年10月30日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    サスペンスかホラー。
    裏表紙には「本格ミステリーとホラーが見事に融合」とあるけれど、
    あたしの感覚では「ホラーだけど、ちょっとだけミステリー要素も入れてみた」って感じ。

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    2013年09月22日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    短篇連作という形のせいか、日頃の持ち味よりちょっと淡白かな。
    謎の正体がわからないのでその点がいまひとつものたりない。
    表紙絵がグロなのは相変わらずで何とかしてほしい。

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    2013年08月01日
  • 密室の如き籠るもの

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    三津田信三の「冬城言耶」シリーズの第四作目にあたる短編集。正確にいうと、短編が三本に、中長編(表題作)が一本。
    正直にいうと、前作(特に衝撃度がハンパない第一作=厭魅の如き憑くもの)ほどの迫力も、背筋の凍る怖さもない。・・・といっても面白くないわけではなく、これはこれで良くできているし、そこそこ面白いのよ。
    ただ、この本を読んではっきり明確に、このシリーズの構成要素&どこがおもしろいのか、が見えてきました。そう言う意味では収穫は大きかった。
    1、こわ~い怪異にはページ数が要る。
    身の毛もよだつようなホラー要素を十分に描写するには、つまり作品世界の情緒を引き出すにはかなりのページを割く必要がある。これは長編の強み。短編ではこれが必要最低限の状況説明で終わってしまうので(必然的に)、どうしても怖さに深みがない。
    2、このシリーズの構成がよく見える。
    謎(怪異)の提起→繰り返される過去の逸話→現在進行形のトラブル→言耶登場→巻き込まれる・リアルタイムで怪奇を体験→謎解き。長編だとこれが怪異ウンチク、人物情景描写、過去と現在両方のエピソード満載で、真相は注意深く隠されている。ミスリードや伏線もたっぷり。短編では物語の背骨がくっきり浮かび上がってしまう。言耶の謎ときが占める割合が多すぎて理屈っぽくなる。
    ・・・文句じゃありません(笑)。これはこれで面白かった。でも、もっと深く掘り下げてほしかった怪異がいっぱいで、若干心のこりです。

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    2013年12月26日
  • 水魑の如き沈むもの

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    『厭魅の如き憑くもの』を連想させる左霧の名前に早くも怪異体験の予感…。
    好奇心を刺激される怖い謎が豊富でドキドキし通し。事件らしい事件がまだ起きていないのに半分まで一気に読んだ。盛り込まれた謎に比べて、終章の淡々としたまとめで普通に完結した肩すかし感が少々残念。もう一つホラーな後味が欲しかったなぁ。
    今巻は怪異の怖さより生きている人間の狂気の恐ろしさの方が顕著で、それがまた今までのシリーズとは違って新鮮に思えた。
    三津田氏の手に掛かればどんな場所も恐怖の舞台になってしまうのが凄い。

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    2014年07月29日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    弦矢俊一郎シリーズの3作目です。
    角川ホラー文庫ということですが、
    特に怖いということはありません。
    怖さで言うと当事者目線で話が進む前作の方が上だと思います。

    女性の体の一部を除いて焼くという猟奇殺人が続けて起こり、
    ネット上の犯行声明文から、
    どうやら「六蠱の躯」という呪法が目的らしいと分かります。
    この呪法は女性の各部位を寄せ集めて理想の女性を作り出すというもの。
    じゃあ誰がどういう基準で被害者女性を選び出すのか、
    という犯人探しになるのですが。
    俊一郎の祖母ちゃんも言ってますが、
    こういう犯人探しは警察の機動力しかないので、
    死相学探偵の特技があんまり活きてこないです。
    「愛染様」としてその筋では有名な祖母ちゃんの威光で、
    警察組織に妙にあっさり話が通るし。
    猟奇殺人も生きたまま焼かれるという相当酷いものですが、
    それにしてはさらっと書かれているような・・・。
    全体的にあっさりとした印象を受けました。
    ちらほら名前が上ってくる「黒術師」は名前が出て来ただけ。
    これはまだまだ続くということでしょうか。

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    2017年10月14日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    弦矢俊一郎シリーズの2作目。
    ある理由から城北大学の2年生から編入してきた転子(てんこ)。
    前の年に起こった事件(事故?)を知らされないまま、
    「百怪倶楽部」に入部することになり、
    「四隅の間」の儀式の参加メンバーとなってしまいます。
    その儀式の最中に第一の犠牲者が・・・。
    密室で起こった不可解な死は、
    事故なのか呪いなのか。
    残りの参加メンバーは遅ればせながら気が付きます。
    軽はずみに地下室で儀式をするべきではなかったのでは、と。

    もちろん私だったら誘われたって絶対御免です。
    前作よりもミステリーとホラーが違和感無く同居できてる気がします。
    前半には探偵役の俊一郎がまったく出てくること無く、
    依頼人の転子の目線で事件(?)が進むので、
    暗闇での恐怖感とかなかなかのものでしたし、
    後半になって俊一郎が真相を求めて動き回るのも、
    最後に展開した推理も程良く納得できるものでした。
    そして俊一郎の飼い猫「僕」の存在。
    このねこに与えられた設定は今後どういう意味を持つのか。

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    2017年10月14日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    前半部分は、入埜転子の目線で話が進みます。
    “百怪倶楽部”の夏休み中の特別企画として
    “四隅の間”という儀式を寮の地下で執り行う事になったのだが
    儀式のクライマックスで女性部員が急死する。
    その後、部長が転落死をしたり、部員が怪現象に襲われたため、
    俊一郎のところに依頼が来る。半分過ぎてからの登場です。
    寮で調査を始めた俊一郎に早速黒い影が・・・
    ここら辺までは大盛り上がりだったんだけど、事件解決が
    あまりにもあっさりしていたので物足りない感じがしました。
    ネコの僕にゃんがすご過ぎる。っていうか欲しい。
    前の事件の黒幕が関係してきそうな気配だから
    続きを読みます。

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    2013年01月23日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    8編からなるホラー短編集。

    ホラーというより怪談に近い感じがした。
    実在する物や者が登場するのでなかなかリアリティーがある。

    最後の「死を以て貴しと為す」は少しだけミステリー的要素が
    加わり一番良かった!

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    2013年01月15日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    説明が多いのはいつもながら、話がなかなか進まなくて途中までまどろっこしかった。
    得体の知れないものが出そうな雰囲気は充分。相変わらず不安を煽る臨場感にゾクゾクする。
    崇高な世界の理解は難しかったが、この真相の思いつきには驚嘆させられた。

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    2013年01月28日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    初・三津田作品

    短編集

    現実なのか作品なのか、だんだんわからなくなりながら読んでいた。

    ゾッとするというより、なんだか気持ち悪い感じ。
    いい意味で。

    「よなかのでんわ」は分かりやすく怖かった。

    「灰蛾男…」の「ほうっ」が一番怖かった。

    これからシリーズ物読み始める。
    長編が楽しみ。

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    2013年01月10日
  • 十三の呪 死相学探偵1

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    弦矢俊一郎シリーズの1作目。
    探偵物はもともと好物で、
    死相学という聞き慣れない単語にまず食い付きました。
    ホラー文庫に入ってますが怖くなかったです。
    スプラッタもありません。
    ホラーとミステリーの融合という触れ込みでしたが、
    感想としてはホラーもミステリーも物足りなかったです。
    今回、主役の若き探偵弦矢俊一郎は事務所を開設したばかり、
    何事も手探り状態でスタイルが確立していない所為か、
    推理というより右往左往していて最後に思い付いたという感じでした。
    背後に人の思惑があると分かってしまうと、
    得体の知れない怖さというものが無くなり、
    怪異現象なら何でも有りなので、
    推理は主に動機に関してということに。
    結果どちらも物足りなく感じてしまいました。
    一番のミステリーは弦矢俊一郎自身の過去でしょう。
    なにやら意味深な文章があり、
    本人も憶えていない大変な過去を背負っているらしいので、
    シリーズを通して徐々に明らかになると思われます。
    そこに一番興味を惹かれてしまいました。

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    2017年10月14日
  • 六蠱の躯 死相学探偵3

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    俊一郎シリーズ3作目。

    3作全て共通するのは、

    読み易く面白いのだけど、

    最後パタパタと解決してしまう所。

    サッパリして、物足らない感じ。

    毎回、残りページの割に

    盛り上がりが乏しく、心配になる。

    嫌いじゃないんですけどね(*´Д`)

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    2012年06月06日
  • 四隅の魔 死相学探偵2

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    シリーズ2作目。
    1作目よりも、ゾクゾクっとする場面増えました。

    それにしても、主人公が出てくるまでが長かったですね。
    ま、状況が分かりやすいので、いいんですけどね。

    猫好きなので、もっと「僕」との絡み欲しいです☆

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    2012年06月04日