中島美鈴のレビュー一覧
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ADHDの診断の有無にかかわらず、ADHDの症状で困っている人、悩んでいる人を本書では「ADHDタイプ」と呼び、時間管理に焦点を絞り「自分に合った対処法を見つけ」、最終的に「自分らしく生きる」ための8章が書かれている。
ADHDの自覚症状があり特に時間管理に悩んでいたので読んでみたが、ためになったばかりではなく、同じような悩みを乗り越えた方々の事例に励まされた。また、今までの挫折からきていた、「規則正しい生活や綺麗な部屋は自分には似合わない」という無意識下での諦めが改善への意欲を阻んでいたことにも初めて気付けた。良い生活習慣を手に入れる権利が自分にもあると思うことができ、やる気が出た。
改善方 -
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■私達が常日頃、特に意識することもなく当然と思っているような価値観のことを心理学では「スキーマ」と呼ぶ。
■ヨコの関係づくりを阻むスキーマとして考えられるもの。
・私はどうせ嫌われる
・私が誰かから愛されるわけがない
・私は誰とも親しくなれない
・本当の自分を見せらたら嫌われる
・誰かに何かお願いするなんて迷惑がられるだろう
・人に騙されるぐらいなら信用しない方がまし
・ここは職場なのだから割り切った関係でいなくては
・誰かが自分によくしてくれるのは相手に何かメリットがあるから
■スキーマは人生観のようなもの。
■一度見に就いたスキーマは自分が世界を捉える物差しとして基本的に人は一生持ち続ける -
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診断は受けていませんが、ADHD脳にあてはまる所が多々あります。脳の活動性の問題と知り、目からウロコでした。
特に「時間処理の障害」について、締め切りに間に合わない、目的地への到着時間を見誤る、出かけるまでに時間がかかる……これらは全て性格の問題ではなく、脳に原因があったのだと知る事ができ、心が楽になりました。あとは好奇心旺盛なのもこの脳のせいであり、脳のおかげなのかと新発見です。
さらにこの本ではADHD脳にぴったりな時間管理のコツまで書かれています。一部実践してみたところ、朝の時間にバタバタすること、到着時間に遅れることがなくなり、生活が変わりました。これが生きやすくなるということなんだな -
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副題は「「認知行動療法」入門」です。セラピーに認知療法と行動療法という別々の療法があり、それらをケースバイケースで組み合わせたり使い分けたりするのが、認知行動療法だと言ってよいと思います。
数年前に職場で雑談の途中にふと気付いたことなのですが、「社会や世間、つまり自分が住んでいる世界をどう捉えているかと、そういった世界を構成している人間という存在をどのように理解しているか。それが、その人の態度や姿勢、コミュニケーションのとり方、ひいては生き方の根本になっている。要するに、各個人にはそれぞれの世界観や人間観があり、それがどのようなものであるかで、その人がどのような人かが決まっているのだ」という -
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・過去の体験は変えられないが、「認知」と「行動」は変えられる。
・①思い込みを書き出す
②思い込みが正しいか確かめる実験を計画する
③実行
④実験結果から、①の思い込みが正しいかどうかを検証して、違っていた場合は修正する。
・「ゼロor100思考」への対処法
→自分の思い込み◯%
他の可能性◯%
もっと他の可能性◯%
と書いていき、自分の思い込みだけで100%にならないよう意識を動かしてみる。
・エクスポージャー(曝す)
本当にそれをするしか選択肢がない場合、
「明日の準備をする10点
それを持って家から一歩出る 20点
最寄駅まで行く 30点
… -
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著者の1日3分辞めるノートや、あなたの怒り取り扱い説明書などを読み、こちらも読んでみました。
認知行動療法について、広く浅く書いてあります。
認知行動療法に限らず、それに近いアンガーマネジメントや、マインドフルネスなども。まさにタイトル通り、「悩み・不安・怒りを小さくするレッスン」ですね。
認知行動療法では、「過去は変えられない。しかし今、自分が選択している認知と行動なら変えられる」と考えるそうです。
今現在、すごく困っているとか、悩んでいるというわけではないんですが、自分や家族が今後直面した場合のために参考になりました。これを入口に、より深く知りたいものがあれば調べる、というのもいいと思いま -
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時間管理ができない人向けに、効果的な時間管理の方法について具体的に述べている。
時間管理のつまずきとしてスタート、プラン、モニタリング、脱線防止の4つに分けて解説しており、この4つのプロセスのうち、自分がどのステップが苦手なのか把握することが重要であり、根性論ではなく、時間管理の仕組み作りをしっかり行うことが適切な時間管理につながるとしている。
また、時間管理が苦手な人の脳の特徴として、時間感覚が不正確、我慢が苦手、ご褒美が早く欲しいと言う特徴があるとしている。
第二章では、時間管理が失敗するケース別の対処法をマンガ形式で解説しており、とてもわかりやすく時間管理の参考になる。 -
Posted by ブクログ
時間管理のつまずきポイントを大きく分けると、
スタート、プラン、モニタニング、脱線防止の
4つになると認知行動療法の専門家である
中島先生が解説。
マンガで事例を取り上げ、対応策を提案してくれる。
自分の境遇や癖に似たパターンは、特に参考に。
私の場合、作業に対する時間の見積もりが
極端に短いことに問題があるとわかった。
仕事では作業にかかる時間を計る癖を
つけたところ、計画と実際のブレが少なくなり、
やることは変わらないが、気持ちの余裕に繋がった。この点だけでも、本書を読んだ価値があった☺︎
難しいことは書いておらず、さらにマンガの部分が
多めだから、さらっと読める。
'こう -
Posted by ブクログ
何気に手にしてみただけなのに、今の私には読み応えあった。
会社や子育てという、ある意味、外から与えられた使命が終わったとき、
自分自身で生きている意味を見いだす、居場所つくることができるか。
そのためにも、まずは自分に向き合い、自分のことを見つめる孤独な時間も持つことが必要。
どんな自分になりたいのか
何をやりたいのか
そのために誰とどのように付き合っていきたいのか
横の関係を作る時に、認知行動療法
事実⇒解釈⇒行動の解釈で、
自分の考え方のクセ(ネガがあるかも)を
知った上で、
①現実をそのままで捉えているか
②自分に役立つような解釈か
で、選択する。
そうかもしれないし、
そ