竹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
○2009/05/10
これまではちゃめちゃだった割には、終わりは王道っつーか、来るべくしてって感じだったかと。
とにもかくにも、西尾さんお疲れ様でした。最後まで笑かしてくれるのはさすが。
とがめは、前巻から当然予想はついてたものの、ちょっと寂しいね……と、いう感慨に浸るはずだったのに!(笑)ちぇりおバンザイ。
最後の最後でメインが否定姫に持ってかれちゃった気もするけど、でも七花の成長っぷりがなぁ。いいなぁ。破壊的な強さとかそういうところじゃなく、1年でよくここまで変わったよお前…という。最後2巻なんて特に決めゼリフがばしっと決まってたし。かっこよかった。
登場人物紹介の否定姫必殺技一覧には -
Posted by ブクログ
○2009/04/27
おぉ、話が動いた。ここに来て、っていう言い方はあれかもしれんけれども(笑)でもなんか多少ぐだぐだしつつ西尾さんぽくて良かったと思う。彼我木輪廻(ひがきりんね)がもうものすごく。
精神論、苦手意識、自分自身。ちょこちょこととがめと七花の過去がはがれてきて、ついでにというか否定姫が末裔とかいう過去も出てきて、不意打ちで思わず笑った。
というか、危ない。まにわに危ない。確実にペンギンさん超危険じゃないですか。最後の最後になんだあれ。今回で持ち越しかと気を抜いてたのに…。っていうか十歳にも満たないってところにすごく驚いたんですが。ビジュアルだけじゃなくショタ中のショタじゃんよ -
Posted by ブクログ
かませ犬的な扱いを受けてきた真庭忍軍もここで全滅。最初は七花のように何の感慨も抱かなかったが、
巻を追うごとにその背景に触れ、読者にも徐々に同情を誘う書き方が、七花の心の成長の様と上手にリンクし非常に秀逸だった。
毒刀の在り方も、想像こそ出来なかったが王道のノリで、全てが虚刀「鑢」という刀の為だったという刀鍛冶の芸術家的な理由も、なるほどな、と感心してしまった。
また四季崎の作ったおおよそこの時代にありえない刀の形状についての考察も日和号あたりから予想は付いていたが、西尾維新の目の付け所は少しずらされている。
王道のようで思い通りに行かない、この微妙な誤差がとても面白い。
また