竹のレビュー一覧
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ネタバレ刀語の第2話。
刀集めの実質的な始まりの話は、鳥取が舞台。
砂漠に飲み込まれてしまった元鳥取藩の城、下酷城に一人だけで住んでいる宇練銀閣(うねりぎんかく)が刀の持ち主。
結果として、居合切りに対して、七の構え杜若(かきつばた)で対抗して、刀を収集します。
私がこの巻で好きなのは、七花の口癖を考えるとがめちゃんとのやりとり。何度読んでもおかしい。アニメではここが結構カットされてたので残念でした~。逆に小説では十分満喫できます。
あと、2巻の最後は2つも12巻の前振りがあります。一度最後まで読んでる人には、なんとも言えずぐっとくる絞め方、です。 -
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ネタバレ完結。別離のシーンでは「全部嘘だった、感情は駒だ」という言葉に今までの全てを否定されたのかと思った。けど「言葉は嘘でも、気持ちは嘘ではない」、その言葉に胸が苦しくなった。死ぬ事でしか止まれなかったとがめ。それだけに最後の言葉は胸に刺さる。ちぇりおのくだりは泣き笑い状態。素直に笑えたのは誠刀の皿場工舎ぐらいかな、アニメでもそこは爆笑した。そして七花は「おれも、おれのためにだけ、戦ってたんだと思うぜ」って言うけど、とがめに惚れていたことも確信し、信じている。そこがややこしいような素直なような。心に響く言葉が多すぎてもうわけがわからないw。
物語の最後の節は12巻積み重ねた重みを感じる。活字で読むとアニメとは場面場面でけっこう違った印象を受けた。特に別れのシーンは何倍も切ないものになった。でもアニメのおかげで刀語と出会えたから感謝。アニメならではの面白さもたくさんあったし。虚刀流奥技はアニメじゃないとよく分からない。とにかく奇策師と虚刀流の一年間の物語に出会えてよかった。 -
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ネタバレこの後に毒刀『鍍』所有者、真庭鳳凰、炎刀『銃』所有者、左右田右衛門左衛門とのクライマックス連戦が控えていることが早くから判明しているため、読む前はこの巻は退屈だろうな・・・と思っていたがどっこい、盛りだくさんの要素とまさかの展開で、ほのぼのした読み口ながらこれまでの九巻中ベストな面白さ。
その盛りだくさんなところを挙げてみると、物語当初からとがめに調教され続け、見事なまでに人間化したことがはっきり読み取れる七花、ついにベールを脱ぐ奇策士とがめのこれぞまさに奇策、完全に物差しと化した錆白兵(哀)、さらば麗しき真庭鴛鴦タン(つД`)・゜・とフックありまくり。
なにげにこの左右田右衛門左衛門 vs 真庭鴛鴦タン戦がこの物語の世界観の特殊性をよく表していると思う。魔法としか言えない奇天烈な真庭忍法の数々など、ファンタジーと言って差し支えない世界だけれどもおそらくストーリーの根幹に関わっているだろうある一点だけ、ファンタジーの常識に反し、逆に一般的な(山風とかじゃない)時代劇に則した要素がある。それが明示されたのが左右田右衛門左衛門 vs 真庭鴛鴦タン戦ではないだろうか。そういう大局的な見地でも鴛鴦タンは犬死にではない。鳥だけに。
と、脇ストーリーについて長々騙ってしまったけど、しかしやはりこのエピソードの面白さは王刀『鋸』所有者、汽口慚愧の突き抜けたキャラクターとすっかり丸くなった七花の噛み合わせの妙。剣法家同士の真剣勝負なのになぜか異種格闘技みたいなことに・・・
結末も清清しくオチまでついて、初期の殺伐感はありません。この辺りの最早別ものな変化も巻ごとにグラデーションをつけて自然に見せるあたり西尾維新の手腕に唸らされます。
そして引きは・・・・・・ここへ来て王刀によって張られる(いや、むしろ回収に入った?)伏線。
すばらしい
※巻末お馴染みになった「まにわに犠牲者イラスト」、眠る(死んでる?)鴛鴦タンに停まる蝶という構図が泣ける・・・ -
Posted by ブクログ
『刀語 炎刀・銃』作:西尾維新
初版発行:071203
発行所 :講談社
登場人物:家鳴匡綱
尾張幕府八代目将軍。
あらすじ:とうとうとがめの素性が否定姫らに知られ、とがめは殺されてしまう。残された七花はーーー
目次 :序章
別離
家鳴匡綱
城攻
家鳴将軍家御側人十一人衆
鑢七花
終章
オススメ:切なすぎます。とがめちゃん死んじゃいました。とがめちゃんと七花君のコンビが大好きだったのに………。いつぞやの台詞のコピペがありますよね?彼女の最期の言葉、『そなたに惚れてもいいか?』が切ない。自分を傷つけて、それでも前に進む以外の道を選べないとがめちゃん。七花が一緒にいてきっと救われたところもたくさんあったと思う。あって欲しい。父を殺した人たちを怨んで、七花も殺そうとしていて、死際の『これで、そなたを殺さずに済んだのだから』も印象深い。その後の終焉も物悲しい。とがめを失った七花はこの後尾張城に潜入して、将軍を暗殺しました。枷の外れた七花は邪魔だてする御側人をバッタバッタと切り倒していきます。所有者きどりの一般人なんて取るにたりません。右衛門左衛門に『死ぬためだよ』と言った七花の言葉が悲しい。暗殺を終えて、とがめと戯れにした約束を守って否定姫と二人旅。あの二人の姿がもうないのが寂しい限りです。