竹のレビュー一覧
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首を洗って待っていた! 20年目の<戯言>シリーズ。
中学高校生の頃に、『クビキリサイクル』から始まる戯言シリーズにハマり、西尾維新にどっぷり浸かった……という青春を送った方も多いだろう。
そんな皆様に朗報である。
戯言シリーズ待望の続編、『キドナプキディング』がついに刊行された。
今回の主人公となるのは、戯言シリーズで語り部を務めた戯言遣いと、彼の相棒であった玖渚友の娘、玖渚盾(くなぎさ じゅん)である。
私の名前は玖渚盾。誇らしき盾。
この始まりの一文から既に西尾維新は全開である。
「誇らしき盾」という自己紹介に潜む“矛(ほこ)”“盾”の文字。
そして何より、シリーズを読 -
Posted by ブクログ
私は玖渚盾。誇らしき盾。
ピアノのように人を轢く女。
人類最強の請負人・哀川潤。
『あ』から始まる言葉を大切に。
ありがとう、愛してる、会いたい。
飽きられてもいい、呆れられてもいい、
争ったあとも、諦めたあとも、
あるがままに、あなたのままで、
甘んじて、あちらに向かい、
歩き続けろ。
(パパの戯言シリーズその49)
パパの戯言シリーズその61。
黙っているのは、賛成しているのと同じ。
あるいは、死んでいるのと同じ。
正座せずに、足を崩していてよかった。
痺れてないから、すぐに立ち去れる。
足も。脳も。
舌先三寸口八丁。
立てば嘘つき座れば詐欺師、歩く姿は詭道主義。
玖渚友の娘であ -
Posted by ブクログ
夢中になった言葉遊び。
作者のセンスに憧れ、いい歳した大人が中二病を掻き立てられて、そんな状態になれた自分のことを嬉しく感じながら楽しんだ大好きな戯言シリーズの最新作。
読む前からどんな展開でも絶対に楽しめるんだろうな、と思いながら読み進めると、あっという間にのめり込み読みきってしまい、なんだか惜しい気持ちも感じてしまう位の期待以上の作品で、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ありえないけど、今までのシリーズ作品の内容の記憶を消して、この作品を読んでから、一からシリーズ作品を読めたならどんなに楽しいことだろうと妄想するくらい楽しめました。息子か娘がやってくれないかなぁ、この読み方。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ西尾維新のデビュー作である「戯言シリーズ」の続編。著者のデビュー20周年記念作でもあるとのこと。
舞台は本編終了の20年後。『青色サヴァンと戯言遣いの娘』というサブタイトルが示すように、本編の主役たちの娘が今作の主人公であり、初めから終わりまで「青色サヴァン」こと玖渚友も、「戯言遣い」こといーちゃんも出てこない。
それでいて、しっかり「戯言シリーズ」であり、読み物として面白いのは流石の手腕といったところ。
直接登場しないとはいえ、いーちゃんたちが幸せそうで何より。あと玖渚直は、十数年越しに中二臭い口癖を断罪されるけれど、そこにはむしろ作者の愛や照れを感じて、にやけてしまう。 -
購入済み
戯言シリーズは完結したものだと思ってたので続編出てひっくり返りました。
昔読んだあんなキャラやこんな設定が出てくるので懐かしくて堪りません。
ただ、約20年ぶりの続編だからかそういったファンサービスが多くてシナリオが少し薄くなってる気もしなくはないです。
まだ続編が出るのかは分かりませんが、出るなら零崎のメンツがどうなったか知りたいです。