笹山尚人のレビュー一覧

  • それ、パワハラです~何がアウトで、何がセーフか~

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    パワハラの被害者側弁護士による解説書であった。
    前半では典型的なパワハラの事例を取り上げながら、それぞれに対する法的・実務的な対応の道筋が丁寧に解説されており、パワハラの構造や加害者の特徴を把握するのに役立った。後半では、実際にパワハラが発生した際にどう動くべきかが、被害者・企業(使用者)の立場ごとに整理されており、読み手の立場に応じて実践的な対応手順を知ることができた。

    私は被用者の立場であるため、特に「被害者として心が壊れる前に、何をすべきか」という点に意識を集中して読んだ。
    その中で最も重要だと感じたのは、メモや音声記録などで客観的証拠を蓄積すること、そして我慢や自責の念に陥る前に信頼

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    2025年08月01日
  • それ、パワハラです~何がアウトで、何がセーフか~

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    それ、パワハラです~何がアウトで、何がセーフか~。笹山尚人先生の著書。力関係で優位な立場にある人間が弱い立場の人間に対してで暴力的で傲慢で乱暴、意地悪な言動や嫌がらせをすることがパワーハラスメント、パワハラ。パワーハラスメント、パワハラは要するに弱いものいじめと同じで、人間として最も卑劣な行為。そんな卑劣人間には断じてならない、パワハラやセクハラをする卑劣人間は断じて許さない。そういう空気を作ることが問題解決の第一歩になるのかも。

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    2019年08月19日
  • ブラック職場~過ちはなぜ繰り返されるのか?~

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    日本的組織の閉鎖性を感じさせる出来事として日本大学アメリカンフットボール部員による危険な悪質タックル問題が発生しましたが、本書を読むと企業という組織の閉鎖性がブラック企業の暗躍を助長させていると思います。組織内の絶対的な権力者に物を言えないような組織形態を当然に受け入れてします日本人の国民性を変えないといけない。日本という国、そしてわれわれ日本人は多様性すなわちダイバーシティを身をもって学習し、それを組織の体系づくりに活かさなくてはならない時が来ています。本書は個人がどうやって洗脳的集団と紙一重のブラック企業に対峙する方法、具体的事例が描かれていてとても勉強になります。文章も平易に書かれていて

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    2018年05月20日
  • ブラック職場~過ちはなぜ繰り返されるのか?~

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    とても読み易かった。経営者、労働者共に労働法制を知らなさ過ぎること、その労働法制を維持、監督する行政の人出不足など、色々な問題点が理解できる。本来なら労働組合が労働者の権利を守らなければいけないが、日本では企業別組合のため、ほとんど機能していない。また正社員のための労働組合のため、非正規労働者や有期雇用契約者の権利を守る組織が少ないのが現状であることがわかる。

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    2018年05月03日
  • それ、パワハラです~何がアウトで、何がセーフか~

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    事例でパワハラを学ぶ本。
    さすがにこれはありえない、というような事例ばっかりだけども、一つ一つの行動を見てみると、自分も怪しいのでは?と思えるものがあり、気を付けたい。

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    2015年12月29日
  • それ、パワハラです~何がアウトで、何がセーフか~

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    幾つかの事例をふまえて、パワーハラスメントの解説と打開方法、解決事例を紹介されている。

    僕の経験からは、職場はパワハラ被害者を護ってはくれない。むしろ、(結果的にではあるが)『パワハラ』をしている側を養護する。
    もちろんパワハラを推奨しているのではなくて、パワハラが起こっているのに信じたくないだけ、加害者の方が役職が上、という事なかれ主義で、結局は被害者が泣きを見る。
    パワハラが起こっても職場としては対策に力を入れているフリて、「証拠がない」「思い違いでは?」と言っているのである。

    著者は弁護士さんで、数多くの労働事件に関ってきておられる。
    パワハラの定義としては一般的には『職場において、

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    2014年08月21日
  • それ、パワハラです~何がアウトで、何がセーフか~

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    ○労働審判や労働裁判等において、労働者の救済にチカラを注ぐ弁護士の笹山氏の著作。
    ○数年前から多く報道されるようになった「パワハラ」について、実際の事例を紹介しつつ、その原因、種類、対策法などを紹介したもの。
    ○パワハラは、外からは見えないことも多く、その多くは泣き寝入りしてしまうものが多いが、それに負けずに企業と戦っている労働者(及び弁護士等)の活動は、サラリーマンであればぜひ読んでおきたいもの。
    ○いつ自分が加害者になるか、被害者になるか分からないなか、このような実態を知ることで、周囲への配慮や協力体制を作ることができるのではないか。
    ○ぜひ、続編(他の労働紛争等)も期待したい。

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    2014年03月11日
  • 人が壊れてゆく職場~自分を守るために何が必要か~

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    労働組合の重要性がひしひしと感じると同時に法律の知識の重要性を感じる。学生時代に労働法を身につけることが職場に出てから理不尽な状況に戦える力を養うのではなかろうか。

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    2012年10月31日
  • それ、パワハラです~何がアウトで、何がセーフか~

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    前作の「人が壊れていく職場」も読み応えあったが、これも秀逸の著作。著者の経験より生み出されて著作なので、言葉に力がある。
    パワハラは認定が難しく、いかに事実を集めるかがポイントである。
    それ以上にパワハラは「職場環境そのものの問題」で予防のためには職場全体の問題として検討することが必要である。「パワハラは職場の負のエネルギーの集中砲火」という言葉はそれを端的に表している。労働組合の役割や労災認定の手順についいても書かれており、関係者には入門書的に読める本である。

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    2012年10月31日
  • 労働法はぼくらの味方!

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    いま、日本で働いている人間はこれくらい知っておくべきだと思う。

    労働法をつかって経営者に牽制するなんて、絶対嫌われるからしない方がいいけど
    必殺 辞める時くらいに思う存分使ってやればいいじゃないかと思う。
    ま、ホントにその会社がつぶれても心痛まないって人はそうすればいい。

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    2012年09月25日
  • 労働法はぼくらの味方!

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    アルバイトやフリーター、派遣など労働に関するお得な情報が載ってるし、小説みたいで読みやすい。
    労基監督官になろうと心に決めた一冊。

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    2009年10月04日
  • 人が壊れてゆく職場~自分を守るために何が必要か~

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    労働の法律が学べると書いたけど、俺の場合はほぼ全く知らない状態なので
    全ての人が勉強になるとは限らない

    著者は弁護士で自分が体験した事を書いてるので非常にわかりやすい
    実際の裁判でこういう例がありましたというのがほとんどで読みやすい

    そしてその中で労働法をきちんと守ってる会社はほとんどないと言ってる
    そのことを指摘すると『法律をいちいち守ってたら、経営なんてできませんよ』と開き直る奴が多いらしい
    訴えろ!!!絶対勝てるんだから

    >どんなに非力な使用者であっても、人を雇う以上はこれくらいのことは守れるはずだということを前提に制定されてる。


    そういう法律なんだと初めて知ったw

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    2009年10月04日
  • イミダス 現代の視点2021

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    当時意識することのなかった問題や、時期を経て現在どう表面化しているかという議題について改めて触れるにはちょうどいい媒体。

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    2023年04月29日
  • パワハラに負けない! 労働安全衛生法指南

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    読書猿さんが挙げていたことがきっかけで知り、積読になっていた本。

    実際の法律が書かれているところは流し読みしてしまったが、自分の身を守るためにも読んでおいて損はしないと思った。

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    2022年07月09日
  • イミダス 現代の視点2021

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    ネタバレ

    世の中のことにとても疎いので読んでよかった。


    印象に残ったワード「全体主義」「差別」「ファシズム」「水道法改正」「種苗法改定」「カジノ」「歴史修正主義」


    コロナ禍だからこそ伝えたい「自由」と「権利」と「多様性」
    p19「自由や多様性を守る」ということは、(コロナ禍で)マスクをしない人も、バーベキューをする人も、同じ社会で暮らす仲間として尊重するということ…せめて糾弾したり排除したりしないということ…自分たちの安全のためにどうしても行動を変えてもらう必要があるならば、その人の人権や生活が損なわれないよう、民主的な手続きを守りながら、理性的にお願いするということ
    p17〜18 社会を民主的

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    2021年03月06日
  • 労働法はぼくらの味方!

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    労働者は自分の労働以外に売るものがない=買ってもらわなければ生きていけない=契約の自由は名ばかりのものになる。
    アルバイトも労働者。
    労働契約は口約束で成立する。
    社会保険とは、健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険。
    給与は全額を支給する。相殺の禁止。

    損害の公平の分担=労働者を使用することで利益を得ている。損害が出た場合でも使用者が追うべき。

    期限の定めのない契約の解雇は民法では2週間前。解雇権乱用の法理。合理的な理由が必要。
    労基法で、2週間を30日に伸ばしている。

    労基法は、週40時間、一日8時間が限度。例外は変形労働時間制、みなし労働時間制、36協定によるもの。

    給与明細書は

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    2020年11月05日
  • 人が壊れてゆく職場~自分を守るために何が必要か~

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    題名から想像していた内容とは違うも、興味深い内容。
    ただ既に10年間の著書であり、世の中はさらに大きく変わっているので、参考までに。
    労働問題を取り扱う弁護士の方が書かれた労働者を守るため労基法に照らした具体的な事件ファイル。
    以前話題になった、
    ・名ばかり店長問題。
    ・一方的な給料の減額。
    ・いじめとパワハラ
    ・ワーキングプア問題 etc.

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    2017年01月04日
  • 労働法はぼくらの味方!

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    平易な言葉、表現で、事例を挙げながら労働法の基礎、労働に関する権利、救済手段を解説する。
    ジュニア新書だが、学生さんはもちろん、すでに働いている人にも一読の価値あり。

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    2016年11月22日
  • 労働法はぼくらの味方!

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    私が子どもの頃は、こういう本はなく、労働法など名前くらいしか知らないままアルバイトして、今で言えばブラックバイトのようなものもあったが、理不尽と思えても我慢するか、辞めるかの二択しかないと思っていた。しかし、今の若者はちゃんとわかっていて大丈夫かというと、ブラックバイトだの過労による自殺などのニュースが後を断たないところをみると、やっぱり相変わらす労働法を知らずに働いているようだ。ということは、高校でも大学でも(法学部でない限り)教えてないってことよね。
    自殺せずにしかるべきところに相談できたのに、と考えると教えない罪は大きい。
    高校からバイトできるんだから教育として教えるべき。
    しかし、とり

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    2016年02月13日
  • ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識

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    ネタバレ

    労働法がわからない若者向け、ブラック企業対策に。
    漫画のワンシーンが挿入されているが、中身にはあまり影響していない。

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    2015年09月03日