栗原裕一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ペリー来航からストリーミング・メディアに至るまでの、ニッポンの音楽が歩んだ150年を振り返るのが今回の本だ。
これだけ見ると学者によるアカデミックな本に思うがそうではない。評論家と批評・音楽活動をしている2人があるトークイベントで「最近は良い音楽批評の本がたくさん出ているよね」という会話から始まった本だ。
洋楽との出会いは幕末のペリーが1853年に来航したことがきっかけだった。久里浜に上陸したとき、軍楽隊による演奏が行われたそうだ。
演奏された曲は「ヘイル・コロンビア」や「ヤンキー・ドゥードゥル」などだそうだ。日本において初めて洋楽が演奏された瞬間だ。
今ではおなじみの「ドレミ」だが、導入しようとした明治時代には賛否があった。反対派をかわすために西洋の音律は日本のものと基本的に変わらないとアメリカ帰りの文部省・音楽取調掛で仕事をしていた伊沢修二が、1884年に「音楽取調成績申報書」を文部省に提出した。
NHK朝のドラマでジャズが流れている。その中には現在も現役サックス奏者として活躍している渡辺貞夫がいる。渡辺が影響を受けたものとして、FEN(Far East Network)という進駐軍のラジオ放送を取り上げている。
僕がジャズミュージシャンを志したのは、なんといっても宇都宮の少年時代に受けたアメリカのポピュラーソングとアメリカ映画の影響がものすごく大きかったと思います。(中略)特にラジオから流れてきたFEN放送(進駐軍放送)のジャズミュージックは、その中でも一番ヒップだったしね。
ちなみに当時、よくかけられていた曲は「ビギン・ザ・ビギン」、「センチメンタル・ジャーニー」だった。特に「センチメンタル・ジャーニー」は、インストゥルメンタルばかりで珍しいボーカルだったので、日本人の間で流行したそうだ。
レビューの役割について、音楽に限らず、評論の対象が分からなくなってきているし、読めないつまらないと2人は語っている。
SNSの普及で1億総評論家になる時代なので無理もない。
これから先の音楽がどうなっていくのか気になるなあ。 -
Posted by ブクログ
好きだったあのバンド…気が付けば解散してた!
ってことってありますよね。
そんなバンドの終わりを綴ったサブカルチャーレポ
まあよくあるのが「お金」ドラッグ」「メンバーの死」「音楽性の違い」なんだけど、メンバー同士の殴り合いやら、マネージャーの暴走や画策、泥沼裁判沙汰などなど、その理由はそれぞれ。
ビートルズからSMAP、ミューズなど、気になるバンドの解散劇がよくわかります。
ちょっと笑ったのが「SPEED」。
原因に意外な男名前が…って私が知らなかっただけ?
「長年同じ釜の飯を食い、下手すりゃ親兄弟よりも多くの歳月を過ごしたバンド仲間との決別は、愛と憎しみが複雑に交錯し、ほどけない」(by 筋肉少女帯 大槻ケンヂ)
これ名言!