ヘニング・マンケルのレビュー一覧
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8作目。題名から分かる通り、IT絡みの犯罪で、スウェーデンに居ながらにして世界中に影響が及ぼされる大規模な企みに、アナログ世代のヴァランダーが技術的なことはお手上げのため若い世代や専門職に任せながらも表面的なちんぷんかんぷんな技術的なことに惑わされずに犯罪者の心理と目的と動機を読み取ろうと想像力をふ...続きを読むPosted by ブクログ
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子どもが今北欧言語に凝っていてヘニングマンケルを読みたいと言っていたので読んでみました。
30年前のスウェーデンの社会情勢は読んでいてちょっと辛くなったけど最後は結構面白かったな。シリーズ全部読んでみよう。Posted by ブクログ -
シリーズ物とは知らず、本作から読んでしまったが楽しめた。手掛かりがないところから、ジワジワと犯人に迫っていく様が面白かった。
また、最後にはスウェーデンが抱える問題についても触れてあり、その点は日本にも共通するなぁと思い、興味深かった。Posted by ブクログ -
この本に限らす、洋書は登場人物の名前がなかなか覚えられず、最初は苦労するのだが、今回は更に北欧ということで聞き慣れない名前がいっぱい…。
最初は「誰?」と登場人物のページに戻って確認してたけど、段々慣れていった。
バラバラのヒントが少しずつ、本当に少しずつ、繋がっていくのが面白く、先が気になる。Posted by ブクログ -
ヴァランダーシリーズ、本当に最後の一冊。
収録作の『手』は、オランダブックフェアの読者プレゼント用として発表された中篇。田舎に戸建ての家を欲しいと、同僚から紹介された物件を見にきたヴァランダーが庭で発見したものは、手の骨だった。一体誰なのか?はるか遠い過去に遡る捜査が開始される。
何と言っ...続きを読むPosted by ブクログ -
販売促進用に書かれた中編が載っている。100%、ヴァランダーの空気満開、息遣い迄聞こえてくる。
ユッシと共に彼はもうあちらへ行ったんだなとしみじみする。
ラストでマンケルが、ヴァランダーシリーズが英国BBC放送で制作が始まることに触れている。
マンケル亡き後、寂しくって、この放送も、それぞれ何回...続きを読むPosted by ブクログ