ヘニング・マンケルのレビュー一覧

  • 目くらましの道 上
    スウェーデンの作家「ヘニング・マンケル」の長篇ミステリ作品『目くらましの道(原題:Villospar)』を読みました。

    「ヘニング・マンケル」作品は先月読んだ『笑う男』以来です… 約1か月振りの北欧ミステリですね。

    -----story-------------
    〈上〉
    【CWAゴールドダガー賞...続きを読む
  • 目くらましの道 下
    スウェーデンの作家「ヘニング・マンケル」の長篇ミステリ作品『目くらましの道(原題:Villospar)』を読みました。

    「ヘニング・マンケル」作品は先月読んだ『笑う男』以来です… 約1か月振りの北欧ミステリですね。

    -----story-------------
    〈上〉
    【CWAゴールドダガー賞...続きを読む
  • 背後の足音 下
    スウェーデンの作家「ヘニング・マンケル」の長篇ミステリ作品『背後の足音(原題:Steget efter)』を読みました。

    『目くらましの道』に続き「ヘニング・マンケル」作品です… 読み始めると北欧ミステリは続いちゃいますね。

    -----story-------------
    〈上〉
    夏至前夜、三人...続きを読む
  • 背後の足音 上
    スウェーデンの作家「ヘニング・マンケル」の長篇ミステリ作品『背後の足音(原題:Steget efter)』を読みました。

    『目くらましの道』に続き「ヘニング・マンケル」作品です… 読み始めると北欧ミステリは続いちゃいますね。

    -----story-------------
    〈上〉
    夏至前夜、三人...続きを読む
  • 殺人者の顔
    北欧ミステリーは有名どころは読んでいる方なので
    ・グレーンス警部
    ・特捜部Q
    ・ミレニアム
    ・その他警察モノなど
    なんというか北欧作品的なヤツ、というか警察モノのあるあるが揃ってる(この作品というかもっと前の刑事マルティン・ベックが元?)

    当然ヴァランダーは離婚してるし、未練たらたら…子供は独立し...続きを読む
  • 殺人者の顔
    スウェーデンの作家「ヘニング・マンケル」の長篇ミステリ作品『殺人者の顔(原題:Mordare utan ansikte)』を読みました。
    「アンナ・ヤンソン」の『死を歌う孤島』に続き、スウェーデン作品です… 北欧ミステリが続いています。

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    ●「関口苑生...続きを読む
  • 殺人者の顔
    また、新しいシリーズに手を出してしまった

    とっ散らかった本棚だ
    一人の作家さんや、一つのシリーズを集中的に読むということが出来ない
    たまに変な決意の元にそんなことをしてみると、しばらくその作家さんに手を出さなくなったりする
    うーんやっかい(自分で言うな!)

    さて今回手を出したのは『刑事クルト・ヴ...続きを読む
  • 白い雌ライオン
    展開がヤバく文体が渋い
    二度と人に会うことはないと知っているのは幸運だ、なにかが残っているはずだから。
  • ファイアーウォール 上
    8作目。題名から分かる通り、IT絡みの犯罪で、スウェーデンに居ながらにして世界中に影響が及ぼされる大規模な企みに、アナログ世代のヴァランダーが技術的なことはお手上げのため若い世代や専門職に任せながらも表面的なちんぷんかんぷんな技術的なことに惑わされずに犯罪者の心理と目的と動機を読み取ろうと想像力をふ...続きを読む
  • 五番目の女 上
    6作目。少年だった頃は仲が良かったのに警察官になると決意して以降、理由もわからぬままずっと折り合いが悪かった父親がアルツハイマー型認知症を患っているとの診断が下りたのが前作、解説によると時間の経過が現実と揃うペースで一年に一冊刊行されていたシリーズ、長編で込み入った話なのにすごい。今回は父親の念願だ...続きを読む
  • 目くらましの道 上
    ヴァランダーのシリーズ5作目にして、CWA賞受賞作品。解説によるとシリーズの代表作といわれているともあり、いつも通り読み応え十分のドッシリとした社会派ミステリ。起きる事件は凄惨なもので、犯人の動機もやりきれないものなのですが、作家の力量もありぐいぐいと読まされます。個人的にはこの作品よりも『白い雌ラ...続きを読む
  • 笑う男
    4作目。冒頭では3作目の終盤に正当防衛とはいえ人を殺めてしまった事実に押しつぶされそうになり燃え尽きたようになって辞職することを決意しているヴァランダー。旧知の弁護士が父親の事故死に不審な点があると、療養先を探しあてて相談しに訪ねて来たのも断るほどの憔悴ぶりだったのが、療養先から戻るとその弁護士が銃...続きを読む
  • 白い雌ライオン
    長い、とにかく長い700ページ。
    だからと言ってつまらないというわけではなく、二冊同時に読み切った感じ。

    南アフリカ共和国がまさに変わろうとしているとき、北欧スウェーデンで不思議な殺人事件が起こった。

    読み手は前作同様に、ヴァランダーの執拗な行動の行方と次々に巻き起こる新たな展開、その先にあるこ...続きを読む
  • 殺人者の顔
    子どもが今北欧言語に凝っていてヘニングマンケルを読みたいと言っていたので読んでみました。

    30年前のスウェーデンの社会情勢は読んでいてちょっと辛くなったけど最後は結構面白かったな。シリーズ全部読んでみよう。
  • 背後の足音 下
    シリーズ物とは知らず、本作から読んでしまったが楽しめた。手掛かりがないところから、ジワジワと犯人に迫っていく様が面白かった。
    また、最後にはスウェーデンが抱える問題についても触れてあり、その点は日本にも共通するなぁと思い、興味深かった。
  • 背後の足音 上
    この本に限らす、洋書は登場人物の名前がなかなか覚えられず、最初は苦労するのだが、今回は更に北欧ということで聞き慣れない名前がいっぱい…。
    最初は「誰?」と登場人物のページに戻って確認してたけど、段々慣れていった。
    バラバラのヒントが少しずつ、本当に少しずつ、繋がっていくのが面白く、先が気になる。
  • 北京から来た男 下
    猟奇的な殺人と中国がどう結びつくのかを楽しんだ。
    中国という国を好き嫌いの感情抜きに書いている。

    面白かった。
  • 手/ヴァランダーの世界

     ヴァランダーシリーズ、本当に最後の一冊。
     収録作の『手』は、オランダブックフェアの読者プレゼント用として発表された中篇。田舎に戸建ての家を欲しいと、同僚から紹介された物件を見にきたヴァランダーが庭で発見したものは、手の骨だった。一体誰なのか?はるか遠い過去に遡る捜査が開始される。

     何と言っ...続きを読む
  • 手/ヴァランダーの世界
    販売促進用に書かれた中編が載っている。100%、ヴァランダーの空気満開、息遣い迄聞こえてくる。
    ユッシと共に彼はもうあちらへ行ったんだなとしみじみする。

    ラストでマンケルが、ヴァランダーシリーズが英国BBC放送で制作が始まることに触れている。

    マンケル亡き後、寂しくって、この放送も、それぞれ何回...続きを読む
  • 背後の足音 上
    犯人側の描写でも意図が分からず怖い。ちょっと超人的過ぎるので少し減点。一人でできる犯行には思えない。