ヘニング・マンケルのレビュー一覧

  • 目くらましの道 下
    犯人がすぐそばに居たり、娘に近づいているのに全く気づかないヴァランダーにハラハラ。鍵が盗まれてるっちゅうねん!以前の国際組織と渡り合ったとは思えない迂闊さ。それもこれも犯人が。。。だからだろうけど。
    ゴールドダガー賞受賞ということで、期待値が高すぎたか。最後もあっけなく(エピローグは良かったけれど)...続きを読む
  • 目くらましの道 上
    刑事ヴァランダーシリーズ第5弾。今回の事件が今までで一番残虐、かつ恐ろしい。菜の花畑の少女の焼身自殺、元政治家の殺人事件、それも頭皮が剥ぎ取られている!!こういう事件を取り扱わなければならない、時代への不安がリアルに伝わってきます。。。
  • 背後の足音 上
    糖尿病と鬱屈を抱えた中年刑事ヴァランダーが、今回は同僚と若者四人の惨殺事件を追う。
    まったく動機が読めず、ぐんぐん読ませる。素晴らしい。
  • 白い雌ライオン
    不動産屋の女性が行方不明になった事件を皮切りに、空き家が爆破され、中から黒人の指が見つかった。これらの事件がどう繋がっていくのか、南アフリカとロシア、そしてスウェーデンの関係は?刑事ヴァランダーシリーズ、3作目です。今回もとても面白く読みました。ヴァランダーが精神的に追い詰められ、最後は辛そうな感じ...続きを読む
  • ファイアーウォール 上
    ヴァランダー・シリーズ中、最高傑作!

    序盤からそんなことを感じさせる。

    このところ海外のシリーズものをよく読む。
    アメリカのものには凝りに凝ったプロットと、驚きのツイストで楽しませてくれる作品が多い。
    しかし、このヴァランダー・シリーズは事件よりもむしろ主人公の生き様に面白みをみている。

    スウ...続きを読む
  • ファイアーウォール 下
    ヴァランダーは本作で50歳くらいになったのだったか?
    その歳になって、署長や部下のあの仕打ちは確かにこたえることだと思う。
    本シリーズも残すところあと2作とのこと。
    寂しくもあるが早く読みたい。実際、スウェーデンでの出版より、日本は10数年遅れているそうなので。

    娘のリンダが警官になるという。新た...続きを読む
  • 背後の足音 下
    重く、暗く、そしてすばらしく面白い

    自分の中では
    マイクル・コナリーの『ハリー・ボッシュ』シリーズと双璧をなす
    ヘニング・マンケルの『クルト・ヴァランダー』シリーズ第7弾

    アメリカ、イギリスとは違う、スウェーデン独特の雰囲気がとてもいい
  • ファイアーウォール 下
    なかなかおもしろかったが、前作といい、だんだん仲間がいなくなるのがさみしい。ヴァランダーシリーズはこれでしばらくないようなので残念。
  • 背後の足音 上
    ヴァランダー警部シリーズ7作目。今回は初めからなかなかおもしろく読めた。脇役の一人がいなくなったのは残念。
  • 背後の足音 下
    ヴァランダー警部シリーズ7作目。今回は初めからなかなかおもしろく読めた。脇役の一人がいなくなったのは残念。
  • ファイアーウォール 下
    クルト・ヴァランダーのシリーズ第8弾、後半。

    タクシー運転手から金を奪った少女が脱走した事件。
    別件に関連があるとわかり、しかもヴァランダーは苦手なコンピュータが重要な糸口を握っている。
    ヴァランダーは、ハッカーとして釈放されたばかりの少年ローベルト・モディーンを頼ることに。

    一方、孤独な生活が...続きを読む
  • ファイアーウォール 上
    スウェーデンの警察もの。
    刑事クルト・ヴァランダーのシリーズ第8弾。

    仕事は有能だが、数年前に離婚し、世話がかかった父をなくし、恋人バイバには去られ、糖尿病を抱える50男ヴァランダー。
    かっての親友ステンも、牧場を売って遠くへ行こうとしている。
    娘のリンダとはうまく行っているが、遠くに住んでいて忙...続きを読む
  • 笑う男
    シリーズものと知らずに読んでしまった。
    頭の中ですごく映像化しやすくて、
    時節柄ヴァランダーは007のダニエル・クレイグを
    思い浮かべながら読んだ。
    そういえばハリウッド超大作!って最近少ないような
    気がするけど、スパイものとかで正当防衛のために
    相手を殺すシーンってやたらたくさん出て来てた記憶があ...続きを読む
  • ファイアーウォール 下
    うーん。
    これが15年近く前に書かれたものだとは到底思えない。リアルタイムでも十分通用する話だ。
    新しい形の捜査についていけないヴァランダーの捻くれ具合に笑ってしまう。
    そして今まで信じて共に真相究明に突き進んできた同僚の裏切り。上司への不信。
    長いシリーズならではの読みどころ満載。
    ずっと読んでき...続きを読む
  • ファイアーウォール 上
    未成年の二人の少女がタクシーの運転手を襲った強盗致死事件。
    尋問の最中に一人の少女が警察署から逃げ出し、変電所で感電死体で見つかる。
    一方、単なる病死と思われた男性の死体がモルグから盗まれてしまう。
    二つの事件は関連しているのか?

    ヴァランダーの周りもスウェーデンも混沌を深めております。
    間違いの...続きを読む
  • ファイアーウォール 下
    タクシー運転手殺害の容疑者の少女が警察署から脱走し、変電所で死体となって発見される。病死と思われたITコンサルタントの死体が安置所から盗まれ、代わりに少女の事件と関連のあるものが置かれていた。
    ハッカー少年の手を借りながら、捜査を進めるヴァランダーたちだったが、目の前には大きな陥穽があった。

    14...続きを読む
  • 目くらましの道 上
    ヴァランダーシリーズ5作目。4作目ぐらいからだんだん面白くなってきた。少女と事件の関係は?下巻が気になる。
  • 笑う男
    ヴァランダーシリーズ4作目。1作目の印象はいまいちだったが、だんだん面白くなってきた。脇を固める人たちもなかなか。次作がゴールドダガー賞受賞作。楽しみ。
  • ファイアーウォール 上
    スウェーデンの警察小説の代表、ヘニング・マンケルが描くクルト・ヴァランダー・シリーズ第8作。
    街のATMの前で、突然死した男。一方で19歳と14歳の少女がタクシー運転手を殺害。不可解な事件を追うイースタ警察署の刑事たち。

    この作品は去年、映像化されたものを見ました。「混沌の引き金」という邦題だった...続きを読む
  • 笑う男
    スウェーデンのミステリ。
    クルト・ヴァランダー警部のシリーズ4作目。
    「殺人者の顔」「リガの犬たち」「白い雌ライオン」に続く真ん中へんですが、順番めちゃくちゃに読んだので、これが最後になりました。
    (…あ、もう新作出てます!)

    前作で正当防衛ながら人を殺したことにショックを受け、1年も休職していた...続きを読む