ヘニング・マンケルのレビュー一覧

  • 北京から来た男 上

    購入済み

    久方にに面白い本に当たった。

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    2017年12月08日
  • 流砂

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    ネタバレ

    ヴァランダ-シリ-ズ作者のヘニング・マンケルのエッセイ。
    というか、死と生に正面から向き合ったひとりの男の世界に向けて、人間みんなに向けての大いなる遺言。
    もう、ヘニング・マンケル氏はこの世にはいないけれど残された本、この言葉には魂を揺さぶせられる。ありがとうと伝えたい。
    人類学、地球学、歴史学すっかりひっくるめても彼ほど直接 心に訴えてくれた人はかつていなかった。もう翻訳された本はすべて読んでしまったけれど、また、この本を手にすることでしょう。
    人類が滅亡したあとに残される物は無人探査機ボイジャーと放射性廃棄物の二つという章には鳥肌がたった。その他にも巻頭で紹介してくれた写真や絵画、若い頃の

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    2017年08月03日
  • 殺人者の顔

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    無骨で飾らない文章だが だからこそストレートに 心に響く

    犯人設定より たどり着くまでの描写が
    味がある

    じっくり読みたい方 オススメ
    というか ヘニングマンケル めちゃファンです!

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    2017年01月02日
  • 北京から来た男 上

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    ヘニング・マンケルは<刑事ヴァランダー>のシリーズでよく知られる作家だが、単発の作品も多い。この邦題を英訳から引っ張って来たという『北京から来た男』もそうした単発の大作である。<刑事ヴァランダー>でも、主人公の勤務する地方都市で発生した事件に、思いも掛けない国際的な拡がりが視られたり、関係者の永年の怨恨が絡まる等、時間や空間を超えた展開を解き明かして行く物語が多いのだが…本作も、小さな村での事件が国中を驚かせ、そしてそこに時間や空間を超えた拡がりや想いが絡まるという「この作家の作品らしい」感じの物語だった…大変に興味深く読み進んだ…

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    2016年09月15日
  • 北京から来た男 下

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    時間や空間を自在に往来し、それぞれの世界が“映画”のように描写されながら展開する物語…「意外な展開」が繰り返され、どういうようになるのか予想も付き悪いままに頁を繰る手が停められなくなってしまう…

    広くお薦めしたい作品だ!!

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    2016年09月15日
  • 北京から来た男 上

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    最後まで気が抜けない物語だった・・。初北欧ミステリ? 最近ブームらしいけど。私的にはかなりグイグイ来て読めました。北欧ミステリの醍醐味社会批判がこういう風に織り込まれて小説になるのかと今回初だったので私には新しかった。社会背景なんかも気になったりするので、この小説きっかけに歴史の勉強もしたくなる。

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    2016年09月06日
  • ファイアーウォール 下

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    ヴァランダー・シリーズの邦訳8作目の下巻。上巻と比べてテンポは速くなり、一気に事件の真相へと突き進むストーリーには迫力を感じる。また、これが1998年の作品というから驚く。まるで現在のネット社会の到来を予想していたかのようなテーマをベースにスケールの大きなミステリーが描かれる。

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    2016年08月28日
  • ファイアーウォール 上

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    ヴァランダー・シリーズの邦訳8作目。創元推理文庫というとマニアックなイメージが強く、自分には敷居が高く、手を出しにくかったのだが、そのイメージを打ち破ったのがヴァランダー・シリーズであった。以前からこのシリーズはスウェーデン版のハリー・ボッシュ・シリーズではないかと思っている。ミステリーと併せてヴァランダーが孤軍奮闘するハードボイルドな香りがハリー・ボッシュ・シリーズに似ている。

    最初は『ファイアウォール』というタイトルが昔気質のヴァランダーと結び付かず、面食らった。また、この上巻の前半で描かれる事件も大して大きな事件とも思えず、ヴァランダーが過去の亡霊と向き合うスローな展開が続き、警察組織

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    2016年08月28日
  • 霜の降りる前に 下

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    ヴランダー父娘の事件解決へ向けての揺るぎない姿勢がそのまま、亡きヘニングマンケルの一本筋の通った生き方が投影されていたのかと今は切なく思われる。どんなにもっと生き続けていたかったか…解説をみるとエッセイ、これから続くストーリーあるようなので期待。
    今回嬉しかったのは、スピンオフ作品数の『タンゴステップ』で脇を固めていた彼らがいたということ。もう一度本を開いてみたくなった。

    このシリーズの楽しみは表紙の美しさにもあったけれど、読み終えた今となってはステンドグラスの教会が別の意味として目に付いてしまった。

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    2016年04月28日
  • 霜の降りる前に 上

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    ネタバレ

    ヴァランダーシリーズ。
    ずっと大事に読み続けてきているシリーズなので、
    著者の逝去にショックが大きすぎもったいなくて読めずにいたけれど。
    娘、リンダが主人公。あ~あの娘ね、じゃ、これはシリーズ外のスピンオフなのか、と思ったらドンピシャシリーズ内、しかもリンダも警察官になるのだと・・・

    相変わらず凄惨な殺人事件の幕開けで・・・
    続きが気になるけれど読んでしまったら終わってしまうので
    もったいなくてじっくり読んでる。

    創元社さん、訳者先生、本国ではシリーズ完結してるとのこと、どうぞこちらでも慣行していただきたい!

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    2016年04月25日
  • 霜の降りる前に 下

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    「連絡が付かない友人はどうした?」ということで調べ始めたリンダだったが、警察署での勤務を始める以前の段階で、展開していた怪異な事件の捜査に加わるような型となってしまった。
    どんどん色々な展開が在る中、リンダは身体を張るような按配で事件に向き合って行くことになる。どのような展開になるのか?是非、本書を!!

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    2016年02月07日
  • 霜の降りる前に 上

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    本作『霜の降りる前に』であるが、これは厳密には「クルト・ヴァランダーが主人公のシリーズ」とは言い難いかもしれない。本作の主人公はリンダ・ヴァランダー…クルト・ヴァランダーの娘である…リンダ・ヴァランダーは、父クルトと離婚してしまったその元妻モナとの間の娘なのだ…
    非常に面白い作品だ!!

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    2016年02月07日
  • 殺人者の顔

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    じっくり、ゆっくり読むと、より味わい深くなる物語かな。
    確かに本筋の事件解決についてはあっさりでしたが、それ以外の話がいろいろあり、また移民問題についても今後の日本の未来に直面する問題なのかなと、勉強になりました。
    次のシリーズも読んでみようと思います。

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    2015年11月08日
  • ファイアーウォール 下

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    ネタバレ

    「ファイヤーウォールがあるのはコンピューターの世界だけではなさそうだ。自分の中にもある。自分でもどうやって突き抜けたらいいかわからない防火壁が。」

    物語も後半、ほとんど過ぎていくのに解決策の見えないまま時間だけが過ぎてゆくばかり。大変恐ろしいIT世界。これはフィクションの中だけではないように思われました。世界は今、これからどうなってゆくのか。

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    2015年02月09日
  • ファイアーウォール 上

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    ネタバレ

    クルト・ヴァランダーシリーズ。
    またしても理解できないプロローグからのスタート。
    次々に起こる事件、そしてつながってゆく細い糸。
    タクシー運転手の刺殺事件と大停電の接点なんてだれがかんがえられるのか・・・
    ヴランダーの情けない私生活と冴えわたる操作能力とでまたゆるぎない進行。

    なのに、読んでる最中気がついた。
    このシリーズ、翻訳されている分はこれで一応おしまいになってしまう。もちろん本国では続きあるのでしょう!
    もったいなくて下巻はやけにゆっくり読んでいる。

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    2015年02月08日
  • 背後の足音 下

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    随分とスローペースで読んだが、高価な文庫なのでそれもよしとしよう。

    ヘニングマンケルを初めて読んだ。
    話に吸い込まれヴァランダーの愛すべきキャラにも惹かれてしまった。

    これからゆっくり時間をかけてヴァランダーシリーズを読めると思ったら実に幸せ。

    ミステリーなので幸せな話では無いけれども(笑)。

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    2015年02月06日
  • 背後の足音 下

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    今回またヴァランダーの鋭い冴えとアクション、反面情けない中年男のへこみ具合を味わえました。とは言え現代社会の闇の深さはなにもスエーデンに限った事ではなく、また犯罪の多様性や訳のわからなさのようなモノも奥深いのだと気づかされました。

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    2015年01月31日
  • 背後の足音 上

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    ネタバレ

    プロローグにはいつもヴァランダーとは遠いところで起こっている何事かが描かれる。今回もまた。
    本編に入るといつもの署の面々がそれぞれの個性をプンプンさせながら事件に絡んでゆくのだけれど…おや、今回はちょっと違うぞ!
    ヴァランダーの相変わらずの「ん~情けないおやじ・・・」なところはちょっと安心、というか苦笑い。
    それでも冴えてるところも相変わらず。どう後半に続くのか!

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    2015年01月30日
  • 五番目の女 下

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    ネタバレ

    ヴァランダーーシリーズ第6作目。
    ヴァランダーという男の強さ、鋭さは言わずもがな、
    弱さや脆さまですっかり知り尽くした感じ。
    っていうか、情けない男だな~と思うこともしばしば。
    だけどその目が離せなくて渋くて魅力的な人間臭いところがたまらない。

    離れがたい・・・

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    2014年12月03日
  • 五番目の女 上

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    ヴァランダーシリーズの6冊目。
    残酷な串刺し殺人事件と監禁の末、衰弱した後の殺人事件。この二つの事件のわずかな共通点から同一犯との推測を固めるヴァランダー。個々として謎がつながらなくなってゆく。
    これまで確執を深めていた父親の突然の死を迎えながらも事件解決のため文字通り東奔西走。
    娘リンダとの心が通じ合いそうなシーンで「上」のエンド。スエーデンという国の持つ寂しさ、厳しさに気づかされる。
    風景はあんなにも凛として美しいのに。
    「下」は明日にならなくては届かない。一緒に買えなかったのが残念でしょうがない。

    最後の行
    『これからどうやって生きていったらいいんだ?』

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    2014年11月29日