渡海奈穂のレビュー一覧
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ネタバレ可愛いものが大好きな垣内は、愛猫のドナと過ごす時間が一番の幸せ。そして、なるべくならばいさかいは避けて生きていきたいタイプ。
そんな垣内の平和をかき乱すのが、同僚の二本木。
彼は歯に衣着せぬ物言いで、空気を読まず、ずばずば“本当のこと”を言ってしまう。
垣内は、二本木のことは認めつつも、もう少し物の言い方だけは考えてほしい、と何度も苦言を呈していた。
そんなある日、二本木が猫好きなのにまったく猫に好かれないことに悩んでるのを知り……
という話でした。
自分を強く持っていて、周囲の空気を読まないんだと思っていた人が、実は小学生並みの情緒の発達しかしてなくて、垣内はだんだんそんな二本木のことがかわいく見えてくるんですよね……
わがまま攻め、なのかな……?
二本木は自分の要求を通すのもストレートですけど、愛情表現もストレートです。
これってちょっと描き方を間違えると、ただの嫌な奴なんですけど、その辺りはさすがの作者さんで、厭味なく書ききってくださっていて、好感度は高い。
そして、二度目に読んだ時に思ったんですが、二本木につられて周りがどんどん変わっていく姿が、きちんとご都合主義ではなく、リアリティある形で書かれている話でした。
どちらかというと、少し時間をおいて二度目を呼んだ方が、味わい深くなっていい本だなあと思いました。 -
購入済み
最後まで楽しめました
ファンタジー世界最高でした。気になるのは、ずっと遠藤は、とか遠藤が、と主人公なのに名字呼びが気になって気になって(私だけ?)
あちらの世界に行ってバスティアン王子と会ったばかりのころの遠藤の心の声が、
モフモフフェチの異常者そのものだけれどとても幸せそうで、クスッと笑いながら読みました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ義兄の万貴に憧れている洸は、少しでも近づきたいと、彼の通った高校に通い、彼と同じテニス部に入っていた。
けれど、万貴と同じ結果は出せずに努力を続ける日々。
そんな中、万貴は親友を家に呼んで仲良さそうにしていて、洸はあまりよくない感情を抱いていた……
という話だったんですけど。
いや、この話、何がすごかったって。
万貴が一皮向いたら、大分ヤバイやつで、人をコントロールして、弟と彼女を別れさせちゃったり、逆にテニス部を優勝まで導いちゃったりしてるんですけど!
王道ならここで、性格悪いけど、弟君には甘いのよね! っていうのが普通だと思うんですが……
そうはならなかった。
お兄様は容赦なく、弟君にもその捻じ曲がった性格を突きつけて、いきなりちょっとSっ気の入ったスキンシップをお見舞いしたりして。
その時点で大分「おおおおおお」ってなったんですが!
そこで、終わらなかった。
ぐずぐずになっちゃった弟君に対して、まさかの「良心」ってワードが発動して、最後まで手を出さないお兄ちゃん。
けれど、自分の気持ちを自覚した弟が押せ押せで、結局、ハッピーエンドで、主導権も弟君が握ったのか、と思いきや。
ここに来て、兄のドS再び。
もう、どっちが化かされているのか、騙されているのか、よくわからなくなる感じで。
素直に甘くならないのが、めちゃくちゃいいです。
もう、このお兄ちゃんが再逆転の後、どうなっちゃうの!? 続きほしい!!
って、心の中で絶叫していたんですが、どうやら続きがあったようです(真顔
是非とも読みたい! となったので、一筋縄ではいかない兄弟ものが読みたい方にはオススメします。
でも、こんだけ捻じ曲がってるのに、根底はラブなんだって疑わせないのが、この作者様のすごいところだと思っています。 -
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ネタバレ▼あらすじ
人に寄生して体を乗っ取る謎の生命体が出現!! しかも、言語を発するらしい!?
捕獲を試みる市役所職員・幟屋が協力を依頼したのは、引きこもりの青年・宮澤。
動植物の言葉がわかる能力を持つ男だ。こんなに煩いのに、なぜ皆にはこの声が聞こえないの…?
虚言癖を疑われて人間不信に陥っていた彼は、13年間一歩も外に出たことがない。怯える宮澤を、幟屋は必死に口説くけれど!?
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渡海奈穂先生の作品を読むのはこれで三冊目です。
渡海先生の作品はストーリーに説得力があり、以前に読んだ作品も最後まで楽しく読めたので今回も期待して読んだのですが、今回は攻めがちょっとイメージと違ったかな…?
表紙の雰囲気からしててっきりスパダリ系だと思ったのですが、蓋を開けてみれば思いのほか体育会系で、それ自体は悪くはないのですが表紙や挿絵の高貴なイメージと結びつかず、そこが少し引っ掛かりました。(細かいところですが…^^;)
でも、ストーリーの方は流石渡海先生といったところで、やはり文章力が高いなと。
最初はBLらしからぬ雰囲気で、まるで一般のSF小説を読んでいるような気分で大変ワクワクしました。
出所不明、人に寄生して体を乗っ取り、言語を発する謎の生命体と聞くとまるで寄●獣のようですが、実際はウイルスみたいな感じで、それ自体が言語を発する訳ではありません。
あるのは“寂しい”という感情のみで、作中ではその生命体の事を“ハイノリ”と呼んで扱われます。ハイノリに感染するとその人間は全身の細胞を書き換えられて遠からず死亡してしまうので、何とか被害拡大を抑え、ハイノリに対する策を講じるべく攻めが特殊能力を持った受けと接触するのですが…。
この攻め、最初こそ面倒みが良くて熱血漢というイメージでしたが、徐々に「もしかして意外と冷たい人なのかな…?」という印象へと変わっていきます。
受けの事を大切に思ってそうで、実はそれほどでもないんじゃ…と。
実際、本当にそうだったのですが、それにも理由があって、攻めも攻めで孤独な人間だったんだな、と。
でも、やっぱりあんまり好感は持てなかったかなぁ…。何でかって言われると、上手く説明出来ないんですが…。
自分から受けに近付いておきながら、いざ相手が自分に好意を持ち始めたら距離を置こうとする攻めの身勝手過ぎる行動にイラッとしたからかもしれません。
何となく好きになれない、そんな感じです。
因みに受けは結構好きなタイプでした。
最初こそ毛を逆立てた猫のようで、なかなか扱いが難しそうな受けでしたが、つっけんどんな態度ながらも徐々に攻めに気を許し始める様子が丁寧に描かれており、攻めの役に立たなかったと病室で泣きじゃくるシーンは攻めだけでなく私までほだされました(笑)
受けがハイノリに感染する展開は予想していなかったので一時はどうなるかとヒヤヒヤしましたが、幸運にも免疫を持っていたおかげそこまで大ごとにならず一安心。
でも、残念ながら完全な問題解決にはならず、少々がっかりしてしまいました。
最終的に受けの免疫で治療薬も作られ結果的に他のハイノリ患者も助かりはしたのですが、治療薬って言ってもハイノリの増殖を抑えるだけで結局完治には至らず終いで、そうなるといつ受けの容態が急変するかも分からないので、ちょっと不安だなぁ…と。
そうじゃなくても攻めは過去に大切な家族を相次いで亡くしてますし、これでもしまた受けを亡くしたら今度こそ壊れてしまうのでは…と、余計な事ですが二人の将来について色々考えてしまって、素直に喜べないラストでした;^_^A
そもそも例え僅かでも問題を残したまま終わるお話が個人的にあまり好きじゃないので、今回の終わり方はあまり納得出来るものではなかったかな、というのが正直な感想です。
でもまぁ、ストーリー自体は他のBL作品にはない変わった設定で楽しかったので、満足度は比較的高めです。
エロはラストに一回のみ、ラブ度もやや低めの作品なので少々物足りなく感じる方もいるかもしれませんが、文章力が高く、心理描写もしっかりしていてるのでストーリー重視派の方ならまず楽しめると思います(^^) -
Posted by ブクログ
犬猿の仲だった二人が、親の再婚で義兄弟になり、だんだんとお互いに無くてはならない存在になってゆく、とってもピュアなお話でした。
その過程がとても丁寧に描かれています。
無自覚に触れあう感じは高3にしては幼すぎる気もしますが、新鮮でした。
まだまだ二人の恋は始まったばかりなので続きが読みたい!
自由な伊佐と、常識からはずれるのが怖い陵なので、この先たくさんの困難がありそう。
大学生×美容学生編、エリートサラリーマン×美容師編も是非読んでみたいです(笑)
なんか二人はすれ違いで一旦別れて、お互いに彼女ができて、、、みたいな時期もありそう。
なんだかまだまだ序章な気がする1冊でした。