渡海奈穂のレビュー一覧

  • 性悪狐は夜に啼く

    Posted by ブクログ

    化け狐の秋野を助けた北斗。その北斗の動じない、マイペースな感じが面白い。おおらかすぎて理解しているのか不安になるところもあるけれど、自分が信じることを迷わずに進めていく感じが頼りになる気もする。思うがままに行動しようとする秋野がペースを崩される感じもちょっと楽しい。イライラしていても、北斗と一緒にいるときは楽しそうにも見えるから。これからも北斗が秋野を可愛がり続けるのが想像できて、幸せな気持ちになれた。

    0
    2020年04月11日
  • 空はちゃんと晴れてる

    Posted by ブクログ

    周りに煙たがれると分かりつつも正論を言ってしまう国上と、本当の自分を見せられず誤解されている青空。全く違うタイプに見える2人だけど、不器用なところは似ているかも。そんな2人がお互いに影響しあって、変わっていくのが楽しかった。青空の自己否定は根深そうだけど、国上の「正しさ」に引っ張られて変わっていくといいな。と思う。今後の2人のほんわかした生活を見たくなる話だった。

    1
    2020年02月27日
  • 学生寮で、後輩と

    Posted by ブクログ

    成績優秀だけど人付き合いが苦手な春菜と勉強が苦手だけど人気者の城野。一緒にいるのが不思議なほどタイプの違う2人だけと、違うからこそ惹かれたというのもあるのかも。城野が好きだけど不器用すぎて自分の想いを伝えられない春菜がモヤモヤしているところが、可愛くて応援したくなる。問題を発生させたり(?)解決したりする山口も、出てくると楽しくなった。

    0
    2020年01月07日
  • 可愛い弟のつくりかた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     義兄の万貴に憧れている洸は、少しでも近づきたいと、彼の通った高校に通い、彼と同じテニス部に入っていた。
     けれど、万貴と同じ結果は出せずに努力を続ける日々。

     そんな中、万貴は親友を家に呼んで仲良さそうにしていて、洸はあまりよくない感情を抱いていた……

     という話だったんですけど。

     いや、この話、何がすごかったって。
     万貴が一皮向いたら、大分ヤバイやつで、人をコントロールして、弟と彼女を別れさせちゃったり、逆にテニス部を優勝まで導いちゃったりしてるんですけど!

     王道ならここで、性格悪いけど、弟君には甘いのよね! っていうのが普通だと思うんですが……

     そうはならなかった。
     

    0
    2019年11月12日
  • 僕の中の声を殺して

    Posted by ブクログ

    他の人とは違う。周りの人、家族にさえそれを信じてもらえない。動植物の言葉か分かる央はそんな状況で生活してきた。これでは引きこもりになるのも、人間不信になるのも仕方がない気がする。強引な幟屋とは最初、ちぐはぐだったけれど、どんどんお互いのことを気にするようになっていくのがわかり、楽しい。央のことを理解しようとしてくれる人が現れて、良かったなぁ。と素直に思った。

    0
    2019年08月18日
  • さよなら恋にならない日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    リーマン受けが行きつけのカフェでバイトしている攻め。ある日泥酔している攻めを拾い、そこから攻めを居候させてあげることになった。攻めは初恋の叔父を探しているという大学生。敬語で遠慮がちだった攻めがなりゆき?でエッチしてからスパダリ感だしてきてなんこれあまあまだよ…。
    受けの中で友人ポジションのはずの湯原氏が思考のあちこちに出てきて違和感なんだけど、やっと終盤で本人登場ですごい起爆剤だった(笑)
    年下攻めスキーなので二割ましで面白かった。

    0
    2019年08月07日
  • 狼は闇夜に潜む

    Posted by ブクログ

    ジュブナイル系BL。こういうの渡海さん、上手いな~。
    不思議設定に説得力を持たせて、かつちゃんとBがLしてる。
    お話の続きを見たいような気もしますが、一冊でまとまっているのでこのままでもいいかも。

    1
    2019年07月21日
  • 空はちゃんと晴れてる

    Posted by ブクログ

    渡海さんの書く現代もので、且つ攻が社会人なお話は大変よろしいと思う。なぜなら、性格に難があったりしていても、ちゃんと自分で軌道修正しようとする誠実さが見えるから。
    この話も多聞に漏れず、受への認識を改めて少しずつ好意を寄せていく姿が良かったなー。対する受もただのぽややんじゃないところに、渡海さんらしいひねりが効いていて、応援したくなる子だった。
    地味だったけどまっとうに恋が進んでいくお話。自分は好き。

    1
    2019年02月09日
  • 空はちゃんと晴れてる

    Posted by ブクログ

    初めに思っていたのとは全然違った青空(そら)のことが気にかかり、
    もっと本来の青空として存在して欲しいと陰ながら思い始める国上。
    目立つ容姿から誤解を受けやすく、トラブルに巻き込まれてきたために
    自己評価が低く自分の気持ちを表に出せなくなっていた青空が、
    国上の愛情を受けて

    0
    2019年01月20日
  • 僕の中の声を殺して

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ▼あらすじ
    人に寄生して体を乗っ取る謎の生命体が出現!! しかも、言語を発するらしい!?
    捕獲を試みる市役所職員・幟屋が協力を依頼したのは、引きこもりの青年・宮澤。
    動植物の言葉がわかる能力を持つ男だ。こんなに煩いのに、なぜ皆にはこの声が聞こえないの…?
    虚言癖を疑われて人間不信に陥っていた彼は、13年間一歩も外に出たことがない。怯える宮澤を、幟屋は必死に口説くけれど!?

    ***

    渡海奈穂先生の作品を読むのはこれで三冊目です。
    渡海先生の作品はストーリーに説得力があり、以前に読んだ作品も最後まで楽しく読めたので今回も期待して読んだのですが、今回は攻めがちょっとイメージと違ったかな…?
    表紙

    0
    2020年04月06日
  • あなたの嫁にしてください!【特典SS付き】

    Posted by ブクログ

    受の家族がひどい、というレビューをあちこちで拝見したが確かに母・兄妹の態度は、愛情はあるものの受に対してひどかった。でも家族ってそういう(一方的な押し付けをされても否定できない)ものだよね…と妙なリアルさを感じたのも確か。個人的には受が攻に愛されることによって、物理的にも家族から解放されあれでも愛されていたんだと思うことができるのであれば、それもまあいいかと。
    それはさておき、家族のことがなくてもよいラブ度でした。

    0
    2017年12月05日
  • 兄弟とは名ばかりの

    Posted by ブクログ

    犬猿の仲だった二人が、親の再婚で義兄弟になり、だんだんとお互いに無くてはならない存在になってゆく、とってもピュアなお話でした。
    その過程がとても丁寧に描かれています。
    無自覚に触れあう感じは高3にしては幼すぎる気もしますが、新鮮でした。
    まだまだ二人の恋は始まったばかりなので続きが読みたい!
    自由な伊佐と、常識からはずれるのが怖い陵なので、この先たくさんの困難がありそう。
    大学生×美容学生編、エリートサラリーマン×美容師編も是非読んでみたいです(笑)
    なんか二人はすれ違いで一旦別れて、お互いに彼女ができて、、、みたいな時期もありそう。
    なんだかまだまだ序章な気がする1冊でした。

    0
    2017年11月21日
  • かわいくしててね

    Posted by ブクログ

    猫と可愛いものが大好きな受が、子供のような言動の攻に振り回されていくうちに、可愛らしさを感じて好きになっていくお話。渡海さんのリーマンもの、嘘がなくて好きです。仕事をやっていく中で上手くいかないところも、人間関係で悩んだりもあってちゃんとリアル。なので攻の性格も、完璧ではなくとても人間的。絶対的なスパダリではないので、好みは分かれますが、普通の人たちが恋愛してる感にときめくので個人的にはあり。猫のドナも可愛く、良いお話でした。

    0
    2017年10月07日
  • あなたの嫁にしてください!【特典SS付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みながら一緒になって少しつらくなったけど、ラストみんないいひとでホッコリ(*´▽`*)
    でも、弟と双子ちゃんはもちょっとわかりやすく態度にだしてくれても!って思ったけど、お母さんが止めたのかな?
    一緒に暮らせばいいのに、は読んでて思ったけどあえての一人暮らしの理由になっとく。ちゃんと成長できる大人だね!続きが読みたいです(*´ー`*)

    0
    2017年05月14日
  • さよなら恋にならない日

    Posted by ブクログ

    いつも一緒だった華のある幼馴染みとは、お互いに意地を張り合ってたのね……。主人公の雪谷はともかく、終盤まで姿を見せなかった湯原は、雪谷のことを何かしら思っていたんだろうなぁとは思ってましたよ(微笑)。慎の叔父の魅力がイマイチわからなかったけど、収まるところに収まった、という感じ。雪谷の「求められたい」という密かな欲求が慎との関係にしっかりとつながっているのが、読んでいてスッキリ。

    0
    2017年02月16日
  • 可愛い兄のしつけかた

    Posted by ブクログ

    兄のツンからのデレがすごい。
    実の兄弟モノ
    最初、お兄ちゃんの雪成さんの気持ちが全く書かれてなくて、読み進めればあえて書いてらっしゃらなかったんだな、と分かるのですが、すこし辛かった。途中から怒涛のごとく2人の気持ちが見えてきて、2人とも可愛くて仕方なくなりました。本当に可愛いよ!結局、お母さんの真実は分からないままだったのですが、それはそれでいいのだろうな、と思います。結果がどちらでも雪成さんも博哉くんもお互い一緒にいることを選んだだろうな、と思うので。お勉強ガンバレ、博哉くん!( ͡° ͜ʖ ͡°)
    そしてあとがきの「血縁物が好きすぎてどうしようもない」の一文に笑いました。

    1
    2016年12月19日
  • インターバル・ゼロ

    Posted by ブクログ

    主人公が不憫すぎて泣けてくる。陸上部の監督である父親の都合で、下宿させてる部員たちの世話をするなんて…。また攻めの子もなに考えてるのかさっぱりで。後半でやっと彼の気持ちも見えてきたら可愛いとこあるじゃん…とは思えてきたけど、前半の態度にイライラしたわ。あと父親にもね。「純潔ドロップ」という作品とリンクしてるらしいのでそちらも読んでみようと思う

    0
    2016年09月30日
  • 俺のこと好きなくせに

    Posted by ブクログ

    都会に行ってチャラくなった攻と、幼馴染の無感動系受のカプの話。あんなに優しくて自分の面倒を見てくれた優等生の攻が、今や二股や合コン三昧。ショックを受けた受は攻を更生させようとあれこれ画策するも―。
    そうやっていく内に、だんだんと攻への想いを自覚する受。当の攻もどうやら受のことを想っているらしい様子が、台詞や態度で丸わかりで楽しかったです。受視点を貫いていたので「志村ーうしろー!」って言いたくなるような焦れったさ満載。
    ただ、この話で一冊にしてしまうには長すぎたかな。いつものディアブラのように短めにまとめて、次の話で後日談を書いた方がメリハリもあって良かったような。
    Hも最後に無理やり詰め込みま

    0
    2016年03月19日
  • 神さまと一緒

    Posted by ブクログ

    想像とちょっと違ったけど
    全体的にとってもかわいい話!
    そしてまた、
    窪スミコ先生のイラストがとにかくかわいい。
    全体的にぜんぶのひとが善人に見える。

    攻お姉さんが媚薬を渡してくれるとか
    いかにもご都合主義なんだけども。

    0
    2016年03月13日
  • 彼の部屋【SS付き電子限定版】

    Posted by ブクログ

    面白かった。引っ越した先のアパートで怪現象が起こり、仕事先のビルで出会った霊能力のある攻に頼る受。受はノーマルだが、ゲイだという攻に臆しながらも少しずつ惹かれていって…というお話。攻→受といういつもの構図に加え、攻が空気を読みながらも距離を近づけていくのが超楽しかったです。
    そう、本編は萌えもあってとても楽しかった。ただ本編後の話が、イチャラブよりも攻の抱えるオカルト要素により焦点をあてていて、ちょっと違うなって思ってしまいました。もしかして続編を視野に入れた展開?
    どちらかというとそっちより、単純に受と攻がイチャイチャするところがみたかったなー。本編は本当に良かったので、萌えに特化できなかっ

    1
    2015年11月14日