あらすじ
チャラいカフェ店員の青空に反感を抱いていた国上。でも、見かける度に彼は笑顔で人助けをしている。ニコニコあっけらかんと「無職で穀潰しだから」と口にする青空に、心配になった国上はついつい説教してしまう。それからすっかり懐かれて話をすれば、外見とは裏腹に純粋で不器用、まるで迷子の子供のようだった。人のことばかり優先して、自分に自信がない彼を放っておけず…。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
周りに煙たがれると分かりつつも正論を言ってしまう国上と、本当の自分を見せられず誤解されている青空。全く違うタイプに見える2人だけど、不器用なところは似ているかも。そんな2人がお互いに影響しあって、変わっていくのが楽しかった。青空の自己否定は根深そうだけど、国上の「正しさ」に引っ張られて変わっていくといいな。と思う。今後の2人のほんわかした生活を見たくなる話だった。
Posted by ブクログ
渡海さんの書く現代もので、且つ攻が社会人なお話は大変よろしいと思う。なぜなら、性格に難があったりしていても、ちゃんと自分で軌道修正しようとする誠実さが見えるから。
この話も多聞に漏れず、受への認識を改めて少しずつ好意を寄せていく姿が良かったなー。対する受もただのぽややんじゃないところに、渡海さんらしいひねりが効いていて、応援したくなる子だった。
地味だったけどまっとうに恋が進んでいくお話。自分は好き。