深沢仁のレビュー一覧

  • ふたりの窓の外

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    衝撃的な出会いとは逆にその後の2人の関係性やお出かけは静かで凪いでいた印象。ほんと絵画のように四季も巡って素敵だった。最後、女性の方が急速に関係を進める?やめる?感じでしたが。

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    2025年12月21日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    不器用ながらも自分を見失わずに生きる大人たち。
    家族、友人、恋人、同僚、名前のない関係性。
    背景が異なるそれぞれの短編に、間違いなく愛があった。
    切なさも苦しさもあるけれど、それでも人は誰かと生きていく。愛おしい人生の物語。
    誰かの幸せが自分の幸せであると感じられることは、これ以上にない愛だと感じた。

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    2025年11月30日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    爽やかな夏の物語を想像して読むと、いい意味で裏切られる。
    『昆虫標本』は雰囲気に惹き込まれる。美形な兄妹がずっと不気味なのにその理由が明かされないところ。この兄妹歳を取らないといいな…
    この本の作品はどれも核心は語られない。そのじめじめした湿気のような後味に夏っぽさを感じた。

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    2025年11月16日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    「高校生達の夏の物語」と聞いて、勝手に甘酸っぱいものを想像してしまったけれど…。なんのなんの。ガツッとくる短編集でした。
    忘れる…忘れられるかなぁ?少し濃度は変わってもずっと残る気がする。
    今改めて思うけど、大人になってから考えるあの頃よりも、実際のあの頃の方がもっとずっと濃厚だったんだろうな。

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    2025年10月08日
  • ふたりの窓の外

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    「次は秋だね__」
    恋人でも友達でもない関係の2人が交わす不思議な約束。出会いの春から夏秋冬と季節が変わる度に変化するお互いの気持ち。
    距離の縮め方が割れそうなガラスを扱うみたいに慎重で、繊細だった。美しい大人の恋愛小説。

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    2025年10月20日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    夏の間に読みたいな、と思っていた作品。
    みなさんのレビューを拝読して、期待を膨らませていました(˶'ᵕ'˶ )‪︎

    「夏休みの高校生」をテーマに、「ふたり」の変わっていく関係性を描いた短編集。全5編。

    高校生の頃って一体どれくらい前なんだろう…?(怖)
    大人になるにつれ、忘れてしまいつつあるけれど、「私もこんな気持ちになったことがあったかも…」と思い出させてくれるような短編集だった。

    どの作品も良かったけれど、圧倒的に好きだった作品はこちら。

    ♥生き残り
    高校卒業までの半年間、制服デートをするための「ちょうどいい人」を探す梨奈、梨奈に狙いを定められた篠くんの物語。

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    2025年08月30日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    夏休みかぁ…遥か昔だな…

    高校生の夏休みは特別な1ヶ月
    きっと大人になったら味わうことのできない、
    じっとりとかく汗がまとわりつくような、
    夏の爽快感はまったくないw
    遥か遠い陽炎のような思い出たち

    これぞ夏って感じ

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    2025年08月22日
  • ふたりの窓の外

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    ふたりの四季を描く四章仕立て。

    恋人の葬儀に参列していた女性と、不仲だった父親の葬儀に向かっていた男性。ふたりの出会いは、火葬場での偶然から始まる。

    季節ごとにふたりは旅を重ねる。大人でありながら、不器用なふたり。旅をするごとに、距離や関係が少しずつ変化していく。

    沈黙までも描き取るような静かな文脈に、夏目漱石『それから』『門』の人物同士の距離感を思い出した。感情を直接語るのではなく、表情や仕草から心の動きを読み取らせる文体。

    前作『眠れない夜に見る夢は』における「砂をかむ」ような感覚を、女性の変化を軸に描いたバージョンのようにも感じた。

    あらすじを端的にまとめるのは難しい作品
    ただ

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    2025年08月13日
  • ふたりの窓の外

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    たくさんのブク友さんが大絶賛されているので、これは読まなくては!と手に取った本。
    本当の恋愛は、こんな風にふいに始まることが多いのかもしれない。
    火葬場で出会った二人が季節ごとに一度会うという、不思議な関係性。ずっと静かに物語は進んでいくけど、密やかに熱を帯びていく様子が美しく描かれているなと思った。
    ☆を一つ減らしたのは、共感して物語に完全に入り込むことが出来なかったから。
    主人公が自分とタイプが違いすぎるのと、美しすぎるからかなぁ。☆5を付けられなかった私は、心が醜いような気分になっているけど。
    恋愛小説でいうと「汝、星のごとく」みたいな、不完全でままならない感じのものが好きなんだと思う。

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    2025年08月12日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    どの、物語においても
    人間性、愛情が、テーマかなと。
    その愛情が、正常かそうでないか…。
    それは、誰が決めるものでもないんだろうけど
    心で、みんな、揺れ動く、、。
    親子、恋人、親友、、。

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    2024年11月17日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    きっかけは、地元の高校で高校生が選ぶ天竜文学賞という文化賞の存在を知ったから。
    そこで賞をとった、この作品を知り読みたくなった。
    高校生の夏をテーマにした短編集。
    作者のあとがきにも書いてあったが、どの話も高校生二人が中心になり話が進む。

    テーマはバラバラだが、どれも不思議な世界観で、切ないような温かいような、ノスタルジックな話ばかり。

    主人公が男性なのが多かったからか、個人的には「生き残り」が好き。
    この先バラバラにならず、ずっとこの二人の世界が続けばいいのに。。。って思う。

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    2024年08月27日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    高校とか中学の夏って特別で
    あの頃嫌だってことも思い返してみれば良かったのかなって思う
    あんな忙しい毎日今じゃ考えつかないし色々制限されてるからこそ面白い毎日だった
    社会人になった研修合宿をなぜか思い出した。
    最初の話が好き。
    食堂とか部屋で配属場所であーだこーだ言ってたな

    夏に読めて良かった

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    2024年08月18日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    ネタバレ

     「青春小説」とされているけど、少し違う気がする。かといって恋愛小説でも、ミステリー小説でも、ホラー小説でもない。不思議な短編集。
     登場人物は、みんな何か抱えていて、夏がそれを解放してくれるような、悪い方向に助長するような・・・。かといって読後感が悪いわけでもない。

     一番のお気に入りは、「生き残り」。
     
     以下ネタバレを含むが、野球部の虐待的しごきといじめにも耐えた「篠くん」を高校生活最後の期間限定の彼氏に選んだ「梨奈」。ところが、篠くんは継父に虐待されていた。それへの同情もあって篠くんを本気で好きになる梨奈。だが、実は本人が気づいていないだけで、梨奈もシングルマザーの母親にネグレクト

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    2023年12月06日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    あまりの青さに眩暈がしそうだった。
    今この瞬間がどれだけ辛くても苦しくても悲しくても、時間が経てばどうせ忘れるのが人間だと思っている。
    だけど完全に忘れ去ることなんてできない。
    ある瞬間にふと思い出される記憶もあるに違いない。
    この作品に書かれた物語は、きっとそういう類いのものなんだろう。
    二人で体験したひと夏の出来事を切り取った短編集。
    特に『生き残り』が鮮烈で、めちゃくちゃ泣いてしまった。

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    2023年11月19日
  • 英国幻視の少年たち6 フェアリー・ライド

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    え!これで終わり?!
    というか、なんだか呆気ない。
    大団円ではあったし、1番納得のいく終わり方なんどけど、全体的にあっさりしてるというかなんというか。
    もうちょっと詳しく書いてほしかったなぁ。
    ダラダラと長いのも興醒めだけど、コンパクトすぎる。

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    2022年02月14日
  • 英国幻視の少年たち4 ウィール・オブ・フォーチュン

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    鞠子とエドの過去が明らかに。
    鞠子がどーやって、魔女になったのかこの回でわかるのかと思ったけどそーではないらしい。
    エドの過去とランスも過去もキツく、そりゃ性格も歪むよねという感じ。
    鞠子も歯痒いというか、頑なでもっと方法があったただろうにーー。
    グレンの鞠子と同じ物をみたいという欲求はわかるなぁ。心が遠いと思えば思うほどその思いは募っただろうし。次作も気になる!

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    2022年02月13日
  • 英国幻視の少年たち2 ミッドサマー・イヴ

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    面白かった。
    面白かったんだけど、カイの横暴なツンデレ具合がちょっと鼻につく。
    言い方!って何度も読んでて思ってしまったけど、内容自体はやっぱり面白く、まだまだわからない世界なので気になって仕方ない。
    エド、いいなぁ。

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    2022年02月07日
  • 英国幻視の少年たち ファンタズニック

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    ネタバレ

    なんか不思議な世界。
    ふわーんとなんだか実態のない感覚なんだけど、なぜか読み応えがあるというか。
    イギリス版のあやかし譚という感じなのかな。
    鞠子がまさかの魔女だなんて!
    続きが気になるー。

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    2022年02月05日
  • 英国幻視の少年たち6 フェアリー・ライド

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    ネタバレ

    正直、これらの問題をこのページ数で終わらせるとは思わなかった。てっきり次巻もあるんだろうと・・・
    ランスはシンシアを恋愛対象としてみていなかった(と私は読み取った)ので、この結末は当然なのかなと思った。
    で、2回目の訪問でカイの力は強化されたのだろうか?気になるところ。
    もっと活躍を見てみたかった。
    重い本を読んでる中で、このシリーズを休み休み読んだ。とてもいいリフレッシュになった。次巻がでたらまた一から再読しよう。

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    2021年09月07日
  • 英国幻視の少年たち5 ブラッド・オーヴァ・ウォーター

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    ネタバレ

    カイの血がなくなるんじゃないかと思った。
    力を取り戻した土の精霊
    斧の傷
    シンシアのゆく先
    壺の行き先
    など多くのことが残った。

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    2021年09月03日