深沢仁のレビュー一覧
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プロローグ
やっと巡り会えた
もう決して君を離さない
思わず君を抱きしめた
想像してたより、色白で細身だ!
そして、そっとキスをした
彼女は、ただただ優しい目でこちらを見つめていた!
本章
雑踏のいや、川っぺりの土手沿いに咲く小花たち
無数に咲き乱れる小花の中に2つの花だけが、ゆっくりと風に揺られ、揺られる度にお互いの花びら同士がそっと触れ合う
そんな秘めやかな恋がしたくなる作品
『ふたりの窓の外』★と愛いっぱいの5
aoi-soraさんの本棚から
「身がよじれそうなほどの恋を経験してしまった感覚」から始まるレビューでKO❢
プラトニックな恋愛小説の極み!
2人の距離が1ミリず -
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火葬場で出会った鳴宮と紗奈。
運命としかいいようのない出会いから、季節ごとに2人で予定をたてない旅をします。
「いつもいる場所を離れたらもう旅」
音が排除されたかのような非日常な空間です。
春の ほのかに甘い香りが漂うネモフィラの花畑
夏の 霊園の階段を登る時の首すじから流れる汗
秋の ファストフードの匂いが充満した車内
冬の 何かを祝福するようなふわふわと空を舞う
大粒の雪
とにかく状況描写と心理描写が秀逸で、鳴宮と紗奈の心の動きを感じるたびに、キュンとして…何度も泣きそうになりました。
最終章では、どんな結末でも受け止めようと、私は息をとめて二人を見守っていました。
今まで -
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aoi-soraさんの本棚からです
えーっと、aoiさん、、、
私はあなたに怒っています!
まったく!
とんでもない本を紹介してくれましたね!
これ、私がレビューを書くのが苦手なタイプの本じゃないですか!( ゚д゚ )クワッ!!
なぜかって、、、?
それはね、めっちゃ良過ぎるから!
これはテキトーにふざけてレビューを書いたらダメなやつ!
なので、書きません!
いや、書けません!
とにかく良い!
(人´∀`).☆.。.:*・゚
だけど一言だけ書くとしたら、
ふたりの関係がいい
必要以上に会話をしなくても安心できる関係
この空気のような関係性がものすごくいい
(*˘︶˘*). -
Posted by ブクログ
身がよじれそうなほどの恋を経験してしまった感覚
こんなふうになるのは久しぶり
藤間紗奈と鳴宮庄吾は火葬場で出会った。
藤間は恋人を亡くし、鳴宮は父親を亡くした。
火葬場という特殊な場所で出会ったせいか、初対面の二人はそれぞれ心の内側をさらけ出す。
普段の姿は知らないのに、飾らない内面を分かり合う二人。
春夏秋冬の四章で構成される物語は優しくて美しい
春【花を摘まない】
藤間が恋人と行くはずだった旅行に、恋人の代わりとして鳴宮が同行する
夏【流れる浮雲】
鳴宮の祖母の墓参りに藤間が同行
秋【雨は道連れ】
ドライブ旅行
冬【最初に触れる雪】
雪の積もる温泉宿へ
それぞ -
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この男女の物語の印象は、「誠実」と「静謐」に尽きます。偶然の出会いに始まり、季節ごとに旅する関係性は、不自然さや違和感を超え、美しくさえあります。移りゆく四季に合わせ、4章立ての交互視点で描かれる物語は、非日常世界を覗くようです。
こんな設定はあり得ない、これは恋愛と言えるのか? などと邪推しながら読み始めましたが、徐々に物語に引き込まれ、説得力をもってリアリティを感じるから不思議です。筆力の為せる技でしょう。
売れない役者の鳴宮も事務員として働く藤間も、ともに立派な大人同士です。鳴宮は世間的には多々問題はあるものの、優しく誠実でした。どちらかと言うと、藤間の方に危うさがある気がし -
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日常と非日常のまじわるこの絶妙なかんじ…すごく好みだった。
読者にゆだねる終わり方も◎
自分好みでない結末よりは妄想する方がいいし…
何回も読みたくなるし、読む返すと伏線もたくさん見つけられて感動した。
この春自分も高三になるからか、同じ高三の女の子が主人公の「生き残り」が一番印象に残った。彼女のような恋への積極性は皆無だけど、似たような考え方に共感してしまったり、篠くんのような性格の子いるなぁ、そういう子が好きだった、と思ったり、最後は号泣してしまった。
「空と窒息」蒸し暑い空気感が伝わってきたのと、秘密を共有したことで変わっていく香乃との関係がとてもよかった。
「昆虫標本」兄にゲームで負け -
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