深沢仁のレビュー一覧

  • 眠れない夜にみる夢は

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    ​本編5話に文庫版ボーナストラック1話を加えた、6編からなる作品集です。

    ​友情や恋愛といった既存の言葉だけではいい表せないような、脆くも尊い関係性が描かれており、読み終えた後はなんとも形容しがたい不思議な感情に包まれました。
    非常に読みやすく、一気に物語の世界へ惹き込まれてしまいます。

    ​タイトルにある通り、全編を通して「夜」が舞台となっています。友人や恋人と楽しく騒ぎながら過ごす夜もあれば、たったひとりで寂しさに震えながら更けるのを待つ夜もある。作品を通じて、人それぞれの多様な「夜の過ごし方」をそっと垣間見ているような感覚になりました。

    ​決してすべてが分かりやすいハッピーエンドでは

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    2026年02月14日
  • ふたりの窓の外

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    「ふたりでするひとり旅を、いつまでも一緒に続けるのではだめなんだろうか。」

    優しく穏やかで、そして静かで、だけど痛みや葛藤は何も言わずに分かちあってくれる。
    お互いが自分にとっての「非日常」で繋がり合えるこの関係が羨ましくもあり、そう簡単に手に入れられる関係ではないなとも思います。
    大きな展開を迎えることはないけれど、しっとり丁寧な恋愛小説でした。

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    2026年02月12日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    「名前のつかない関係」に惹かれる方に全力でおすすめしたい短編集。
    どの作品にも根底に「完全に重なり合えない寂しさ」のようなものがあり、でもそれを抱えたまま生きていくことへの肯定も感じられたのが良かった。
    どの話もとても良かったけど、「明日世界は終わらない」「家族の事情」が特に好き。

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    2026年02月07日
  • ふたりの窓の外

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    SNSで誰かの感想を見て気になった初めての作家さん。
    とても雰囲気がいい本だなと思った。
    なんとなく主人公の女性に親近感がわき、ほわほわした柔らかい情景が浮かぶような静かな話。
    最後まで読み終えて乙女ゲームみたいな展開だなと思ったが、気持ちよく読み終えられて、良い読書体験になった。

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    2026年02月05日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    とても面白かったです。
    どの登場人物もカッコよくてかなりタイプな男の子でした。すべての登場人物を好きになった小説は初めてです。
    こんな素敵な人に出逢いたいと思える作品でした。

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    2026年02月04日
  • ふたりの窓の外

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    いつまでもこの2人を眺めていたい気持ちになる本だった。読み終わるのが寂しく、ゆっくりじっくり読んだ。不器用な藤間さんと、人たらしの成宮さん。素敵な1年だなぁって思った。男女がこんなふうに一年を過ごすことができるんだなぁって感じた一冊でした。面白かったぁ〜

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    2026年01月26日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    めっちゃ好き。誰にも言えない寂しさを抱えてる人に読んでほしい。

    ダメ男好きの双子の姉が弟に、貴方の義兄にしていい人を探してきてと言われた話が1番好き。

    寝れない夜に読みたい静かな雰囲気を宿ってる短編小説。登場人物がみんな淋しさを抱えていた。

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    2026年01月20日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    単行本も持ってるけどもちろん文庫も購入しました。やはり持ちやすいサイズが好き。
    何度読んでも心地よい余韻が感じられる。
    書きおろしの話も好きだった~。深沢仁は夜と終わりが似合う作家だ。
    あとがきがあったのもうれしい。夜行性なんだ、どうりで。
    特に好きなのは「明日世界は終わらない」「家族の事情」「砂が落ちきる」
    何度も言うけど、わたしは成田光洪に滅ぼされたいの。

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    2026年01月07日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    ネタバレ

    書店でおすすめされていたので手に取った一冊。
    すごく好きな作品集だった。
    「明日世界は終わらない」が一番好みではあるけれど、全部良かった!
    こういう切ない余韻を味わえる作品、久しぶりでドキドキする…。
    友情や恋愛とかいうわかりやすい何かに分類されない、なんともいえない関係のなんともいえない感情が詰まっていて、日常では味わえない複雑な気持ちになりました。(いい意味で)
    いやー、本当にキャラが魅力的!好きだな、と思うキャラがたくさんいて、たまらなかった。

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    2026年01月03日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    なんだろー。
    ちょっと描かれてる女性が島本理生さんの描く女性と似てる気がしてなんか既視感がある気がしたけど、全体的にこの世界観が好き。
    不思議な感覚。
    なんか切ないというかいつまでも読んでいたいと思う心に残る感じ。
    どの作品も好きだけど、「家庭の事情」の杏子はちょっと怖い笑
    何気に番外編の「そしてゆっくりと眠る」が1番好き。

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    2025年12月23日
  • 眠れない夜にみる夢は

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    短編で、ここまで余韻が残る作品は初めてだと思う。
    すっごく良かった。すきだーーー。
    もっとこの世界に浸っていたい。この人たちのその先を見てみたい。

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    2025年12月23日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    短編集なのですが、どのお話もここで終わるのか…!と震えました。

    この登場人物の“秋”を知りたいと思わされるのですが、タイトルの「この夏のこともどうせ忘れる」。。。

    10代の頃の特別な時間の流れ方と感情の揺らぎを体験させていただきました。

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    2025年12月17日
  • ふたりの窓の外

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    ネタバレ

    なんだかとても良かった。
    そんな出会い方ないよとは思うけど、この出会い方だからこそのお話。
    鳴宮さんいいなぁ。
    この二人は結果離れてしまうんだろうなと思っていたのに、ラストはにんまり。

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    2025年11月25日
  • ふたりの窓の外

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    なんて素敵な大人の恋愛小説。いくつかの恋を経てひとりでいる大人には刺さる小説のはずだ。あるいは、恋人なんてもういいかなぁというときが一度でもあったことがある大人に刺さるはずだ。

    父親を亡くした俳優の男と、婚約者を亡くした女は、火葬場の喫煙所で出会う。男は反りが合わない家族のいる待機部屋に居づらい。女は亡くなった婚約者の浮気相手の存在に葬儀で気付き内心ズタボロだ。現実から浮遊したような状況で出会った2人は、行きずりの相手に身の上をこぼす。

    その時の会話がきっかけで、女が婚約者と行くはずだった旅行に、婚約者のフリをして男が同行することに。不思議な旅だ。特に何があるわけでもなく、同じ部屋で寝泊ま

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    2025年11月08日
  • ふたりの窓の外

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    mihiroさんの紹介文で知った作家さんと作品。
    そして、作家さんが女性だということも。
    火葬場で知り合った男女が、その後、1年間にたった4回だけ会う。
    春から冬までに少しずつお互いのことを知る機会があり、それでも知らないことも一杯あって。
    お互い非日常のふれ合いを求め、そのため深く付き合うことはない。
    大人の純愛小説なのかな。
    結末がどうなるのか気になり、ドキドキしながら読み進めた。

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    2025年11月02日
  • ふたりの窓の外

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    すごくよかった。
    真っ直ぐ純粋で危うい紗奈の言動に対する鳴海さんの対応が素敵すぎる。
    温かく受け止めて、ゆっくり待ってくれる姿勢も素敵だし、何よりおもしろがってくれる受け取り方がいい。
    二人のやりとりは心地よくてほっこり笑えて、終わるのが寂しいくらい楽しい読者時間だった。

    紗奈が新しい世界を知ってわくわくしたり、抱えてきた辛い思いを爆発させて泣いてしまう場面などは、心理描写が丁寧でわかりやすく臨場感があった。
    旅行という非日常を共有することは特別な楽しさがある一方、いつ疎遠になるかわからない関係性は不安で切ない。
    どう決着するのかわからず、秋の旅行は大雨のダムの場面でドキドキしたし、冬の旅行

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    2025年10月01日
  • ふたりの窓の外

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    読みながら2人の旅もこの小説も終わらないでほしいと思っていた 誰かにおすすめするなら、きっとこの作品を選ぶと思う

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    2025年09月23日
  • この夏のこともどうせ忘れる

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    表紙もタイトルも物語も全部どタイプだった。
    最近肌寒くなってきた夏の終わりに読んで正解だったかも。

    一夏の思い出。二人だけの記憶。
    眩しいような少し淋しいようなそんな物語たち。
    確かにこの夏のこともどうせ忘れるかもしれない。けど絶対忘れることできないそんな記憶たち。

    私もそんな儚い夏の思い出を作りたいな。

    個人的にすごく読みやすいなって感じたし、最後あえて結末を書いてないからこそ、この物語の良さが染み付いていた気がする。

    この本に出会えて良かった。来年の夏も読みたい。

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    2025年09月22日
  • ふたりの窓の外

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    二人の少しずつ距離が近づいていく、探り探りで焦ったいけどそれがまたよい。
    4つの季節の描写も素敵だった。
    これから二人はどんな季節を過ごしていくのだろうか、想像するだけで幸せな気持ちになりながら本を閉じた。

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    2025年09月07日
  • ふたりの窓の外

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    気まずい思いをして抜け出した火葬場の喫煙所で出会った女と男
    見ず知らずの2人は、急遽、春の宿で1泊することになる。

    季節に1度しか会わない二人。
    顔を合わせる遠出で、少しずつ2人の間にあった距離が近づいていく。
    互いが互いにとって非日常であり、大切な存在なのだろうか?と答えが出ないまま、それでも、相手との繋がりが切れてしまうことを恐れ、連絡が切れないことを願う。

    とても上質な恋愛小説

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    2025年11月29日