山本淳子のレビュー一覧

  • 道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか――

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    大河ドラマ「光る君へ」の影響から本書を読んだ。家族・出世・政治・病気等の出来事を通じて道長の壮絶な生き様を知り、また今世につながる平安時代にも思いを馳せることが出来た。和歌を初めとする雅で優美な平安時代にもとても惹かれる。

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    2025年07月31日
  • いま読む『源氏物語』

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    とても読みやすくて面白い。源氏物語を読み始める前に読んだけれど早く読みたくなった。たとえ読んだ後でも、こんな視点で読めるのかと読み返したくなるだろうと思うので、まさに源氏物語の導入にうってつけの本。内容とは離れて、実りのある内容の濃い対談ってこういうのを指すんだなとも思った。

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    2025年07月20日
  • 平安人の心で「源氏物語」を読む

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    角田さんとの対談で知った山本淳子先生の源氏物語エッセイ それぞれの場面をもとに自由にエピソードや時代背景の解説ともに山本先生の源氏物語トークが書かれていて読みやすい 角田さんとの対談の方が生々しくて面白かったかな 

    コレは週間ビジュアル出版に添えられた文章なので、全体としての統一感がないのでサラサラって読む感じかな 

    色々な本で語られる源氏物語や平安時代はヤッパリ自分にとっては好きな時代です

    大河ドラマで取り上げてくれたのは、得るもの多かったです

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    2025年02月09日
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    約1000年前の官庁で働く女性の話だけど、人間って全然変わらないんだな〜と実感。それはちょっとほっとした。

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    2025年01月10日
  • 紫式部ひとり語り

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    大河ドラマと平行して読んでいて、本に出てくるエピソードがドラマに登場して大変楽しめました。
    私には熟語が難しく、一つ一つ調べ、ノートに書きながらの読書。
    学生時代に戻ったみたいでその点でも楽しかったです。

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    2025年01月06日
  • 道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか――

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    大河ドラマ『光る君へ』をより深く楽しむために最適な本。
    「御堂関白記」や「紫式部日記」など多くの史料をもとに、道長の心情や生き様が丁寧に書かれている。
    家系図が随所に配置されていて、非常にわかりやすく、難解な時代背景の理解にも役立つ。
    巻末の【道長ものがたり 関係年表】が更に分かりやすくて、素晴らしい!!

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    2024年11月25日
  • いま読む『源氏物語』

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    読みやすくおもしろかった。
    10代のころに初めて源氏物語を読んだとき面白いと思わなかった理由が分かった気がする。
    古典だからというわけではなく、顔と権力で女をとっかえひっかえ好き勝手する話というとらえ方で、いわゆる平安版昼メロとちょっと刺激的な少女マンガが合わさったようなもののイメージを持っていたような。
    その後、あらすじになるストーリーそのものより、心情と情景描写が見事だったり、
    お人形のようだった紫の上の葛藤や不安定さを想像できるようになったり、
    女性目線の研究が進んで、世の価値観が変わり、私自身も年を取ったことで、より源氏物語の良さもすごさも分かるようになったなあと思いました。

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    2024年10月13日
  • いま読む『源氏物語』

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    平安文学研究者の山本淳子先生
    源氏物語全訳した角田光代さん
    なんて贅沢な対談!近くで聞きたかった。笑

    あっという間によんでしまった。

    この時代に生きる人達からは、
    どんな感情でどんな風に行動してどうなったのか、
    が今の時代とそんなに変わらないように感じる。
    だからとても魅力的な時代だなと思っている。

    源氏物語がなぜ途切れることなくこの時代まで読み続けられているのか。
    紫式部の成長と
    「愛は人を幸福にするのか、不幸へと導くのか」
    そして最後に角田光代さんが仰っている「人の生き死にの間にあるものが見たい」
    で、ちょっと分かったような気になっている。笑
    だって私はまだ 源氏物語読んだことないん

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    2024年09月29日
  • 紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』

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    大河ドラマのついでに読み始め。
    大河ドラマの紫式部像はやっぱりフィクションなんだなぁと再認識した。
    今風口語調で読みやすい。あの時代の生活がよく分かる。貴族、殿上人らはしきたり、行事ばかりで日々過ぎていくんだなぁとファンタジーのように感じた。漫画にしてくれたらさらに分かりやすい。

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    2024年09月18日
  • 紫式部ひとり語り

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    紫式部の書いたものをもとに、自伝形式で創作したもの。参考にしたものがその都度載っているのは、研究者ならでは。

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    2024年08月24日
  • 道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか――

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    平安時代の最高権力者・道長の一面を見てみよう。

    道長は平安時代のシンデレラ・ボーイである。末っ子の道長に訪れた幸運、つまり兄たちの死やライバルの自滅によって、彼は頂点に立った。大河ドラマ「光る君へ」でも描かれる道長の姿を、日記や歴史物語から読み解く本。

    怨霊に怯え、妻に頭が上がらず、心のままに喜怒哀楽を示し、娘や息子の一大事にはオロオロする。愛すべきヤツみたいな道長像が見えてくる。紫式部も愛さざるを得なかった時代の寵児。興味深く読んだ。

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    2024年08月15日
  • 紫式部ひとり語り

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    藤原道長の長女、藤原彰子。一条天皇の中宮です。元々は、道長のお兄ちゃんの娘、定子が中宮でしたが、出産時にお亡くなりに。
    平安時代の貴族・皇族は「楽して生きてるんだよねー、あーあ、いいなーっ」というイメージがありますが、本当にそういうわけではなかったんですね。政権争いとかで、命を狙われてしまったり、金持ち、権力者はいつもリスクを背負って、生きてるんですね〜!道長の、甥っ子・伊周も道長の企みで太宰府に送られてしまっているので。
    話は戻り、中宮と言ったら、天皇の妃の中で一番位が高いのです。中宮・皇后、女御、更衣と、このような感じです。
    ところで、一条天皇の時は特殊で、中宮、皇后と二人、正室が二人いる

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    2024年07月22日
  • 道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか――

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    ネタバレ

    大河ドラマ『光る君へ』の復習と予習を兼ねて。
    ドラマの俳優さんを重ねて読むのでスイスイ読めた。

    平安時代を代表する権力者・藤原道長の生涯を、順を追って読むことにより道長の本心を探る物語。
    今まで断片的に知っていたことを、こうやって順序立てて読むのは初めてかも。

    一家の末っ子ゆえ周囲から全く期待されていなかった(自分自身さえも期待していない)のに、棚から牡丹餅的に都の頂点に立った道長。
    頂点に立つ岐路は幾つもあった。その一つ目はなんと言っても倫子を正妻に迎えたこと。大河ドラマでも賢い女性像で描かれているけれど、まさにこの正妻の力量あってこそ。お陰で棚から落ちてきた牡丹餅も上手いタイミングで受

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    2024年06月23日
  • 平安人の心で「源氏物語」を読む

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    NHK大河ドラマ「光る君へ」に触発されて手に取った。

    平安時代の公達はなぜ源氏物語にドハマリしたのか?を当時の常識や習慣、物語の下敷きになった人物などから紐解いていく本。源氏物語全巻のあらすじと対応する構成になっているので、話の内容を思い出すのにもピッタリ。

    中宮定子の悲劇が物語に非常に影響を与えていることを知って、大河ドラマにより感情移入するようになってしまった。定子様……!

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    2024年06月21日
  • 道長ものがたり 「我が世の望月」とは何だったのか――

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    道長といえば、日本史で必ず教えられる「この世をば〜」、平安朝で栄華を極めた最高権力者。
    実は、若い時から栄華が約束されていたわけではなく、いろんな意味で「幸い」人だったこと、そのために、心身がすぐれない時も多々あったことを知りました。
    1000年前の人も、いろいろあるのね、
    なるほど、なるほど。


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    2024年05月11日
  • 平安人の心で「源氏物語」を読む

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    わかりやすい!
    桐壺の更衣は、定子をモデルにして書かれた?
    昔はそんなこと言われなかったのに。
    今年の大河が楽しみです。

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    2024年05月07日
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    道長妾説、実際どうなんでしょう?大河ドラマ『ひかる君へ』では、恋人って関係だったけど…、(物語盛り上げるため)いやー、気になりますねぇ。紫式部さんのプライバシーににゅっ入ってしまうけど、気になってしまうー。紫式部さん、人のこと一人一人レビューしてて、なんか面白い。合コン行った時の男定めみたい…。(いい例えではありませんね、ごめんなさい。)

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    2024年05月04日
  • 紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ビギナーズ・クラシックス4冊目ともなると不思議と一冊目よりも原文が比較的すらすらと読めるようになってきました。もちろん詳しい解釈は出来ないので本書の「現代語訳」→『原文』→『解説』はスムーズな理解に大いに役に立ちました。

    日記の作者紫式部は『枕草子』の清少納言が宮仕えしていた定子時代のあとの彰子時代に宮仕えし、本書はその彰子中宮の出産前後のエピソードから始まります。
    なかなか理解しがたかった相関図や、当時の雰囲気がとても分かりやすくて、紫式部の目を通して中宮彰子や藤原道長、宮仕えの女房たち、さらには紫式部自身のこともしることができ、面白い構成や時々意地悪だったり辛辣だったりする紫式部のもの言

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    2024年03月07日
  • 紫式部日記 現代語訳付き

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     訳文を読むだけではよくわからないところを、わかりやすく解説をつけてくれているのが良いです。1000年前に生きた人たちが、どんなことを考えて、どんな生活をしてきたのか、その一端が伺われます。

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    2025年12月07日
  • 紫式部日記 現代語訳付き

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    こちらは同じ角川ソフィア文庫といっても、全文が原文と現代語訳で示されている。
    脚注、補注、解説も充実している。

    文庫の判型による制約はある。
    読者からすれば、できれば原文と現代語訳が同じページにあるのがうれしい。
    小学館の日本古典文学全集みたいなのが理想。
    もちろん、それは文庫の大きさでは難しい。
    しおりを複数使って、あちこちページを行き来して読むしかない。

    それはともかく、紫式部日記。
    前に一通り読むには読んだ。
    なぜこの人はこんなに鬱屈しているのかと思いながら。

    解説でかなりそのあたりの理解は深まった。

    彰子に仕える女房には三種類あるという。
    1女房層女房(いうなれば「プロ女房」か

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    2022年08月15日