長倉顕太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルをみただけで、励まされた気分になり、手にとりました。
すごく楽しく読めました。
「これって本当にそうかな?」と疑いの目を向けたり、
「確かにそうだよな、なるほどな」と思ったりと
対話するように読めて良かったです。
読んでいる最中に抱いたモヤモヤ感は、自分の価値観の理解に繋がるので、こうした違和感を大切にしていきたいと思いました。
気付いたことは三つありました。
●一つの答えを出そうとしたり、拘ったりするから人は動けなくなる。
●現代は移り変わりが励しい時代。だからこそ、柔軟な姿勢、すなわち「環境適応能力」が重要。
まずは一冊読んだら一つ行動を!
小さな変化を起こすことを大切にしたい。
●本を読んで得たことと自分の考えを混ぜる、アップデートすることで、それだけで「自分の言葉」になる。
本作の最後に、オススメ本が掲載されています。
気になった本がいくつかあったので、チェックしてみようと思います。 -
Posted by ブクログ
【この本は結局何を伝えたいのか】
本書が伝えたいのは、「読書とは、知識を増やすためだけのものではなく、人生の選択肢を増やし、自分の人生を自分で選ぶための“地図”を手に入れる行為」ということ。
人生には、最初から決められた「正解」はない。
しかし、多くの人は「正解は一つ」という教育の影響で、選択するときに正解を探しすぎてしまう。
だからこそ、まずは世の中にどんな選択肢があるのかを知る必要がある。
読書をすれば、自分が知らなかった世界・考え方・価値観・生き方を知ることができる。
つまり、
「知らない」
↓
「選択肢が少ない」
↓
「他人や環境に人生を決められる」
という状態から、
「本を読む」
↓
「世界を知る」
↓
「選択肢が増える」
↓
「自分で選び、行動する」
という状態に変えていくことが、読書の大きな価値。
そして重要なのは、「本を読むこと」自体を目的にしないこと。
読書→思考→行動→経験→また読書、というサイクルを回すことで、環境に適応する力や判断力が身につき、人生をより面白くできる。
【第1章:なぜ、本を読む人はうまくいくのか?】
人生は、何もしなければ「つまらないもの」と考えたほうがいい。
その人生を面白くするために、自分で戦う場所を選び、ルールを知り、戦略を考えて行動する。
そのためには、まず「地図」が必要。
読書は、その地図を手に入れるための手段になる。
人が選択に迷うのは、「正解が一つある」と思っているから。
しかし、人生には絶対的な正解はない。
重要なのは、選んだ選択を正解にしていくこと。
また、知らないことが多い人ほど、自分が知らないことにすら気づけない。
結果として、他人の価値観や社会の常識に人生を支配されてしまう。
本を読むことで「世の中にはこんな考え方もあるのか」と気づき、視野が広がる。
本でなければならない理由として、
①読解力が身につく
②受け身ではなく、自分で考えながら読む
③他人の考えを理解する力が身につき、人間関係にもつながる
という点が挙げられている。
読書は、低コストで他人の経験や知識を手に入れられる、非常に費用対効果の高い自己投資。
【第2章:なぜ読書をすると頭が良くなるのか?】
これからの時代に必要な「頭の良さ」とは、単に知識が多いことではない。
重要なのは、
・長期的な人間関係をつくる力
・環境に適応する力
・状況に応じて考え方を変える力
である。
人間は基本的に現状維持を好む。
そのため、頭では「変わったほうがいい」と分かっていても、なかなか行動できない。
そこで大切なのが、自分の意志の弱さを前提にして、「続けられる仕組み」をつくること。
また、自分が本を読めないのは、自分の意思だけが原因ではない。
周囲から「あなたはこういう人」というキャラクターを決められ、その期待に合わせて生きてしまうこともある。
だからこそ、「周りから与えられた自分」ではなく、「自分で決めた自分」を演じる。
「本を読めるようになったら本を読む人になる」のではなく、
「本を読む人として振る舞うから、本を読む習慣が身につく」。
まずは「型」をつくることが重要。
【第3章:なぜ、本を読むと頭が柔らかくなるのか?】
これからの時代に最も重要なのは「環境適応能力」。
テクノロジーや価値観が急速に変化する中では、過去の成功体験や常識に固執していると、変化についていけなくなる。
そこで必要なのが、「変化を怖がるのではなく、面白がる姿勢」。
読書は、他人の人生や考え方を疑似体験できる。
つまり、自分の経験だけでは得られない視点を手に入れられる。
「自分の能力は努力によって伸ばせる」という成長マインドセットを持つことも重要。
ただし、読書だけでは意味がない。
「読書→行動→経験→読書」
というサイクルを回すことが大切。
さらに、専門分野だけではなく、あえて自分の専門外の本を読む。
異なる分野の知識を組み合わせることで、新しいアイデアやブレイクスルーが生まれる。
普段と違う場所に行く、新しいことをやってみるなど、日常に「非日常」を取り入れることも、柔軟性を高める。
「好きなこと」だけではなく、「やったことのないこと」を選ぶ。
その好奇心が、環境適応能力を鍛えてくれる。
【第4章:なぜ、本を読む人は人間関係も豊かなのか?】
人間関係は「狭く深く」だけではなく、「広く浅く長く」も重要。
現代では、家族や親友などの深い関係だけでなく、さまざまな人とつながることで、多様な情報・経験・価値観に触れられる。
読書も同じ。
すべての本を一冊ずつ深く読み込む必要はない。
さまざまなジャンルの本をつまみ食いし、必要な本だけ深掘りすればいい。
読書量が増えると、「この分野ならこの人に聞けばいい」という情報のハブになれる。
つまり、読書は知識を増やすだけでなく、人と人をつなぐ力にもなる。
【第5章:うまくいく人はどうやって本を選んでいるのか?】
情報が溢れている現代では、「ゼロから何かをつくる力」だけでなく、「すでにある情報の中から価値のあるものを選ぶ力」が重要。
そして、選んだものを組み合わせ、新しい文脈で提示する。
そのためには、特定ジャンルだけではなく、幅広い分野の本を読むことが役立つ。
また、小説を読むことも重要。
小説を通して、自分とは違う人の感情や人生を追体験できるため、他人を理解する力や共感力を鍛えられる。
【第6章:読書体質になる22のアクションプラン】
読書を習慣にするためには、「完璧に読む」という考えを捨てることが重要。
特に印象的なのが「スキミング」。
最初から一字一句読むのではなく、
・目次
・章の冒頭と最後
・見出し
・太字部分
などを先に確認し、本全体の地図をつくる。
そのうえで、自分にとって重要な部分を深く読む。
その他にも、
・著者について調べる
・読む場所を変える
・1日10ページだけ読む
・読み切れなくても積ん読を恐れない
など、「読書のハードルを下げる」ための考え方が紹介されている。
すべての本を完読する必要はない。
「この本から何を得たいのか」を考えて読むことが重要。
【実務で使えるポイント】
①本を読む前に「目的」を決める
「この本を全部理解しよう」ではなく、
「この本から仕事に使える考え方を1つ見つける」
くらいでいい。
目的が明確になると、重要な部分を見つけやすくなる。
②最初から全部読まない
まず目次や見出しを見て、全体像を把握する。
「地図をつくってから読む」という感覚。
仕事で資料を読むときにも使える。
③読書を「行動」に変える
本を読んで「勉強になった」で終わらせない。
「明日から何を変えるか?」
を1つ決める。
読書→行動→経験→振り返り→次の読書
というサイクルを回す。
④専門外の本を読む
仕事に直接関係する本だけではなく、心理学、歴史、小説、哲学、マーケティングなど、普段読まないジャンルにも触れる。
異なる知識を組み合わせることで、新しいアイデアにつながる。
⑤「正解探し」をやめる
仕事でも人生でも、最初から唯一の正解があるとは限らない。
「どちらが正解か」ではなく、
「選んだ方をどうやって正解にするか」
と考える。
⑥読書習慣を小さく始める
「毎日1時間読む」ではなく、「毎日10ページ読む」など、絶対に続けられる小さなルールから始める。
習慣は意志の強さではなく、仕組みでつくる。
【まとめ】
この本の本質は、「読書によって人生の選択肢を増やし、自分の人生を自分で選べるようになる」ということ。
本を読まないと、自分の知っている世界だけで判断することになる。
すると、世の中の常識や周囲の人の価値観に、自分の人生を決められてしまう。
一方で、本を読むことで、
「こんな世界がある」
「こんな考え方がある」
「こんな生き方がある」
と知ることができる。
つまり読書とは、知識を増やすためだけではなく、「自分の世界を広げる行為」。
そして、読書だけで終わらせず、
「読む→考える→行動する→経験する」
を繰り返す。
これによって視野が広がり、判断力が高まり、変化への対応力も身につく。
「人生に正解はない。だからこそ、できるだけ多くの選択肢を知り、自分で選び、その選択を正解にしていく。」
そのための強力な武器が「読書」なのだと思う。 -
Posted by ブクログ
この本で学んだこと
・貸し借りは人間関係において重要。人間の脳は借りがあることを、不快に思う。いずれ返さなくては、という思考が、関係性を保たせる。
・返報性の法則。与えれば与えるほど返ってくる。人は受け取った以上のものを返そうとする傾向がある。
・かつてはゼロサム時代。πの大きさは決まっているから、多く取れる人と少ない人が生まれていた。今はノンゼロサムの時代。π自体を大きくし、みんなで分け合う。情報を分け合って、ノンゼロサム時代を生き抜く。
・評判こそが最大の資産。評判は与えることで得られる。評判のよい人のところに、何もかもが集まってくる。
・最初の無料という贈与が最終的な収益につながる。評判は贈与から生まれる。
・AIが台頭する時代、信頼を得ることが自分の価値を高める。
・ギバー(与える人)、テイカー(奪う人)、マッチャー(バランスを取る人)。いい人はギバー。
・自己犠牲的なギバーは破滅する。賢いギバーは、誰に与えるか、どう与えるかを考える。賢いギバーになれば、人間関係、ビジネス、精神的にうまくいく。
・所有権を捨てる勇気。現代を生き抜く上で必須のスキル。
・与える時は、見返りを期待してはいけない。
・人生を豊かにするのは、1時間、2能力、3お金、4人間関係。人間関係が最も重要。そして、人間関係がよくなれば、1.2.3もよくなる。風呂敷理論。人間関係という資産さえ盤石であれば、1.2.3は後からいくらでも調達可能。
・さりげなく貸しをつくる技術
1小さな親切を積み重ねる
2役立つ情報を共有する
3人と人をつなぐ
4相手の成功を祝う
5困りごとを先回りする
6記憶に残る体験を贈る
・最も強力な貸しは、知識の贈与。情報過多の現在だからこそ、有益な情報を整理して教えてくれる人の存在の価値は計り知れない。本を読む時にも、何かあげるものはないかという視点をもって読む。
・時間をプレゼントする人は好かれる。即レス大事。
・信頼貯金(残高)。常にプラスにしておくために、約束を守る、相手の成功を公に認める、困っている時に手を差し伸べる、ことを意識する。
・お金やスキル以上に、相手の心を動かす最強の贈与。それは感謝。
・ウィンザー効果を利用した陰褒め。人は、直接褒められるより、間接的に褒められる方が嬉しい。第三者に褒められていることを感じると嬉しくなる。
・超具体的な感謝を意識。固有名詞、数字、感情を入れるとよい。
・ラベリング効果。人は、自分に貼られたラベルに沿った行動を取るようになる。褒める時は、能力や性格を褒める。
・脳にはRASというフィルター機能がある。膨大な情報の中から、自分にとって重要な情報だけを選別して意識にあげる機能。感謝する習慣をもつと、脳が感謝すべきこと=重要に切り替える。逆に不平不満ばかり言うと、RASが嫌なことを検索し続ける。
・有害な人(テイカー)を見抜く
1感謝しない
2自分の話ばかりする
3弱者に冷たく、強者に媚びる
4約束を守らない
5他人の手柄を横取りする
6責任を他人に押しつける
7ギブアンドテイクが一方通行
3つ当てはまったら要注意な人
・バウンダリー=自分と他人の間に引く見えない境界線。自分でこれを守り、敵から防御する。
・心理的安全性は重要。個人のスキルや能力より、チームの働き方のほうが圧倒的に重要。
相手の意見を否定せず、まず受け入れる(承認の贈与)
失敗を責めず、学びに変える(成長機会の贈与)
弱みを見せても大丈夫だと示す(信頼の贈与)
感謝と称賛を惜しまない(認識の贈与)
・お礼を言うタイミング
1その場で
2帰ったとき
3次に会ったとき
本当に感謝していることが伝わる
結局、人生において最も重要なのはよい人間関係。人間関係をよりよくするために、贈与、感謝が大切だ。贈与は自分にできることを与える。他人の時間を作り出す、その人にとって有益な情報をわたす…そうやって自然と貸しをつくれば、返報性の法則でそのうち返ってくる。全く返ってこなかったら、付き合うのをやめよう。小さなことにも感謝する癖をつける。感謝をすることでいろいろなものが手に入る。結局基本的なことが大事。自分の内面からプラスに変えていくことで、人生はよくなっていく。