今まで多くの自己啓発本やビジネス術に関する本を読んできました、どの本にも「如何に効率よく仕事をするか」「時間を有効に使うにはどうすれば良いか」が説明されていて、自分なりに加工して身につけてきたと思っています。しかし、この本でも書かれているように、効率よく仕事をこなせばこなすほど、仕事が増えてきたように思います、そのような思いを抱えつつ昨年で定年退職を迎えました。
この本には今までのビジネス本には無い特徴があります、1)効率的にするための努力はしつつも、非効率の時間を確保する、2)目標、やりたいことを、最初に設定する必要があない、3)お金より大切なものがある、です。会社勤務を終えたととはいえ、これからも社会とは関わるつもりでいるので、この本に書かれていることを自分なりに取り入れていきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・やりたいことをする時間がない、 ゆっくり考える時間がない 、新しいことに挑戦する時間がない、大切な人と過ごす時間がない、自分の人生を生きる時間がない、これが「時間貧困」である、 時間こそが人生で最も貴重な資産である(p6)
・巷に溢れている時間術の本は読んだ直後はやる気が出たかもしれない、 しかし 1週間も経たないうちに 元の生活に戻っていったことが多くある。 その理由は、 今までの時間術は全て「 効率」だけを追求していたから、 経済的には成功しても時間的には貧しくなる、 従来の時間術は「 時間貧困」を生み出していた(p7)
・ 「超・効率 時間」と「非・ 効率時間」を分けるべきである、 超効率 時間では徹底的に生産性を上げる、 AI などを使い 10倍速で仕事をし時間を短縮する。 その結果 生まれた時間を「非・効率 時間」に回す、 つまり「 非・効率 時間」を生み出すために「超・効率 時間」 時間を(p9)
・豊かな人生は「4つの資産」の合計が多い、 4つの資産とは、時間・ 能力・ 人間関係・ お金、である。 この4つの中で唯一 平等に与えられているのが「時間」 である(p10)
・ 人生は偶然か支配しているが、良い方向に行くかどうかは「 人生のルール」を知っているかどうか という要素が大きく影響する、良い人生は自分にとって「都合の 良い 偶然」が起こるかどうかにかかっている。 都合の良い 偶然は良い場所で起こる確率が高い、 だから人生のルールを知ることで少しでも良い 偶然が起こる確率を上げることが大切である(p32)
・多くの人は「人生の目標」 の ようなものを掲げるにも関わらず、 スタート地点を把握していない、スタート地点を 把握するには「 時間・ 能力・ 人間関係(実績が出てきてから手に入る資産)・ お金」をどれだけ持っているかを知る必要がある、 この4つをどれだけ持っているか、 そして どう増やしていくかが人生戦略の基本である(p35) 私たちが考えるべきは、「時間という資産をどこに投資するか」「 どこに投資すれば最大のリターンが見込まれるか」である(p37)
・ 人間関係は作るものではない、 いつの間にかできているのが人間関係である、 出会うというよりも「 紹介」で広がっていくものである、「 時間」 →「能力」→「人間関係」→「お金」 という 順序が大事である、 この順序で資産を増やすことが「 人生のルール」である(p39)
・ 著者は普段から「やりたいことはなくていい」 と発信している が、一切何もなくていい というわけではない、 何らかの目的がないと戦略は 立たないが、無理やり「 やりたいこと」を探す必要はないということである(p40)
・私たちが コントロールできるのは「今」だけである、 まずは1日をどう使うかを考える、 その延長で1週間・ 1ヶ月・1年と考える、 その結果が人生になる(p45)
・現在というのは 過去にやってきたことの「 結果」である、 現在の時間の使い方を変えれば人生はある程度は思い通りになる。今を変えれば未来が変わる、 今は コントロールできるので 未来も コントロールできると考えて良い(p47)
・私たちは無意識に「 過去」に繋がる選択を多くしている、だから多くの人の人生が変わらない。 それを打破するためには、 迷ったら 未知のものを選ぶ、 である(p61)
・結局は、続けたものしか 成果が出ない、時間の使い方を考える時も「続けることができるか」という部分が重要である(p68)
・人と違っていることが生存戦略になっていく、 そのためにも「非・公立 時間」が必要になる、未知のものにどんどん チャレンジすることで、 クリエイティブ・ ユニークな人間になっていくからである(p71)
・ 「超・効率 時間」の目的は、「非・効率時間」をより多く生み出すことである、 超・効率 時間を短縮して、できる限り 長く「非・効率時間」を多く 生み出すことである、 具体的には 今まで8時間でやっていたことを2時間で終わらすことができれば、 6時間の非・ 効率 時間を持てるようになる(p74)
・お金以外の 3つの資産はその人の価値観によって、 コスパの良し悪しが変わってくるので、自分の価値観を明確にしておく必要がある。 能力の場合、何らかのスキルを身につけられたか、 学びのある人と共有する時間 も能力アップになる、新しい体験は 経験値を上げるので 能力に寄与する、 人間関係の場合、 新しい人と出会えたか、 ただし 自分の知らない知識や経験を持っている、学びにつながる人との出会いに限る。 そのような人に紹介される人になるための全ての行動も人間関係につながる(p81)
・ AI は 誰でも使える最強の時短 ツールである、時間を買うことは最高の投資である。 そして AI こそが最も効率よく 時間を変える手段である。 AI に任せられる分は徹底的に任せ、人間は人間にしかできないことに時間を使う(p89)
・最新の AI 情報を手に入れる場合「 先週から今週にかけての AI に関する重要なニュースやアップデート情報を5つ教えて、 それぞれ 私の仕事にどう活かせるかも 説明して」 という プロンプトで最新の AI 情報が手に入る(p97)
・いくら 生産性を上げたところで人生が変わることはない、過去の延長線上の人生 が加速するだけである。従って「 非・効率時間」 という 何もしない時間をどれだけ持つかが非常に重要である(p108)
・本当にやりたいことは「何もやらなくてもいいのに、やりたくなるもの」である。 お金が十分にあって生活に一生困らない上に、 何もやらなくてもいいという状況になって初めて、やりたいことが生まれるのではないか(p116)
・ギブ からテイクを引いたものが「チャンス」、 これがチャンスの法則である、 テイク以上の ギブをした時にチャンスがやってくる(p125)
・人間関係という資産を最大化すれば、他の3つの資産をカバーできてしまう、人間関係があれば、時間のある人に頼めば 時間が、お金なる人と組めばお金が、能力のある人 組めば 能力が手に入る(p130)
・人間関係において重要なのが信用である、 信用される人とは時間を守る人であり 気遣いのできる人である(p131)
・紹介される人から、紹介する人へ変わることで、さらに紹介されることが増えていく。 紹介される人になり 人間関係がどんどん広がって、 時間・ お金・ 能力と言った資産も自動的に増えていく(p146)
・筆者の基本戦略は「優れた人と 組む」である、 その瞬間 成功が約束されていると言えるからである、 あとはその人が気持ちよく仕事をしてくれるように 環境を整えることに専念する。 結局人間関係が最強の「 時短」である(p147)
・やりたいことがない方がいい理由は2つある、1)これからは人生で職業を複数 経験することになる。 目まぐるしい時代の変化の中で必要とされる職業がどんどん入れ替わるので、一生の中でいくつもの職業につかざるを得なくなる、2) 現存している職業が消え 新しい職業は生まれるから、 なりたい職業というものが成立しづらくなる(p154) やりたいことがない方が、 柔軟に時代に対応できる(p156)
・人生において重要なのは「 行動してから考える」 で(p165)
・小さなルーチンの積み重ねが 人生を大きく変えていく 、ルーチン化でおすすめなのが「 読書」 である、 読書は続ければ続けるほど効果が出る。1冊読んだだけでは大きな変化はないが、100冊読めば 世界の見え方が変わる(p169) ルーティン化のコツは「小さく始めて続けること」である(p170) 90日続けると習慣になる、 180日続けると それをしないと気持ち悪くなる、 だから 最初の90日は とにかく続けることに集中する(p171)
・旅行の楽しみは 当日だけでなく、 計画している時間にもある。 次の旅行だけでなく「 その次」を決めておくと 日常の中に 継続的な楽しみが生まれる。未来に予定があることで 毎日の時間が前向きに 輝き出す、 計画は最高のモチベーション装置である(p198)
2026年1月7日読破
2026年1月7日作成