結城光流のレビュー一覧

  • 少年陰陽師 刹那の静寂に横たわれ

    Posted by ブクログ

    時は平安。傷ついた心を抱えた昌浩は、相棒もっくんといっしょに都で仕事に励む日々。そのころ晴明と彰子は、帝の娘・脩子とともに降りつづく雨を止めるため、伊勢へと向かっていた。だがその途中、彰子たちは脩子を狙った術士たちに襲われてしまう。一方、帝の娘を待つ少女・斎のもとに、このままだと昌浩の心が闇に囚われ、神を砕く力になってしまう、との神託がくだる―!!人気シリーズ玉依編、運命の第三弾。

    0
    2010年11月26日
  • 少年陰陽師 迷いの路をたどりゆけ

    Posted by ブクログ

    時は平安。帝の娘・脩子といっしょに伊勢へむかう晴明と彰子。彼らを追いかけて都を旅立った昌浩は、その途中、益荒たちに出会い、玉依姫のもとに連れていかれてしまう。一方、彰子たちはふたたび虚空衆に襲われ、脩子がさらわれそうになる。それを止めたのは、玉依姫に連れ去られたはずの昌浩だった。だが昌浩は、彰子たちのことをまるで見知らぬ人を見るような目で見ていて…!?玉依編、第4巻。

    0
    2010年11月26日
  • 少年陰陽師 彼方のときを見はるかせ

    Posted by ブクログ

    時は平安。心の傷を癒やすため、玉依姫のもとに連れてこられた昌浩。だが、祈りを捧げつづけてきた玉依姫の最期の力が途絶え、気脈の化身である金色の龍がふたたび暴れ出してしまう。昌浩は神の力を取り戻すため、紅蓮といっしょに龍を倒し、地御柱をおおう邪念を断ち切ろうとする。そこで昌浩が目にした本当の敵とは―!?いま、玉依姫をめぐる哀しい真実が明らかになる。玉依編、完結。

    0
    2010年11月26日
  • 少年陰陽師 愁いの波に揺れ惑え

    Posted by ブクログ

    時は平安。何日も止まない雨のように、昌浩の思いは晴れない。そんななか斎宮が倒れ、異変がつづく伊勢から、天照大御神の依代として、帝の娘・脩子を連れてくるよう天勅がくだった。帝は、晴明と安倍家の娘である彰子に、脩子といっしょに伊勢に行って欲しいと言い出す。その直後、都では地震が起き、金色の龍があらわれた。昌浩は紅蓮とともに、龍を倒そうとするが―!?激動の玉依編、第二弾。

    0
    2010年11月11日
  • 少年陰陽師 千尋の渦を押し流せ

    Posted by ブクログ

    最初っから、何て状態に…です。
    前回の爆笑内容とはうって変わったこのシリアス。
    つり合いは取れてる感じです。

    命にかえても、とはよく聞く台詞ですが
    それを確実なものとしたのを見るのは初めてです。
    痛いというよりは悲しくて、その覚悟の深さを
    浮き彫りにしてくれました。
    どんな事をしても相手を守ろうとする意志。
    とても素晴らしいものだとは思います。
    けれど、それはとても悲しいです。
    多分、やられたら『悲しい』を通り越して
    怒りを覚えるとは思いますが。

    そんなシリアスモード大全開。
    いつもコンビじゃない状態で話が進む中
    爆笑したのは神様お呼び出し。
    うん、この状態は泣きたいし逃げ出したいし
    何よ

    0
    2010年12月09日
  • 少年陰陽師 数多のおそれをぬぐい去れ

    Posted by ブクログ

    時は平安。出雲での戦いからひと月。昌浩が戻った都は、不穏な気配につつまれていた。何日も止まない長雨、内裏の上空に感じられる奇妙な渦…。確かめるため、内裏の一角に入り込んだ昌浩と物の怪は、十二神将に似た出で立ちの女に出会うが…!?その頃、雨に霞む岸壁に“帝の姫”を心待ちにする幼い少女と、付き従う若者の姿があった。見えざる力は、やがて帝を動かし―!?絶好調シリーズ、新章“玉依編”スタート。

    0
    2010年11月06日
  • 少年陰陽師 思いやれども行くかたもなし

    Posted by ブクログ

    時は平安。稀代の陰陽師・安倍晴明の後継として数々の妖と戦っている昌浩も、普段は陰陽寮の直丁として勉強中の身。昌浩と先輩陰陽生・敏次の二人で、右大弁・行成に対する呪詛返しに乗り出すことになったけれど…!?(「百鬼夜行の蠢く場所は」)、道反の聖域を訪れた比古神が、力を貸した見返りに風音を妻によこせと言う。普段は感情を出さない六合だが…?(「それはこの手の中に」)、など計四作収録の大人気シリーズ待望の短編集。

    0
    2010年11月05日
  • 少年陰陽師 果てなき誓いを刻み込め

    Posted by ブクログ

    時は平安。荒魂・八岐大蛇は完全に復活した。が、復讐のために全てを賭けてきた真鉄の心に、ある疑念が…。一方、一族の怨嗟を受け継ぐ“珂神比古”として覚醒した比古は、昌浩に容赦ない攻撃を向ける。一瞬の隙をついた一撃から、昌浩をかばい、立ちはだかった彰子の運命は―!?一度は心を通わせた比古を、昌浩は倒すことができるのか。出雲九流族の悲願の裏に隠された真の敵とは―!?珂神編、激動の完結巻。

    0
    2010年11月05日
  • 少年陰陽師 禍つ鎖を解き放て

    Posted by ブクログ

    間違って3巻目から読みはじめてしまったんです´`


    風音編までの流れは神的に面白いと思います!
    毎回ぼろぼろ号泣してました
    今でも大好きです…!



    最近全く読めていないのですが、もっくんたちどうなっているのでしょうか…

    0
    2010年11月04日
  • 少年陰陽師 祈りの糸をより結べ

    Posted by ブクログ

    とりあえず一応問題は解決しました、な続きがこれ。
    最後はシリアスに、怪我もせずに終わりましたが
    そこまでがこれ。
    大爆笑させていただきました。

    守護妖が慰めているというのにもびっくりですが
    その後の兄の台詞にひっかかった状態に爆笑。
    神様に真っ向から礼をつくして喧嘩売ってる保護者(?)もすごければ
    怪のくせに神様のお膝元に行こうとする雑鬼ーズ。
    主の返答に打ちひしがれる12神将は
    想像するだけでも笑いが…w

    その差があまりに激しいせいか、その後のシリアスっぷりが…。
    なぜそれほどまでに人間を敵視するのか。
    語られた内容は、あまりの状態に想像すらもしたくないものです。
    確かにそんな事があれば

    0
    2010年10月31日
  • モンスター・クラーン 黄昏の標的

    Posted by ブクログ

     待っていました、と言わせてください。また会えて嬉しかったです。

     あと、「ときめくラブよりドンパチのほうが好き」と言い切れるビーンズ文庫読者はここに確実に一人います。(いや思想じゃなくて純粋に好みのジャンルがそうなだけであってリアル暴力はちょっと……)

    0
    2010年10月28日
  • 少年陰陽師 嘆きの雨を薙ぎ払え

    Posted by ブクログ

    時は平安。「出雲の覇権を取り戻す」―九流一族の悲願が蘇らせた荒魂。昌浩の必死な気持ちが通じ、比古は、荒魂を還す方法を探そうと、真鉄たちのもとへ戻った。が、兄弟同然に育ったもゆらの、信じがたい姿を目にした比古の心に、決定的な変化が起きる―!“贄”として九流側に囚われてしまった彰子にも危機が迫るが、そんな事情を知る由もない昌浩は―!?予想しえない大きな運命のうねりが昌浩を襲う!珂神編第四弾。

    0
    2010年10月26日
  • 少年陰陽師 其はなよ竹の姫のごとく

    Posted by ブクログ

    ○感想

     成親さんの言葉に見惚れました。
     能ある鷹は爪を隠す。成親さんと酒を酌み交わしながら語れる人がうらやましいです。

    0
    2010年10月25日
  • 少年陰陽師 真実を告げる声をきけ

    Posted by ブクログ

    時は平安。出雲の地で、瀕死の昌浩を助けてくれた少年・比古は、珂神比古と呼ばれる、真鉄の一族の長だった。敵対する存在として再会した比古は、大蛇の力を操り、昌浩と神将達を攻撃してくる。比古を憎むことができない昌浩は、必死で、ある事を訴えようとするが―!?一方、都にいる彰子の身にも、魔の手が忍び寄っていた。友情を感じながら敵として出会った昌浩と比古の運命は大きく狂いだす。珂神編第三弾。

    0
    2010年10月23日
  • 少年陰陽師 夕べの花と散り急げ

    Posted by ブクログ

    今まで曖昧にぼかして逃げていた問題についに直面でしょうか。わくわくはするんだけれども、結果的に逃げられそうな予感があっていまいち期待できないです。
    それにしても、次から次へとトラブルばかり、主人公が少々哀れ。一生懸命頑張って、でも目の前にはすごい人ばっかり現れて、よくこれで前向きでいられるなぁと感心。
    この小説は、最初の方はわりと主人公を持ち上げる書き方をしていたんだけれど、周りのレベルが相対的に上がっていくものだから最近は随分大変そうです。

    0
    2010年09月27日
  • 少年陰陽師 夕べの花と散り急げ

    Posted by ブクログ

    いつも違って1巻目からハードな展開きました。お父様、お兄様、ひ祖父様、果ては冥官も出てきて大波乱の予感です。最近敏次様が魅力的にみえてしょうがないです。少しでも出番あるといいですねー。
    次巻は+(0゚・∀・) + ワクテカ +です。

    0
    2010年09月11日
  • 少年陰陽師 千尋の渦を押し流せ

    Posted by ブクログ

    とても残酷なのに、綺麗な終わり方だなと思った。決して良かったねなんて言葉で締めくくれる物語ではない。特に飄舞の話はあまりにも残酷で見ていてつらい。しかしつらい、だけで終わらせないのはさすが結城さん。どうしてこういうことになってしまったのかなあと思うのに読み終えた後は悲しさより温かさが心に残る。
    彼らは守ったのだ。例え自分が傷付く事になったとしても、最期の最期まで。それがこんなにも痛くて、温かい。

    0
    2012年03月29日
  • 少年陰陽師 御厳の調べに舞い踊れ

    Posted by ブクログ

    番外短編集でした。主人公が式を作るお話が一番面白かった。
    堂々巡りをすることが多いけれど、最後は全部、収まるところに収まるものなんだなぁとしみじみと思えるところが好きです。

    0
    2010年07月11日
  • 少年陰陽師 彼方のときを見はるかせ

    Posted by ブクログ

    生きていく上で誰しも深い傷を負うことがきっとあるだろう。しかしそれから目を背けて逃げ、誰にも迷惑をかけないようにと独りで抱え込むことが自分でも気付かないうちに周りの人に気を遣わせ、傷つける原因になっているのかもしれない。痛くて苦しい、だけど自分の傷と向き合い、信じる人に話してみたらどうだろう。相談してみたらどうだろう。自分が思うよりも案外楽になれるかもしれない。そしてあなたを愛する相手はきっとこう思うのだ。「話してくれて、ありがとう。」

    0
    2012年03月29日
  • 少年陰陽師 御厳の調べに舞い踊れ

    Posted by ブクログ

    短編とは思えないほどの読後感です。
    タイトルの「御厳の調べに舞い踊れ」はこのままこれだけで文庫になってもいいんじゃないかと思うほど。内容がとても充実。そして今までの短編っぽくなく本編かという感じ。

    まさかの展開のような。
    あんな風になっていくとは……!

    0
    2010年07月06日