結城光流のレビュー一覧
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少年陰陽師、籠目編第2弾。
毎回ではないですが、このシリーズは泣かせる場面が多く、その大半は中盤〜ラストに多いのですが、今回は前半でうるっときてしまいました。
日常の何気ない会話さえ出来なくなってしまった、昌親さんと昌浩のやり取りが切なくて切なくて。
今回誰よりも強かったのは、長兄成親さんの奥さんだと思います。成親さんが倒れて意識が戻らないままで、奥さんも心配で仕方ないだろうに取り乱した昌親さんを落ち着かせる様子だとか、義弟である昌浩を本当の弟のように思っていることだとか、今まであまり物語に登場していなかった成親さんの奥さんの人となりがすごくわかるお話でした。
咎人となった昌浩一行が向か -
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
「ぬかるなよ、晴明の孫」「孫、言うなっ!」時は平安。13歳の昌浩は、稀代の陰陽師・安倍晴明の末の孫。資質は素晴らしいのだが、まだまだ半人前。よき(?)相棒の、物の怪(愛称もっくん)にからかわれながら、修行に励む日々である。そんな中、内裏が炎上するという騒ぎが起き、昌浩はもっくんと共に独自の調査を開始するが…。おちこぼれ陰陽師は都を救えるか!?新説・陰陽師物語登場。
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かわいいですね、昌浩……。これは人気出るよ、と思いました。
そして、もっくんの人気。これも、納得しました。
キャラクターはオタ -
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Posted by ブクログ
少年陰陽師シリーズ30巻目の短編集。内容的には「窮奇編」の途中から「玉依編」終了後のオハナシが全部で4本収録。最後の巻タイトルにもなっている「御巌の調べに舞い踊れ」が一番長く、書き下ろし作品でした。
一番長いオハナシに主人公の名すら殆ど出て来ないので、昌浩ファンには寂しい巻かもしれません。でも本編では余り描かれないキャラ達が活躍することも多いので、短編集も結構好きですv
そのホノボノ気分に更に花を添えるのが、各話のタイトル頁に描かれている「色々もっくん」。読み終わって「なるほど!」と思わせてくれるカットなところもソソラレます。
このシリーズ、10年末の都条例に対する角川書店さんの侠気に惚れて -
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Posted by ブクログ
シリアス半分、爆笑半分…かと。
しかし、思い出せるのは爆笑部分。
兄上素敵! と思ってしまいましたw
いや、物怪にも呟いてしまいましたが。
守護妖にも思いましたが。
あちらが駄目ならこちらへと、色々敵も考えてくれます。
それを突破する方法には…爆笑しか、もうw
天狗は天狗で感情が激しいというか、最後まで話を聞きなさいと
諭したくなるというか。
大事な存在がかかっているのですから、当然といえば当然ですが。
疑われても誤解されても、それでも己を謀る事無く
願いを貫くその想いに、やっぱりいいなぁ…と。
今回、物怪と離れ離れなので、掛け合い漫才も見れず
ちょっとがっくりでした…w