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Posted by ブクログ
読書録「少年陰陽師 鏡の檻」4
著者 結城光流
出版 角川文庫
p12より引用
“ 清明は何も言っていないが、微笑ましく
思っていることだろう。否、微笑ましいどこ
ろか、孫が認められたのが嬉しくて仕方がな
いかもしれない。”
安倍晴明の孫を主人公とした、和風ファン
タジー長編小説。シリーズ第三弾。角川ビー
ンズ文庫刊「少年陰陽師 鏡の檻をつき破れ」
改題作。
外から来た大妖怪の手下との戦いで、大怪
我をし、その上気候の急変で体調まで崩した
主人公・安倍昌浩。病み上がりの身で眠る昌
浩の部屋に、突然大きな気が降りるのを感じ
た相棒の物の怪は…。
上記の引用は、清明の式神が昌浩を認めた
様子についての一節。
敵との戦いを経て、反目していた仲間にも認
められる。主人公の成長を描く物語の定番で
王道ともいえる展開です。
一巻目に感じた軽さは、主人公と相棒やそ
の他の式神との掛け合いにだけ残して、後は
殆どシリアスな話の流れに。最後の話の展開
は、権力者なら地位を保つためにこの位の事
はしていたのかも知れないなと思わせられま
す。
日本史や古典を学校で習っている年代なら、
もう一段評価は高くなるのではないでしょう
か。主人公に年が近い方が、感情移入もしや
すいでしょうし。
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