わみずのレビュー一覧
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購入済み
久々に。
久々にまっすぐな小説を読みました。複雑な小説ではなくて、主人公の女の子が環境の変化に悩みながら成長していくお話でした。主人公の真っ直ぐさに自分が子供のころも純粋に真っ直ぐに過ごしていたのになって懐かしさを感じました。内容的には読みやすくて大人向けではないのかなと思いましたが、読んでみてよかったです。
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ネタバレ高校生の次女から借りた本。
家族で引越し、転校余儀なくされた主人公・香月。新しい学校に馴染めず、授業もついていけず、友だちも作れない。
お父さんには家事なんかしなくていい。自分のことをしなさい。と言われる。
私にもできるんだ!と見せたくて、おばあちゃんが作ってくれたおやつ以上のものを作りたいと、同級生の立海にアドバイスをもらいながら奮闘する。
が、うまくいかない。
ここには居場所がない。前にいた場所に戻りたい。と願う。
だけど、前の学校の友だちと会っても、時は流れていて話が合わない。自分の居場所はここにはもうなかったと泣きながら立海に電話する。
「香月は強いよ。1人でがんばろうとする。」そう励 -
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栗丸堂の営業再開シーンは、やっぱり!となったw
そりゃ、そうでしょう!うん、うん。
栗田と葵のカップル、本当にほのぼの温かい。
デート中でも、やっぱりいろんなハプニングに見舞われちゃうのもあいかわらず。
拓也君、2人と出会えてよかった。
それにしても、葵って本当に鋭い。あれだけでそこに気付くとは。
人形焼きの件は、腹が立って仕方がなかった。
まったく、なんてやつだろう、ほんっとさいってー。
でも、きっと、災い転じて福となすと信じよう。
「外伝」は、「彼」があまりにも昔から変わっていなくて笑ってしまった。そうか、ずっとそうなのねって。
とっても、「らしい」んだもの。
さて、栗田と葵の仲に進展があ -
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ネタバレ本筋の椿屋敷があまりにも穏やかなので、何となくぱきっとしたすみれ荘の、陰りまではいかないシュッとした感がちゃんとある様子に、きゅうっとした。
それにより星ひとつ増量。すき。
偽夫婦も勿論きらいじゃないんだけど、しあわせ安全圏すぎてたまに若干物足りない。わがまま。笑
何だか色々あった本編のあとの、ご褒美としての「その後」みたいな平和さなのだ。
メイン筋がそれって、珍しいアプローチな気もする。
これまでの巻の物語を明確には覚えていないけれど、荒ぶらないイメージ。
少し前に読んだ「後宮の烏」3巻でもそうだったけど、ちらちらと冷徹感が見え隠れするから、きれいを追っていてもそういう感情もあるんだって -
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下鴨アンティークから白川作品のファン。
この人から生まれるストーリーの中の人々は
何かしらの事情を抱えていたり
ひと癖あったりして
シリーズで読み進めないと単なる時間潰しの
娯楽小説だと思い込まれるかもしれない。
ところが白川作品の人々はしっかり生きていて
日常を暮らしていて そうして何よりも
常にそれぞれの人生が重なったりぶつかったり
いろいろな綾を成しながら 少しずつ変わっていく。
その主軸に絡まる軽い持ち味のミステリーが
解きほぐされてゆくにつれ
誰かの想いや過去のトラウマもほぐれてゆく。
白川さんのそんな物語の織り方に 私は惹かれた。
さて、次を買わなくては。
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ネタバレ終わってしまったーーー大好きな世界観だった。
柊一さんが、ようやく救われたと思った。
半ば暴力的に養子だという事を知らされて、「お前はいらないんだ」って子どもの頃に言われて、どれだけ深い傷を抱えてたんだろうって思うところがあって。
でもそれを救ったのは、香澄さんのあたたかさと優しさと相手のために思ってる事をはっきり言えるところだと思う。
この2人はもちろん、すみれさん、檀、絢さん、そして昌お兄ちゃん、その他のキャラみんな好きになったなあ。
特にすみれさんが言う事には名言がたくさん隠れてたな。
昌お兄ちゃん、最初は「なんだこの人」と思って、すみれ荘に越してきた時は、「まじか...」と思った -
購入済み
ウズウズします
若年寄り?な落ち着きある旦那様と分け合って契約結婚した若奥様のお話。
お互い好意はあるんだけどあまり甘い方向に進まずなんだかムズムズしてしまうんだけど、そのムズムズが甘酸っぱくてクセになります -
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ネタバレ折角お互い自覚したのに、柊一さん、そりゃないでしょという。
椿屋敷も言っていましたが、随分むずむずしたし、唸りたくもなりました。
ようやく、本当にようやく偽夫婦がほんものの夫婦になれると思ったのに、踏ん切りがつかなかったのは旦那の方だった。
香澄さんは自覚は遅かったけれど、彼女の方が余裕がありました。
謎解きをしている旦那より、嫁の方がある意味視野が広く、心も広かったのでしょう。
柊一さんの臆病さや思い切りの悪さのせいで一時回り道をしましたが、相談に訪れた人たちの色々な結婚や夫婦の姿を見て、最後にはようやっとほんものの夫婦になれた二人。
この日をどんなに待ち望んだことか。
側から見ればどう見て -
Posted by ブクログ
ネタバレいきなり家視点で始まってビックリ。
あずかりやさんを読んだ後だったので、意外な共通点になおさらビックリ。
家を飛び出した19歳花嫁修行中の香澄は、通称「椿屋敷」に住む柊一…若隠居と呼ばれている小説家と偽装結婚している。
(籍はいれているが、お互いに干渉しない協定を結んでいる)
椿をテーマに椿屋敷に持ち込まれる謎解きを柊一が解決していく。
香澄は家事万能なスーパー主婦な19歳(こんな子いる?)どうやら育ての親に厳しく仕込まれたらしいけど、高学歴な税理士の女性が娘に高卒で花嫁修行させる…?
そりゃ家出もしたくなるよ…。
柊一は御家騒動と弟に対する気持ちでわりと達観してたのかもしれないけど、最 -
Posted by ブクログ
あらすじに「ガール・ミーツ・ガール」と書かれているので百合作品なのかな? と思い購入しましたが、メインの登場人物である歩と涼の恋愛描写はありません。そもそも歩自体が男に恋愛感情を抱いている描写があります。作品内の表現的にもあくまで二人の関係は友情ととらえた方がいいのでしょう。だからといって男女の恋愛ものとして見るのには男の描写も薄いので、女同士の関係がメインの部活もの、青春もの、友情ものとして読んだ方がいいと思います。
ここまで少し批判的な内容となってしまいましたが、読んだ感想としては普通に面白かったです。将棋の内容のすべては理解できませんでしたが、ある程度は伝えたいことがわかりましたし、歩