あらすじ
就活に失敗したものの、いつか商社に入ることを夢見て派遣社員として懸命に働く美咲。ある日、帰宅途中に同僚の井上から声をかけられ、姉の菜穂子と香織が営む浅草の洋食亭「うさぎのしっぽ」に連れて行くことに。ここは、悩みを抱えた人にしか見えないうさぎの「玉兎さん」がいるちょっと不思議なお店。なんと井上は玉兎が見えると言い、「母が最近私を無視する」と打ち明けるが――? 心をそっと解きほぐす思い出の一皿、ご用意してお待ちしております。
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Posted by ブクログ
姉妹で切り盛りする普通(?)の洋食屋の話。助けが必要な人の手助けをする、温かいお店。
そんなお店には「なんでもできる力」ではないけれど、それぞれ不思議な力を持っている三姉妹がいて、常連さんたちもそれを受け入れている...。とにかく温かい話だった。助けたい。という気持ちが伝わってきて...。出てくる料理も美味しそうだったし、この「うさぎのしっぽ」、行ってみたいなぁ。
Posted by ブクログ
美味しそうって思えるハンバーグの描写。そして悩みや苦しんでいる人に寄り添ってくれるお店の三姉妹。今自分がハマっている小説がダントツだけどお腹空いてくる描写と人はお腹を満たすだけじゃなくて懐かしさややる気を満たしてくれる生き物なのだなぁと思う。思うが自分は食べ物に興味がない。それよりも景色で満たされたい。
感受性でお腹が満たせればいいのに。そしたら自然破壊もないし、もっと環境に優しいエネルギーや生き方ができるのではないか??
Posted by ブクログ
洋食屋さんのほっこりランチと、ちょっとスピリチュアルな部分があいまった、不思議系グルメ小説。
三姉妹って良いですねぇ。可愛い。
出てくる方々の事情がヘビーすぎてぐぐぅっとなりましたが、一応光があって良かったです。
これは続編あるのかな?なんか序章って感じでしたよね?調べてみようかしら。
Posted by ブクログ
結構ほろほろと、きてしまった。
しかし読み始めるまではまさかのオカルト系が入ってるとは思わなくてビックリ。
でも下町の洋食屋さんとか良いなぁ・・・。