木原敏江のレビュー一覧
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北朝と南朝の争い、野心を持った貴族や芸人の罠、女の恋の嫉妬……
さまざまな人たちの思惑が交錯して、時代の流れが作られてゆく様が
とても丁寧に描かれています。
そしてそれら時代の流れに翻弄されて、共に想い合いながらも
一緒にはなれなかった、世阿弥と幼馴染の亜火の幻想的な悲恋物語です。Posted by ブクログ -
男装の麗人っても、こちらはあまりに素直じゃなかったためにすれ違う愚かな男と女。読み進むに従い、女の一途さが愚かしくも可愛く思える。故にラストの、得たときには全てを喪失するという残酷さも一層深く突き刺さる。水底から湧き出る気泡のような、リズム感のあるネームが恐ろしくも儚く感じられ、秀逸。Posted by ブクログ
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私にとって基本中の基本。こちらは「BL」ではなく「名作」だと思っております。もうもうとにかく大好きv この作品中のフレーズをより自然に理解したいなぁとドイツ語を勉強したくらいです。昔の作品と思わずに未読の方はまず読んでみて下さいませ。心が切ないくらいに暖かくなりますよ。Posted by ブクログ
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勢いにまかせて1〜8巻までいっきに投稿しちゃってごめんなさい。
でもこれは神まんがなのです。
すばらしすぎるのです。
8巻は完結編です。ちなみにツはこの巻よんで完璧にはまりました。
も 語りつくせない魅力があるので
何もいわずに読んでない人は購入すればいい
ただふつうの書店にはまずおいてないPosted by ブクログ -
「夢の碑」室町幽玄編。能楽の猿楽一座のお話です。一座の次男・羽角ら4兄弟と、その義理の弟となった乙輪。ふつうに、乙輪たちが能役者として大成する物語かと思いきや、そこはDOZI様、一筋縄ではいきません!能って見たことないけど、いっぺん生で見てみたいと思った。Posted by ブクログ
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中世鎌倉時代の初め頃。
融明(とおるあき)と露近(つゆちか)の不思議なつながり。
融明と露近がふたりで家出して旅をする、これがふたりにとって大切な原風景となるのですが、このシーンが好きで好きで。
また、日本史ほとんど知らない私は、この漫画で鎌倉幕府と京の後鳥羽院の確執や、その後のことなどを知りました...続きを読むPosted by ブクログ -
「これぞ日本の江戸!」と言いたくなる漫画です。
主人公たちの粋さ、気風のよさは群を抜いています。
分類は少女漫画ですが、女性は脇役です。
主人公が男三人組だし、脇キャラも男が多いです。
少年漫画好きにも気に入って貰える筈!Posted by ブクログ -
摩利が新吾に恋していることを自覚する2巻は女子率もかなり高めで華やかな1冊。そしてこの2巻は他と比べても言葉の使い方が特に美しいと思います。リズムと余韻を充分に使ったモノローグは、どたばたした中にあってとても刹那的....Posted by ブクログ
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これを読んで、ネクラな人間はネアカの人間とじゃないと救われないことを教わりました。男の子供が出来たら名前は摩利くんにしようと思います。反対されなければ。Posted by ブクログ
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私的に最高の新撰組フィクション物なのです。きちんと少女漫画で、人物全てが生きている。男は格好良く、そして女は逞しく!こよりんぼが健気で…るり子様、個人的に凄く共感出来る。Posted by ブクログ
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色んな作家さんが、エロイカより愛をこめての為に寄稿されています。
知らなかった作家さんもいましたが、萩尾望都?!酒井美羽!?浦沢直樹!?...みなさん、エロイカのファンだったのですね。作家さんの顔ぶれにも感動でした。
もちろん、作者の青池保子さまの短編も載ってます。
ファン必携です!