木原敏江のレビュー一覧
-
木原敏江先生の新作!
平安の世に登場人物は生き生きと描かれ、出会い別れ、切なく心にしみる恋、そして冒険活劇も盛り込まれた豪華絢爛な絵巻。
細やかな絵のタッチも本当に好き。少しもおとろえない驚き!Posted by ブクログ -
雪紅皇子の南北朝時代の激しい中、戦いに生きていく皇子、信頼、愛、力、裏切り、恨み、それぞれの人の想いがうごめいて、この時代を生きていく人々。最初から最後まで最高傑作✳
水琴窟の話に女の情念が描かれていて時の流れの中に浮かぶ人の女の秘めた心、そして人生が過ぎていく様よ。 -
10代に読んだ長編浪漫「摩利と新吾」の青年期番外編。留学を終え欧州に残った摩利の、日本(新吾)への慕情がひしひしと伝わってきて、辛く切ないです。摩利は、お日様新吾がいないと笑えないんだな〜としみじみ思いました。
まず本編を読破してから、こちらを読む事を強くお勧めします。 -
全巻再読 文庫版は全8巻
主に明治末から大正初期の旧制高校を舞台にした青春もの
特に前半の出力の大きさだけで歴史的傑作といえるできばえ
卒業後は抜きというか余韻であって
本編外の作品や尺者の他作品をみても
本作出だしのみが特に魅力的であるのは明らかかPosted by ブクログ