木原敏江のレビュー一覧
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自死した姉の仇を、とトトキさん、妖と契約するのは古典的なモチーフです。
彼女はかなりの癖っ毛なので、それでも疎んじられたのでしょう。
木原さんの作品も、もっと読んでみたいです。 -
もうひとつの「摩利と新吾」 という副題がついている通り、木原敏江先生の長編名作『摩利と新吾』の原型といえるような作品です。同じ登場人物がどんどん出てくるので、まりしんファンは楽しめると思いますよ!
ただ二つの作品のストーリーに関連があるわけではないので、まったく別ものとして読んだ方がいいと思います...続きを読む -
摩利と新吾のその後、
欧州に暮らす摩利が主人公の
20代最後~30歳頃の年齢設定のようです。
3話のストーリーなんですが、
3話目でも本編連載終了から4年後に初出の作品。
いかに「摩利と慎吾」の人気が当時も根強かったか判ります。
各話の
未だに随所で写真の新吾へ語りかけてる摩利が
なんとも痛まし...続きを読むPosted by ブクログ -
木原 敏江とか、萩尾 望都とか、青池 保子とか、未だに、元気に書き続けてくれていて、なんか、嬉しいです。最近、竹宮 惠子は、見ていないので残念ですが。
お得意のゴシックホラーミステリーロマン。
なんと、主人公は詩人のパイロン。これは、フランケンシュタインの誕生に立ち会った人ということで、このからみ...続きを読むPosted by ブクログ -
この間の夢の碑の鵺が6-9だったけれど、文庫の後編があったので。
14-17とどっちにしろ歯抜けだけど、最終回まであるので取り合えず満足。
他に2編。木原敏江らしい悲劇。Posted by ブクログ -
表題作他3編。
「黄昏のシンデレラ」はニューヨークが舞台のハードボイルドな切ないラヴ・ストーリー。
他人への成りすましなど、犯罪の手口はありふれているが、
孤独なヒロインがかわいくて可哀相で……(涙)幸せになってほしかったなぁ。Posted by ブクログ -
陰気な夫、テキパキした妻のアンバランスな夫婦のかけ合いが楽しい。
青髭公をモチーフにした話でもあるので、明るさの中にも仄暗い部分があってそこも楽しめる。Posted by ブクログ