木原敏江のレビュー一覧
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これも復讐譚
自死した姉の仇を、とトトキさん、妖と契約するのは古典的なモチーフです。
彼女はかなりの癖っ毛なので、それでも疎んじられたのでしょう。
木原さんの作品も、もっと読んでみたいです。 -
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摩利と新吾ファンにおすすめ
もうひとつの「摩利と新吾」 という副題がついている通り、木原敏江先生の長編名作『摩利と新吾』の原型といえるような作品です。同じ登場人物がどんどん出てくるので、まりしんファンは楽しめると思いますよ!
ただ二つの作品のストーリーに関連があるわけではないので、まったく別ものとして読んだ方がいいと思います。 -
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ね
寝る前に読むものではなかった…。凄いボリュームで飛ばし読みしちゃったよ。でも面白かったんだから、きちんと読んだら歴史と青春と少しの恋愛で凄く面白いんだと思う。でも、扉絵はビビった。三白眼のこれがイケメン?!って。でも読んでたらちゃんとイケメン箇所もあった!
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ロマンスシリーズ
ロマンスシリーズ4作品収録。
表紙で損してるような。
「銀色のロマンス」の切ない感じがたまらない。
「日なた日かげへのロマンス」も木原さんの描く少年はかわいくてしょうがない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ篝の登場で
新吾への思いを望まぬかたちで
暴露された摩利。
強引に思いを遂げた感のある夢殿先輩ですが、
よーく比べると
摩利は幼いころから新吾と一緒、でも新吾への
恋心を意識したのは17歳、
夢殿先輩が摩利に惚れたのは持堂院に入学して来た
摩利が16歳の春。
それから摩利も夢殿先輩も切ない恋に悩むのね?!
ずぅーっと相手を思う気持ちには
長短付けがたいのでありました。
何度も読み返して気が付いたんすが・・・・・・
このストーリーの素晴らしさは
少女漫画であるからこそと思います。
新吾が摩利の恋心を知ってからの展開は
多分、男性読者には受けないなんじゃないかと?
ある意味、
男性漫画家に -
Posted by ブクログ
ネタバレ摩利と新吾のその後、
欧州に暮らす摩利が主人公の
20代最後~30歳頃の年齢設定のようです。
3話のストーリーなんですが、
3話目でも本編連載終了から4年後に初出の作品。
いかに「摩利と慎吾」の人気が当時も根強かったか判ります。
各話の
未だに随所で写真の新吾へ語りかけてる摩利が
なんとも痛ましい。これはもう
思慕なんてもんじゃなく既に摩利の魂の半分が
日本に居る新吾の所へ往っちゃってる?!
30代になる新吾もそろそろ
(摩利の恐れてた?)結婚に前向きになり
蕎麦屋で何気に
「摩利への愛はプラトニック」発言。
(このコマ自体も小さくさり気ない描写)
ああ、
今更言うか!(怒)
そもそも -
Posted by ブクログ
ネタバレこの巻の「奇々怪々」
新年会の合間にとうとう新吾が摩利の背中に
指文字で・・・・
マリガ スキダ アイシテル
摩利の人生で最高の瞬間だったんじゃないかな?
幸せに輝いてる
美しく、そして残酷なシーン。
やっと告白出来たと笑顔の新吾の純真さが
(本人に悪気が無い分)
後の展開を知ってるだけに何とも言えない・・・。
でも、この告白の本質は
同じく摩利を愛する夢殿先輩には既に
見破られているんすね。
巻の最後の方では
遊び人の「しのさん」の切ない恋の顛末が・・・・・
持堂院一のプレイボーイの彼が
叶わぬ切ない恋心をずっと秘めていたのが明かされて
ジーンときちゃいます。
身体の飢えは満たせても