【感想・ネタバレ】摩利と新吾 6巻のレビュー

あらすじ

新吾とともに欧州へ留学した摩利だったが、やがて世界大戦が勃発し2人はスイスへ脱出した。そして、ついに摩利が恐れていた事態・新吾の恋が…!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

夢殿先輩が満面の笑みで放った一言、

「追ってきた」

グッと来ました。
この人の人生って多分生まれる前から
レールが敷かれていて、本人も将来は
それに乗って人生を送るのを判っているのだと思う。

唯一、学生時代だけが
彼が自由に過ごせる時間だってのも判ってる。
最愛の人を追ってドイツまで行ってしま
夢殿先輩最大の行動だったのではなかろーか?

摩利に恋するあまり、ライバルの新吾には凄く正直に
言わなくてもいいことまで口にしてしまう、
でもその分信頼は得られてると思う。
本当は誰よりも摩利から頼られたかった彼の願いも
切ないです。

摩利との関係はいつも奪うようなスタイルなんすが、
何故か憎めない大切なキャラなんですね。


もう1人、先輩と言えば忘れちゃいけないのが
なんと言っても志乃さん♪(キャーッ)
この人の不思議なキャラが
五目飯の味付けに凄く利いてます。
若干二十歳ながら、愛欲の全てを知ってしまってる?!
摩利もプライドを捨てて
志乃先輩に苦しい胸の内を吐露出来てたら・・・
新吾や夢殿先輩からも信頼されてる
(夢殿先輩との掛け合いも最高!)
バンカラ猛者連のなかで浮世離れしてる?
無くてはならない清涼剤みたいな人。



持堂院卒業の最後のストーム!
二度と戻れない一瞬、皆が輝いてた時代、最高です。

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2015年07月27日

Posted by ブクログ

木原敏江の不朽の名作。交わりそうで交わらない、恋愛のようで恋愛とは違う幼馴染みの少年ふたりの成長物語。・・・というのが何も知らない人向けの説明ですが、これじゃ全然!この壮大なスケールの漫画の良さは伝わらないですね(笑)。大正~昭和の激動の時代を生きた日独ハーフの美貌の鷹塔摩利。彼の親友であり密かな恋の相手でもある印南新吾。ある意味究極のファンタジーです。
木原先生は二人を決して「そういう関係」にしないと決めていたそうな。理由は「対等でなくなってしまうから」。男の友情が至高であるという考えも。・・・昭和の少女マンガの限界かもしれません。

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2013年02月28日

購入済み

摩利が恐れていたライバルの女ドリナ登場してしまいました。新吾の恋はやはり女性となのかなと複雑です。期待させといて摩利がかわいそうです。

0
2022年11月28日

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