庵田定夏のレビュー一覧
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ネタバレアスランダム上下でわたしの中で地の底まで落ちていた評価が再浮上して嬉しい。
何故か苦しかったり泣きそうだったりしているのはこのシリーズがすきだからだ。
たぶん、ユメランダムを読み終えた時点で境だったとも思うけれど、ずっと一体感を感じていた稲葉んが今回読みながら完全にわたしから巣立ってしまったと感じた。
最終巻だからとかじゃなくて、理屈じゃなくて、すごく実感している。ちょっと寂しい。大すきだった。救われた。
稲葉んに、シリーズに、本当に感謝している。ありがとう。
バカップルをしているのを見るとすごく嬉しくて幸せで心から安心する。久しぶりにしっかりと稲葉んを見られて、とても嬉しかった。
頭脳派実 -
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ネタバレデレばんな自分の危うさにちゃんと気付いて立て直そうとする稲葉んまじ健気!
とか軽いノリで言っていられないくらい著者の攻めに容赦がなさすぎて、すごいとは思っていたけどそれでもラノベだと侮っていたところを軽々と越えられて、太一がひどすぎて稲葉ん目線はないのに稲葉んがずたぼろすぎて本当に苦しかった。
正しい間違いの二極論になっているのは若さかなあと思うし、でも、あなたが決めたことだから的に相手の考え方をただ受け入れて尊重することを良しとしないところは潤滑な大人の理論に染まっていない感じで共感に近い気持ちになった(わたし大人だけど)。
あんまり擦れ違うものだから本当に不安で、
そもそも言下に却下し強 -
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稲葉んのサービスシーンにどきどきして(男子か)、そこからの展開のえぐさに理屈でない強烈なショックを受けて(良かったちゃんと女子だった)、稲葉んに入り込まされるの本当疲れる……。
でもすき。むしろすき。
バカだとか痛いとか真正面から内心断じている千尋に抉られる。
恋愛脳によってコントロールを失っている人間とか大嫌いで敵だから、敵だったから?、本来ならわかる理屈なのに、稲葉んに入り込みすぎていてだめだ。
あああそれにしても危なっかしすぎるよ何でも聞いてあげちゃう系女子な稲葉ん……。
予想はしていたけど……。めちゃ入り込んでいるから気持ちもわかるけど……。
ギリギリで、いや既にアウトだったけど、ちゃ -
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昔のエピソード三つは流れてしまって(珍しく稲葉ん回までもが琴線に全く触れなかった……。空回り奮闘、とても逆効果……。そして裏進行があまりにべたすぎる)、最新時間軸のエピソードがむしろすべて。
デレばんは入り込むよりも眺めてにやにや楽しむものだなあ、と読み始めには思っていたのに、読み進めるうちに一体化してくらくらして来た。
稲葉姫子の感情移入に引き込む力、本当凄まじい……。
稲葉んのいない場所で藤島(弱)を可愛いと思う太一がなんかガチで、稲葉ん含めそういうのが好物なのな!ってもやもやして、割と本気で嫌で、驚く。
稲葉ん怒りに来て!怒りに来て!ああでも傷付くかなあ!とか懊悩した。
突然に声が良い -
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ネタバレ山星高校の生徒たちの夢、望みが、文研部の5人にアトランダムでユメのように見ることができる。
ふうせんかずら曰く、これで最後の現象で、ボーナスステージ。
(自分たちには何の被害もない。)
しかし、この力を使用するか否かで、文研部の5人が仲間割れしてしまう。
太一、唯が使用する派、稲葉、青木が使用しない派、永瀬が中立。
今回は、太一のお話。
太一自身の根本的な問題。
自分の目標、望みと向かいあう。
途中、意固地になっているのを見ているのは、個人的にちょっとイライラ。
前巻で暴れた千尋の態度が軟化しており、紫乃の毒舌が冴えわたる感じの雰囲気はとってもよい。 -
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シリーズ本編第6弾!!
修学旅行を控えた太一たち2年生たちには進路調査が配られていた。部室で各々の将来を語るメンバーだったが太一だけ何も言えずに焦っていた。そんななか<ふうせんかづら>が現れ「これで最後です」と告げられ、あらたな異変が始まった。メンバー以外の高校のひとたちの願望が見えるという能力を与えられた5人は、この能力を生かして人々を助けようとする太一、唯と、この能力を危惧しなにもするなと主張する稲葉、青木に対立してしまう。そして修学旅行当日迎え、事件が起きる・・・。
今回は太一メインの原点回帰物語でした。作中に太一が責められているところは全部自分に言われているのかと思ってしまうくらい -
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ココロコネクト第2弾。
主人公率いる5人の文化研究部が謎の現象に翻弄されながらもそれぞれのもつ悩みに向き合って成長していく物語。
結論から言うと面白かった!!
今回は欲望解放という現象に翻弄される部員たち。
自分が心でしたいこと、思っていることが理性で抑えられなくなってしまう現象。
傷害事件を起こしてしまう桐山。ついかっとなってクラスの人を殴ってしまいそうになる太一。自分の気持ちを必死で隠そうとひとり努力する稲葉。
前巻でも思ったけど青木の桐山に対しての思いがまっすぐでとてもうらやましい。なんだかんだで一番芯がまっすぐで強い人間はこの作品の中だと青木だと思う。こんな人間になりたいっておもえ -
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シリーズ第3弾。
今回は題名にもあるようにカコランダムなんです。時間退行、過去の自分に戻ってしまうんです。それは幼児であったり中学生に戻ったりさまざま。
今回は青木と桐山を主軸に置いた作品になっていて、青木の桐山に対しての思いや、桐山の成長していく姿が一番印象に残る物語でした。
ちょっと腑に落ちないのが表紙めくったところにあるイラストの中で八重樫太一12歳のイラストがちらっとあるのですが、本編とあんまり関係ない、というかどこのシーンだったのかわからなかったところ。なんか意味深な雰囲気があったので楽しみに読んでいたのにそれらしい場面がなかったので残念でした・・・
僕の読み足りないところがあっ -
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ココロコネクト第4弾。やっぱ面白いなぁ。
今回の『現象』は『感情伝導』です!
表紙からして伊織に何かあるんではないかと思っていましたが伊織の崩壊が今回のテーマでした。
ストーリー構成がいままでとほとんど変わらないので読んでいて流れが読めてくるし、ちょっと単調な気もしてきますが、挫折や苦悩を繰り返してきた彼らがいままで頑張ってきたことっていうのが今回で成長したって実感できたと思います。
次巻からなにか新しいことが起こるやもしれません。次が速く読みたいです!!!
あと、徐々に稲葉んがかわいくなっていて・・・ъ(゚Д゚)グッジョブ!!
もうね・・・そういう意味でも次巻が楽しみで仕方ないです。 -
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シリーズ本編第6弾。
「ふうせんかずら」が文研部のメンバーたちに、「これで最後です」と告げて、新たな異変が引き起こされます。それは、メンバー以外の人びとの「夢」や「願い」を知ることができる能力がそなわるというものでした。
姫子は、「ふうせんかずら」によって与えられた能力を、完全に無視するべきだと主張します。しかし、折から青木の父親が痴漢の冤罪を着せられるという事件が起きてしまい、太一と唯は、能力を利用して青木の父親の窮地を救うべきだと考えます。
さらに太一は、恋愛に悩む周囲の人びとの「夢」を後押しすることに手を出し、藤島麻衣子に代わる「愛の伝道師」に祭り上げられます。こうして後に引き返せ -
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シリーズ本編第5弾。
「ふうせんかずら」に出会った千尋は、文研部のメンバーに対して別の人間だと思わせることのできる「幻想投影」の能力を授けられます。「ふうせんかずら」が出した条件は、その能力を使っておもしろくすることでした。千尋はさっそく能力を行使して、文研部のメンバーたちを翻弄しますが、彼らの信頼の結束を崩すことはできず、敗北感に打ちひしがれます。
一方紫乃は、千尋の様子がただならないことに気づき、彼が「ふうせんかずら」と接触したのではないかという疑惑を膨らませていきます。やがて彼女は、太一の言葉に背中を押されて、千尋の真意を見極めるため、一歩踏み出す勇気を振り絞ります。
今回は、新入 -
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シリーズ第2弾。
今回、やはり「ふうせんかずら」によって文研部のメンバーたちに引き起こされることになった異変は、瞬間的な衝動を抑えきれなくなるというものでした。その結果、他校の生徒たちを傷つけてしまった唯は、半ば引きこもりの状態となってしまいます。
唯を救いたいと願う太一ですが、伊織や青木との話し合いの中で「欲望解放」が起こり、お互いに心の中で思っていたことを口にしてしまい、相互不信を増幅させてしまいます。しかし、彼らの信頼はそんなすれ違いも克服するほど強く、彼ら自身がそのことを信じていたことで、「欲望解放」によって呼び起こされる相互不信を克服して、ふたたび文研部は結束することになります。 -
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愛と青春のペンタゴンコメディの番外編の第3弾。
すべての事象を終えた文研部の面々を描く短編集4話を集めたもの。
伏線とかそういったものがないですが、その後がしっかり描かれていて、いい番外編だったと思います。
わたしだけのお兄ちゃん…★★★☆☆
あることから太一の家に文研部が集まることに。
そこで太一の妹が文研部の面々を評価していくというもの
番外編はこういったサブが出てくるのはいいですね!
カップルバトルロイヤル…★★★★☆
3年生になった文研部の面々が中心にイベントを催すというもの
内容は淡々と進んでいたんですが、最後にある人物が元気になってホントに良かった!
新入生よ、大志を抱け…