庵田定夏のレビュー一覧
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購入済み
2巻を読む前に
先ずは1巻の感想。
とりあえず面白かった。
Amazonかな?Googleかな?w
大手企業相手にこんな事やって勝てる訳ねえだろ!
っとだけ思いつつ、所詮は空想の世界だと考えて読んだ。
疑問「なんでラストの方ではおじいちゃん出て来なかったの?」
さて2巻。 -
Posted by ブクログ
こんなに感情移入した恋愛描写ははじめて。
もはや稲葉んの感情だかわたしの感情だかわからないくらい、境目が溶けてしまうくらい、没入する。酩酊する。
稲葉ん!稲葉ん!
今回は伊織の爆発した痛切な叫びにもとても胸を衝かれたし
(ひとが真剣に悩んでいるのに前振りでいちゃつくのはやめて頂きたい。伊織の為だと理解はするけど、稲葉んに他意は絶対にないとわかるけど、結果的に特殊なプレイに巻き込まれたいたたまれなさである爆発しろ!)、
伊織の為にやらかした自己犠牲野郎太一が格好良くてめちゃすごいと心底思えて嬉しかったけれど、
やっぱりダントツで稲葉んである。
取り繕わずに弱さを打ち明ける稲葉んと内心受け止め切 -
Posted by ブクログ
ネタバレアニメを見て小説を読見始めた。
「自己犠牲野郎」と罵倒される程の優しい主人公による優しい物語で、少し自分のココロも満たされるような作品だった。
永瀬伊織とは同じわけではないが、私自身も誰かを反面教師にして、他人から怒られない、嫌われない「わたし」を創り上げて生活をしていた。そうして生活していた分には問題はなかったが、環境が変わって反面教師にする存在がいなくなった時に、いつの間にか「わたし」、「アイデンティティ」が消失、あるいは亡失して、なにもできなくなっていた時期があり、自分にとっては他人事のようには思えなかった。
(「『わたし』の話」(pp.196-203))
青木の「表面上は変わりにくい話 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1巻を読み終えた時、理由がわかるにせよ主人公の性格・言動に対して否定的、嫌悪感すら持っていた状態であり、『アオイハルノスベテ』に対しても少し否定的な気持ちを抱いていた。
しかし、この2巻で、この作品はトゲのある主人公が周囲と接している内に、周囲の成長と共に、優しくなっていく、その過程を描いていく作品なのだと理解した瞬間、主人公、そして作品に対しての評価もガラッと変わった。このための導入(1巻)だったのだろう。
最後の結末が少し、というかかなりご都合主義だと感じたが、それを差し引いてもこのお話(2巻)については、非常に面白いものだった。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレとりとめのない感想です。
(アニメ全話見てから入りました。)
ココロとカラダが入れ替わったらどんなことが起こるんだろうか。
男子が女子になったら、どうしても下ネタの方向にいく気がする。
そう思うと、女子は恐怖しかないと思う。
なので、稲葉の意見が一番、個人的には近いかなと。
(自分以外は信用できないというもの)
太一と青木は何もしないのが逆に感心する。
長瀬に関しては、自分自身が誰か分からないというような深いもの。
考えると誰でもそのような気もするし、それは例外のような気もする。
長瀬が橋から落ちてから太一の意識はどこに言ったのか。
急に病院での描写になっているが、その間がよくわからない -
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Posted by ブクログ
シリーズ本編第5弾!!前回の短編集を入れると6弾目になります。
新たに加わった新入部員の紫乃と千尋の2人。
2人に<ふうせんかづら>が表れ、5人をなお面白くする代わりに力をあげると話を持ちかけられる。
自分にはないもの、5人の絆をどこまで強固なものか確かめるために崩壊させていく千尋。
それを知っているにもかかわらず頑張ってみようと思っているものの行動に起こせない紫乃。
そんな二人の成長物語。
くさい!!クサすぎる!!面白いけど!!
高校生の時ってこんなに悩んだりしたものだっけ!?
こんなに悩みに真剣で物事にぶつかっていくことって現実にあるだろうか。
この小説を読んでると自分の人生とどうして -
Posted by ブクログ
ココロコネクト本編・・・ではなく短編集第1弾!!
短編集だからって読み飛ばしちゃいけない!!
本編につながる物語がぎっしり詰まった1冊でした!
4つの短編が集められていて、3つは今までのストーリーの間にあったちょっとしたお話。最後の1つは次につながる大事なストーリー。
2年生になった文研部員たち。太一たちに興味をもった新入生2人が入部するかどうかを描いた物語です。
新たに新キャラとして後輩2人、紫乃、千尋が登場するわけですが、このキャラは今までのキャラクターの中では一番読者目線で描かれてる部分が多いと思いました。
これまでの波乱万丈な出来事を読んできた私からしたら5人の絆は強固なものにな -
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Posted by ブクログ
ココロコ、最終巻!
やっと読めました。うん、短編集と言っても
この本を読まないとこの作品は終われないと思います。
というのも、ココロコは「ふうせんかずら」と文研部の
戦いの話ではなく(大笑)、
彼等の高校生活のお話だったので。
前回の不満が見事に解消されていました。
逆に、この本だけ読んでも正直面白くないと思います。
彼等が何を背負って何を乗り越えてこの巻に辿り着いてるかを
知ったうえで読まないと泣けない。
逆にずっと追いかけていると最後の1ページは
感無量ですね。
しかも、あくまで高校生活は「通過点」だということを
しっかり感じさせるラストなのも素晴らしかったです。
この先生の作品はま -