谷川流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「涼宮ハルヒの分裂」
桜の花咲く季節を迎え、涼宮ハルヒ率いるSOS団の面々が無事に進級を果たしたのは慶賀に堪えないと言えなくもない。だが爽やかなはずのこの時期になんで俺はこんな面子に囲まれてるんだろうな。
ハルヒシリーズ第9弾。キョンは進級してハルヒと同じクラス。既に習慣化したSOS団の部室への移動と傍若無人天真爛漫純粋無垢な団長の指揮下での活動。そんな日々が続く中、ある日キョンは中学時代の旧友佐々木に出会う。しかし佐々木は一人ではなかった、キョンの目の前にいたのはあの人物・・・。
いきなり佐々木の紹介で出てきたあの人物により「展開は結構速く進むんだろうなぁ」と思いながら読んでいました -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白い。そして上手い。
内容的に盛り上がりが欠けるとか、展開がまだるっこしいとか感じられる人もいるかもしれない。
けど、この構造、凄いとしか言いようがない。単純明快そうに見えてしっかりとした構成イメージが無いと描けないと思う。時間関連のSFをこれだけ違和感なくストンと落としてくるストーリーは中々無い。
そりゃ、細かい事を言いだせばいくらでも突っ込みどころはあるのかもしれないが――時間軸に閉じ込められたナイフなど――小説内で謎は謎として上手く処理されている。
そもそも、三日前の自分と三日後の自分が現在軸で出逢うという発想だけで打ちのめされている。
ラスト、工場にナイフを持っていく必要は -
Posted by ブクログ
涼宮ハルヒシリーズの短編・中編合わせて3編収録されています。
『エンドレスエイト』はアニメやアンソロジーですでに知っていましたが、改めて読むとやはり面白い。時間もののSFにはあまり詳しくないのですが、この作品も含め『ハルヒシリーズ』の時間ループの話はかなり完成度が高いと思います。
『射手座の日』はコンピュータ研究部とSOS団がゲームで対決する話。
この話の読みどころはやはり長門に尽きるかな、という感じです(笑)
感情が出てきたアンドロイドってありがちな設定ですが、こうして読んでみるとやっぱり惹かれます。
『雪山症候群』はSOS団が吹雪の中謎の小屋に閉じ込められてしまう話。
SOS団の絆が -
購入済み
さくさく読めた。
実は初めて読みました。アニメも見てません。
非常にサクサク読めた。難しい言葉を使っての上から目線でもなく、感情移入もしやく、わくわくもして、ミステリアスで、差し詰めライトノベルの幕の内弁当と言った感じです。
安っぽくないし。
流行した理由がよくわかった。
たぶん、シリーズは全部読むでしょう。 -