谷川流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画化もされた、長編です。
ライトノベルということを差し引いて、また、これまでの作品でまかれていた種がこまめに拾われています。
とくに、笹の葉ラプソディは読んでおかないと半減するでしょう。
また、アニメでも8週にわたって放送されたエンドレスエイト。
ハルヒとキョンと長門。
三角関係にもなっていないうっすらとした関係性と、そこに朝比奈さんと古泉を含めたSOS団の濃い団結と。
その対比は個人的には大好きです。
これまで自分で押し殺してきた、キョンの気持ち。
読者も想像するに足る想いを自覚して、それを選択することを迫られる。
結局は当の本人には全く言語化されて伝えられることはないのですが、キョンと読者の秘密の箱に納められた、高校生のときにしか現れないようなきらきらした気持ちが、さわやかに伝えられている作品だと思います。 -
Posted by ブクログ
「涼宮ハルヒの分裂」
桜の花咲く季節を迎え、涼宮ハルヒ率いるSOS団の面々が無事に進級を果たしたのは慶賀に堪えないと言えなくもない。だが爽やかなはずのこの時期になんで俺はこんな面子に囲まれてるんだろうな。
ハルヒシリーズ第9弾。キョンは進級してハルヒと同じクラス。既に習慣化したSOS団の部室への移動と傍若無人天真爛漫純粋無垢な団長の指揮下での活動。そんな日々が続く中、ある日キョンは中学時代の旧友佐々木に出会う。しかし佐々木は一人ではなかった、キョンの目の前にいたのはあの人物・・・。
いきなり佐々木の紹介で出てきたあの人物により「展開は結構速く進むんだろうなぁ」と思いながら読んでいましたが、思ったより途中で落ち着きました。注目してもらいたい登場人物を一人挙げるならキョンの旧友佐々木です。
この人が今後ハルヒ(SOS団)をめぐる展開において大きな鍵を握っているようです。今回は佐々木とハルヒがどう違うのか?なぜ佐々木と共にあの人物達は現れたのか?そこを注目しながら読んでもらえると面白いかと思います。私は彼らが佐々木に拘る理由が分かる気がしました(ハルヒと違い落ち着いた空間の持ち主)。
またSOS団(文芸部)にも大きな変化が訪れます。それはまさかの新入部員希望者殺到です。入部希望に関心を示す新一年生に入部試験を課そうとするハルヒ。しかしそんなやる気満々のSOS団の部室(ハルヒ)に長門がやって来ない!一体長門に何が起きているのか?彼女の元に駆け出すSOS団。この形で今作は終わっていきます。これは良い感じで次を読みたくなりますね。
長門に何があったのか、彼女の異変に佐々木の仲間は関わっているのか、ハルヒはどう動くのか、そしてキョンは・・・。そんな所に注目して次を読みたいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白い。そして上手い。
内容的に盛り上がりが欠けるとか、展開がまだるっこしいとか感じられる人もいるかもしれない。
けど、この構造、凄いとしか言いようがない。単純明快そうに見えてしっかりとした構成イメージが無いと描けないと思う。時間関連のSFをこれだけ違和感なくストンと落としてくるストーリーは中々無い。
そりゃ、細かい事を言いだせばいくらでも突っ込みどころはあるのかもしれないが――時間軸に閉じ込められたナイフなど――小説内で謎は謎として上手く処理されている。
そもそも、三日前の自分と三日後の自分が現在軸で出逢うという発想だけで打ちのめされている。
ラスト、工場にナイフを持っていく必要はあったのか?とか、ミーちゃんが落ち込んでいた理由が今一曖昧とか(それは後の巻の伏線?)あるけれど、それらもストーリーの盛り上げのために必要であったと考えるならば眼を瞑る事も吝かではないだろう。 -
Posted by ブクログ
涼宮ハルヒシリーズの短編・中編合わせて3編収録されています。
『エンドレスエイト』はアニメやアンソロジーですでに知っていましたが、改めて読むとやはり面白い。時間もののSFにはあまり詳しくないのですが、この作品も含め『ハルヒシリーズ』の時間ループの話はかなり完成度が高いと思います。
『射手座の日』はコンピュータ研究部とSOS団がゲームで対決する話。
この話の読みどころはやはり長門に尽きるかな、という感じです(笑)
感情が出てきたアンドロイドってありがちな設定ですが、こうして読んでみるとやっぱり惹かれます。
『雪山症候群』はSOS団が吹雪の中謎の小屋に閉じ込められてしまう話。
SOS団の絆が生まれてきたことが感じられる場面がいろいろあって好きな話でした。それだけでなく今後の話にもつながってきそうな不穏な空気も感じられそういう緊迫感も良かったです。 -
購入済み
さくさく読めた。
実は初めて読みました。アニメも見てません。
非常にサクサク読めた。難しい言葉を使っての上から目線でもなく、感情移入もしやく、わくわくもして、ミステリアスで、差し詰めライトノベルの幕の内弁当と言った感じです。
安っぽくないし。
流行した理由がよくわかった。
たぶん、シリーズは全部読むでしょう。