長尾剛のレビュー一覧
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最近このくらいの時代の本の中にずっといる。
これは明治の始まりくらい〜だけど。
ちょうど今の朝ドラくらいの時代と同じか。
牧野富太郎さんの朝ドラも観てましたよ。
神木隆之介さんがやってたね。
だからあのキャストのまま読んでたんだけども。
やっぱり朝ドラは朝ドラで多少変えてあるのね。
富太郎さん一人っ子だし。
朝ドラではお姉さんいたよね。
朝ドラとの違いを見つけるのも面白かった。
それにしてもスエさん(漢字出すの大変)肝が座りすぎ。
今の金額で2億円の借金とかもう夜も眠れないわよ。
どうしてあそこまで富太郎さんを信じられたんだろう。
借金取りだって怖かったろうに。
それすら楽しむって私にゃ無理だわ。
そして13人も子供を産むって昔の人ってやっぱり強い。
2人産んでもう無理と思う私とは大違いだわ。
だけどさ、13人産んで6人亡くしてるって悲しみが大きすぎる。
富太郎さんのとんでもぶりと、スエさんのとんでもぶりが群を抜いていた。
2人が違う方向にとんでもなかったから色んなこと含めて上手くいったんだろう。 -
Posted by ブクログ
「ねこ先生」が改題で、最初に書かれたのがこの本でした。
夏目漱石の本は読んだことはないのですが、夏目漱石のことは、司馬遼太郎の小説で正岡子規の友人であるとか、イギリスに留学して神経を病んだとかの予備知識はありました。
また、三浦雅士の「漱石 母に愛されなかった子」も読んでいて、今回、すっとこの小説に入れました。
小泉八雲の後釜として帝大の講師となったころからのお話で、猫とのからみ、家族との関係、寺田寅彦との関係など、漱石が「吾輩は猫である」を書くまでに至った経過がとってもよく理解出来ました。
ストーリーも自然な流れでとっても読みやすかった本でした。 -
Posted by ブクログ
新釈「五輪書」
宮本武蔵の哲学を読む
著:長尾 剛
PHP文庫 な 34 1
兵法書とは何か、武芸の解説や武士の心構えについて、それぞれの流派の考えを独自に論理化したもので、弟子の指導教官に使われるテキストだ。
二天一流は現在、多少形を変えて熊本に細々に伝わっている。が、江戸時代を通じ「二天一流の大剣豪」として武蔵以上に名を馳せた剣客はいない。
武蔵という人は、徹底したリアリストだった
気になったこと、武術の域を超えているだろうことは以下です。
■地
・兵法とは、いつ如何なるときでも勝つ、ための心構えなのであり、ノウハウなのである
・役に立つかどうかではない、どんなときでも役に”立たせる”のである
・五輪書は、きわめて剣の技術論的な部分が大きい書だ
・人を使うにも、適材適所の考慮が大切だ、腕前の上中下に合わせて仕事を与えてやれば、効率よく仕事は進む
・道具は、いつでも最高のコンディションでなければならぬ。そのためには常日頃のメンテナンスが欠かせない
・要は、どれほど戦う相手が大人数であろうとも、どれほど目の前に突き付けられた障害、難題が大きかろうとも、そこで臆したりあきらめたりしては、すべて終わりだということである
・様々な武器の効用を知り、時と場合で使い分ける
・大切なことは自分の身に応じ、自分の手にあった武器を持つことである
・我が兵法を学ぼうとする者は次を心がけよ
①ひたすら実直、正直であること
②道を厳しく鍛錬すること
③刀を持つだけでなく、広く他芸に触れること
④広く他の職業を知ること
⑤利害損得をわきまえること
⑥本質を見据える眼力を養うこと
⑦眼に見えない本当の意味を見抜き、悟ること
⑧わずかなことにも、細心の注意を払うこと
⑨役に立たないことはしないこと
■水
・無念無想
・一瞬もためらうな、躊躇するな
・一体感あればこそ、まず身体が動き、そのあとから刀の動きがついてくる
要するに、戦いとは、まず道具ありきではなく、まず、己自身ありきなのである
■火
・我が兵法は、常に生きるか死ぬか、ギリギリの覚悟をもって臨むこと
・自分の兵法が1対1の対決にとどまらず、集団の合戦の戦略としても有効なのである
・武蔵は、イメージトレーニングが必要だと語っている
・闘いの初めにおさえるべきもの、光、空間、高さ である
・勝つためには先手をとれ
①懸の先 こちらから仕掛ける際の先
②待の先 相手が掛かってきたところをとる先
③体々の先 互いに掛かり合ったときにとる先
・常に敵の攻撃の出鼻をくじけ
・敵のアクションが完了する中途でそのアクションを崩す
・無駄な動きはほおっておく
・敵の士気を見抜け
・相手が崩れたら、再起ができないように、一気に押して、叩き潰す
・敵が弱みをみせたらそこにつけ込め
・かげをうごかす、とは、力づくで敵に誘いをかける、こと
・敵を崩す心理戦
①敵に危険を感じさせろ
②もう無理だと敵にあきらめの気分に引き込むこと
③敵の予想外の行動にでて、あわてさせ、パニックに陥れること
恐怖を感じた敵はもろい、そこに一気につけ込めばそのまま勝ち得ることができる
・敵の急所をつけ
次々と敵の急所にピンポイント攻撃をかけ続けること
・弱い敵にでも、全力でぶつかる覚悟がなければ生き残れない
・同じ攻撃を二度行うのはやむを得ない、三度までするものではない
・敵の武将になった気持ちで戦場を見よ
・兵法とは、技術の習得、体力の鍛錬、精神の修養、すべてである
■風
・他流を許さない、兵法とは闘いに勝つためだけにある
・敵がやたらに動いてきたら、それに背いて、こちらは悠々と静かに構え、敵のリズムにひきずられないようにする
■空
・空を知る:何もない境地、俗世間しか知らない人間には理解できない境地があることに気が付く
・空に至る:俺は間違っているかも、といった迷いをいっさい感じず、日々いつでも知力と気力を磨くようになり、観、見、2つの眼を研ぎ澄まして周囲のすべてを理解し、少しも心に曇りなく、迷いの雲が完全に晴れた境地になれる
・結論:兵法とは、人を善に導くものなり
目次
『五輪書』序
地之巻
水之巻
火之巻
風之巻
空之巻
ISBN:9784569577616
出版社:PHP研究所
判型:文庫
ページ数:304ページ
定価:533円(本体)
2002年07月15日第1版第1刷
2002年11月29日第1版第1刷 -
Posted by ブクログ
ビジネスにおいてもスポーツの世界でも女性の活躍は目覚ましい。サッカー女子日本代表やバレーボールなどは勿論、陸上や卓球、ゴルフなどあらゆるスポーツで日本人女性選手の活躍を日々目にする。政治の世界にも多くの女性議員がおり、身近なところで会社を見渡せば、100人規模の組織の町が女性だったりすることも多くなってきた。だが先進国において女性の社会進出はまだまだの評価だし、事実、目覚ましい活躍を感じていること自体が、女性の進出そのもの自体が注目される様な世の中なのである。先日システム提案を受けたある会社は、6名程度のチームで全員が女性だった。提案内容や資料が素晴らしかっただけでなく、プレゼンターの話し方、こちらの質問への的確な回答(意地悪なマニアックな技術的質問であっても)、上長(部長)のタイミングの良い助け舟など、どれをとっても他社5社程度を圧倒していた。内心では凄い時代になったなと感じてしまう自分が、まだ男性社会の意識が強いことに気付かされてしまう。
本書は日本の歴史の中に燦然と輝いてきた女性の活躍やその強さにスポットを当て、現代に続く女性進出を「復興」と捉えた作品である。かつては戦国の世においても、女性武者が兵士たちを率いて闘っていた。有名な所では最近大河ドラマでも話題になった、巴御前や井伊直虎なども登場する。
彼女たちは武芸の才も男性顔負けの優れた域に達していたり、何より主君や夫を守るためにその命を投げ出して闘ってきた。中には伝説じみた首をもぎ取る様な猛者も出てくるが、何よりも自分が女性である以前に一人の人間として、国のため、同じ女性のために心血を注いでいた。
本書を読みこれまで知らなかった戦国武将の妻たちの存在を知ったし、近代においても女性浪人の活躍があったりするなど、その活躍ぶりを眺めていくと、いずれも信念の塊の様な強い意志をもち、決して最後まで諦めずに戦い続ける姿に胸を打たれる。死に直面しては男性さながら潔く切腹するなど、もしかしたら男性でさえも恐怖でやり遂げられない様な事も立派にやり遂げるのである。それが日常的に「女性だから」と扱われた反動なのかはわからない。事実その様な事を成し遂げてきた女性が多くいたという事は事実だ。
本書は主にそうした戦国の世の中女性を中心に、近代においては女性の社会進出を促進するための女学校の設立や、女性の医学の道への扉を開いた方など、数十名の女性を取り上げている。正に本書冒頭で表現されている「女軍(めいくさ)」の文字に相応しい戦いぶりである。
本来ならこの様な特別な扱い自体が不要なはずである。歴史書にこうした話が逸話として出てくる事はあっても、まだまだ視点が男性中心かつ登場人物の多くは男性だ。我が国は社会の女性進出率の評価はまだまだ低いが、この様な本に触れて、奮起する女性はもちろん、女性の本来の優秀さを認めて大きな仕事を割り当てるなど、積極的に場を提供していく様な(最初はルールにしてしまうのが有効だと考える)社会を最もつくっていかなければならない。その様な想いを一層強くさせてくれる一冊だ。 -
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口語訳でとても読みやすく、内容も面白かった。
新しい事に取り組もうと思う人にとってとても勇気を与える本だし、久しぶりに読んでワクワクする感じがした。また当時の状況がリアルに感じた。特に蘭学のパイオニアとして黎明期の雰囲気が非常によく伝わってきた。
辞書もなく、アルファベットも分からない段階から、一文一文翻訳し、解体新書の出版までこぎ着けた第一世代。
ビギナー向けの蘭学階梯で蘭学の裾野を広げた弟子の大槻玄沢、蘭和辞典の編纂の中心となった稲村三伯などの第二世代。
若い頃から嘱望され、一度は道を踏み外しかけたが、周囲のサポートにより蘭学の世界に戻った宇田川玄随などの第三世代。
蘭学者の各世代の描写が非常にリアルだった。
パイオニアとして世界を切り開いてく偉業は、作中でも仏典の漢訳と並ぶ偉業と表現されていたが、その後の明治維新前後の日本と中国の差につながったと思うと、日本人として感謝したくなる。 -
購入済み
素晴らしい‼
これは、長い間探し求めていた私の理想に一番しっくり来る、最高の思想!
また、老子、荘子お二方が現在に蘇った様な人情味溢れる語り口、著者のユーモアのセンスも感じられる素晴らしい作品ですね!ありがとう! -
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西郷隆盛が大事にしていた考え、信念などがまとめられており、人間がおさめるべき「道」についてしるした本。肝に銘じておべきことだらけでした。何度も読み返したい良書。
以下、印象に残った内容、引用。
・人間は、どうしても自分の好き嫌いで物事を判断しがちだが、組織を率いるものは私心を持ってはならない。「相手を嫌う心」を封じて対せねばならない。
・地位を与えるときには、一時の功績や、年功序列といった概念で与えてはならない。地位を全うできるだけの「考え方」「能力」もなく地位を与えられると、本人にとっても、組織にとっても、マイナスでしかならない。人の能力を冷静に見極める目を養わなければならない。
・リーダが持つべきは「ビジョンと決意」。どうしたいという「ビジョン」を明確にし、しっかりと語れなければならない。そのビジョンがあればこそ、周囲の意見も素直に聞け、物事の判断ができる。目指すべきビジョンの推進に対しては、いかなる困難にあたっても一歩もひかないという決意がいる。
・子孫のために美田を買わず。苦労が伴って、初めて人は成長する、だからこそ楽をさせる(美田を買い与えない)、という意味で捉えてた。が、「自分の子孫「だけに」美田を買い与えることはしない」「親族関係なく、いかに次の世代に美田を残せるかを考える」という趣旨も含まれている。
・文明とは何か。気高い生き物として営む生き方であり、決して電気や鉄道などが進んでいることを指すわけでない。開国を武力で迫り、人権を踏みにじる西洋は「野蛮」そのものにも関わらず、西洋の利便性のみに目をやり取り入れることを「文明」というのは、間違い。人の道を外さないその心こそが本当の「文明」である。
・自分の欠点を見出し自覚せよ。欠点のない人などいない。その欠点を自分で自覚することで、他人の意見を素直に聞き居れることが出来る。
・計画を立てる際には、実行を誰に任せるかを考えておくこと。崇高な計画を立てたところで、実行できる人材が居なくては、絵に描いた餅。実行を任される側は、常にどんな仕事でも対応できるよう修練を重ねておくこと。
・克己を大事にせよ。人間とは、自分勝手な己を、そんな己を反省し自ら諌めようとする己、この2つの己がいる。後者の己が、前者の己を上回らなければならない。克己は、自分自身で高めるもの。他人が見ていようがいまいが、常に己を磨き上げること。
・学問をするものは、学問ができることを鼻にかけてるだけで、一向に実行に移さないものが多い。学問は非常に重要だが、学問を行かした「大志を持つ」ことと、私利私欲なく「道」を究めるために役立てる、という2つの思いを必ず持つことが肝要である。
・人を相手とせず、天を相手とせよ。自分の大志を成し遂げるためには、多くの困難に直面する。その時に、うまくいかない理由を「人のせい」にしてしまいたくなる。が、人のせいにしたところで、ことが好転する訳ではない。困難はあるものだという自覚と、困難にぶつかったときには天の性であり、自分の修練が足らないと思うべき。そして、早々に次の手を進めていくべきである。
・正道を貫くのは確かにつらい。うまくいっていない時に、世間から非難があれば、諦めてしまいたくもなる。が、自分の正道を世間の声を理由に投げ出すことほど、卑屈なことは無い。自分の道を、自分の意思で歩いてこそ、人生。
・道を志す者が尊ぶのは結果ではなく、心がけ。
・過去の賢人偉人を学び、自分には無理だと思って、やるべきとをから逃げ出すのは卑怯だ。できるできないではない、やるかやらないかの心がけが問われている。
・厚き誠心誠意の心を持って、死後tに対する純粋な真心だけを源にして、そうして成し遂げた仕事こそが、人々に感動を与え、いつまでも語り継がれる仕事である。
・チャンスをつかむ、の本当の意味は、おのれの努力の積み重ねが徐々に形になっていき、ついには機が熟して成功のきっかけとなることを指す。
・行動に映る土壇場で躊躇するものがいる、、しかしこうした迷いは逃避でしかない。自らの行動によって事態を動かすことの責任を負いたくないというだけ。 -
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ネタバレ西郷隆盛の談話集「西郷南洲翁遺訓」を現代口語訳にしたもの。JALを立て直した稲盛和夫さんが、西郷さんを敬愛していたので、その流れで本書を手に取ったが、すばらしかった。
<印象的な言葉>
(仕事の理想)
・どんな小さなことでも誠心誠意、目の前の仕事に取り組むこと。策謀を用いてはならない。策謀を用いれば、後に報復されるわずらいが生じる。
・喜びも楽しみも、理想の中にあってこそ。理想を忘れて享楽を追い求めるだけになったら、国は滅びる。
・人は己に克つことによって最後に成功を収め、己を愛し過ぎることによって、最後には失敗する。
・ある程度成功すると、賞賛されるようになる。すると、純粋な理想を忘れ、傲慢で尊大になり、自分を愛しすぎるようになり、失敗する危険が生じる。
(学問)
・学問をする者は、大志と克己の心が必要。自ら選んだ分野でおおいに奮発し、学問の力で人々を幸せにするのだという高い志を胸に抱いて欲しい。
・学問にのめりこむと、いつしか学び覚えることだけに心囚われる者も出る。書斎に引きこもって、ただ知識を詰め込む自己満足の学問をすると、世の中に何の寄与もせぬ、民の幸せなど考えもせぬ、愚かしい自分勝手な人間になってしまう。
(敬天愛人の道)
・道とは、「この世の全ての存在が幸せになること」。その根本は愛。
・人を相手にせず、天を相手にせよ。他人の思惑は眼中におかず、ただ信じる道を堂々と進むこと。
・天を相手にするとは、たとえ恨みのある他人がいたとしても、相手にしないこと。復讐心、憎悪の心は仕事を暴走させる。
・道を行うのに、尊卑貴賎の差別は関係ない。全てはその者の心構えにあるから、立場や地位は関係ない。
・周りの評判は、よい評判も悪い評判も、関係ない。ただ天の道を行うのみ。増長せず、恨まず、道を進む。
・「世間が違うと言うのだから、この生き方をやめよう」と言うのは、道から逃げる口実。世間に言われて仕方なくといった態度で道から逃げて、安易な私利私欲の生き方を求めるようになる。
・日頃から道を行う者は、異変に動じなくなる。用意周到になり、火事が起きても慌てず騒がず、速やかに対処できる。
(日々の心得)
・誠心誠意、古の書に向き合い、記されている行いを自らも実践すること。記された内容を覚えただけで学問をしたと思い込むなど、恥知らずもいいところ。
・真心の仕事は、後世に必ず認められ、尊ばれる。為した者の誠意を見抜いてくれる者が、必ず現れる。
・まぐれ当たりのチャンスを喜ぶのは、道ではない。ほんの一瞬だけ世間からちやほやされるかもしれないが、やがて忘れられる。常日頃から世の中についてよく考え、自分だけではなく人々の幸福を願って、出来ることは厭わず何でも努力する。そうした日々の積み重ねが、後世語り継がれる真の成功を導く。 -
Posted by ブクログ
-まず自らの責任において「おのれのビジョンと決意」が用意されてなければならぬ。
-上に立つ者の心得
1.おのれを慎んで品行を正しくすること。
誰のいらぬところにあっても、神仏に対して恥ずかしくないよう節度を守る事です。
2.贅沢を戒めて倹約に努めること。
上に立つ者の仕事とは、「万民の暮らしを幸福にすること」
3.仕事に精を出すおのれお姿を下のものたちに示し、下の者の模範となること。
民はよく見ている。上の門の働きぶるを、きっと見落とさぬ。
- 「貴君の周りにいる小人たちを、決して軽蔑してはならぬ。彼らもまた、この国の大切な同志である。ともに手を添えて進むなかまである。彼らにはきっと何かしらの才芸がある。だからその才芸を生かすよう用いてやりなさい。 さりとて、あまり重い責任んを持たせてはなりません。彼らは、その責任に押しつぶされてダメになるか、責任を理解せぬまま権力に舞い上がって暴走します。」
-仕事おいうものは、大小にかかわらず正々堂々とまっとうなやり方で進まねばなりません。
-細かく決められた制度、計画であれ、それを実行に移す人材がなければ、計画は現実に動かない。
-怨みの心は未来に何も、もたさぬ。
-「人を相手にせず、天を相手にせよ。」
他人の思惑だの悪意だのはは、端から眼中に置かぬのです。自分はただ信ずる道を堂々と進むのみです。
-過ちを犯した罪は、決して消えぬ。それを忘れ事は許されません。
謝ってしまった事実は、そのままにしておくしない。振り向くことなく、新たに一歩を踏み出すしかないのです。
-平時の時の策略は、道に外れたもの。 -
Posted by ブクログ
しっかり?夏目漱石読んだのはじめてだな〜。
夢十夜をちゃんと読みたくて借りたけど予想以上に収穫があった。
中でも『永日小品』と『我が輩は猫である』の「迷亭くんの話」がよかったな。
なんかもう足先がぬるま湯に浸かっているような安心感がある。でも足先しか浸かってないから肝心の本体はふとした瞬間に寒気が走る。そんな気持ちいいホラー。
夏目漱石を一度キッチリ読もう。
実はかなり好きな文体で話の組み方でござった。
古い文体だと毛嫌いしてはいけませんね。読みだすとかなりハマりそうな気がする。
それにしても『夢十夜』の完成度の高さよ………
全部ものすごく好きだわ〜。 -
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ネタバレ「新釈「五輪書」」5
著者 長尾剛
出版 PHP文庫
p150より引用
“成すべきは、毎日の努力である。
千日の稽古が「鍛」であり、万日の稽古が「錬」である。
だから「鍛錬」なのである。”
ノンフィクション作家である著者による、
大剣豪・宮本武蔵が書き記した兵法書「五輪書」を、
わかりやすく編集・解釈した一冊。
武蔵自身の考えに対する気概から具体的戦い方まで、
原文と共にかなり大量の著者の解説が書かれています。
上記の引用は、
水之巻のまとめの項の中の一文。
戦が無い時代であっても何かを成し得るには、
この考えが必要不可欠なのではないでしょうか。
水之巻で何度も出てくる「能々稽古すべし」のフレーズに、
大成した人物の経験がにじみ出ている様に感じます。
どんどん鍛錬を重ね、
無意識のうちに体が動くようになる、
それが技を身につけた事になるとの事です。
私も無意識に仕事をこなせる位、
この先も続けて生きたいものです。
以前小説家か誰かが言ったと記憶していますが、
「努力すればなんとかなるという考えは大嫌い」、
というような内容の発言をしたと覚えています。
平凡な人が努力をやめる事で困るのは、
才能のある人ではないかと思います。
同じ事をしている平凡な人たちが、
才能のある人と比べる対象として存在していなければ、
才能の強さも光らないのではないでしょうか。
「五輪書」はs・スマイルズ「自助論」と並んで、
努力ということの大切さに重きを置いた作品だと思います。
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Posted by ブクログ
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▼ 100文字感想 ▼
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まず庄内藩士が編纂したという事実に驚いた。小さい頃
から恥ずかしいことはするな、お天道様がみてるぞ!と
いわれてきたが、その原点は西郷さんだったのですね。
意必固我の四つの心を無くし、サラッと生きたいなぁ。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■「信用」こそが、仕事を成し遂げるためにもっとも大切
なものである
■「子孫のために美田を買わず」身内だけでなく、全て
の人たちが子孫。血のつながった身内だけでなく、
『万民のために美田』を残そうということ
■何度も辛い目にあって挫折を味わって、人の志・信念
とは、はじめて堅くなる。挫折を味わっていない信念な
ど当てにならない
■誰に見られていなくても、恥ずかしいことはしないで、
志を持ち自分を律することを忘れずにいること。全て
は天が見ている
■他者から学ぶ、諸外国の文物を取り入れる、よい成
果に結びつけるためには、まず「自分の本体」を据え
ることをわすれてはならん -
Posted by ブクログ
ネタバレ「幸せとはな、苦しみのないことじゃ。 だから、な。ホレ、そこに花が咲いとるの。風に吹かれて、ソヨソヨしとる。あの花な、何の苦しみも持っておらん。だから、あれは幸せなんじゃよ。」
この一節にある通り、人は考えることによって、競うことによって、無理をすることによって、苦しみが生まれる。
著者の意訳もされていると思うが、その分とてもわかりやすい。
自分は大学時代にこれを読んでとても感銘を受けた。周りは頑張って就活や資格勉強をしているけど、こういう生き方もあるのかと。おかげさまで就活のガチ勢にはなれなかったが、この本を読んでよかったといまでも思う。
花のように苦しみがない生き方。社会人6年目の今、それなりにできていると思う。