山崎亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
201405/
行政に呼ばれて僕たちがコミュニティの話を聞きに行っても「特に問題はないから何もやらなくていい」という回答ばかりな町もあります。しかし、実際には商店街は空き店舗だらけ、小学校も統廃合が繰り返され、耕作放棄地が増えている。町に住む人が自分たちの町の課題をしっかり認識していない場合が多いですね。/
どうせ市民活動をやるのだったら、市内各所でバラバラにやるのではなく、駅前の広場や空き店舗、あるいは駅中、駅近くの神社などを利用しましょう、と呼びかけたのです。そうすると、それぞれの活動団体のファンがさらに駅前に集まる。その人たちが活動団体のプログラムに参加して、ついでに商店街で少し買い物し -
Posted by ブクログ
ネタバレ山崎さんの幸福論を藻谷さんの経済論が説明するような展開。藻谷さんの的確な論理が素晴らしい。
SY(数字が読めない)だった自分に反省しながら、示された数字を吟味。日本のストックや豊かさがわかる。
日本は文化を認められる国にならないといけない。
先日読んだ池上さんとダライ・ラマ14世の本と共通する点だ。
以下メモーーー>
富山・福井は所得は高いがまちはお洒落ではなく、人通りも少ない
→京都・大阪、金沢、東京に買い物に行ってしまう。
徳島→神戸大阪へ
延岡は九州で時間距離が一番遠い(空港から)
経済成長と幸福度(実感)が違う4つの理由
①過程を積み重ねてつくられた経済成長率の計算が実態と -
Posted by ブクログ
山崎亮氏のコミュニティデザイン論。本書は個別事例より手法に重きを置いており、参考にできる点も多い。
・集落診断の考え方
・現場で培ったファシリテーション手法、インタビュー法やオーナーシップの持たせ方など
・事例収集
事例を積み重ねるというところでは勉強が大事だし、逆に積み重ねれば結果に結び付く可能性は高まっていくはず。
コミュニティデザイナーに求められる能力というのはかなり多様でレベルが高いし、特に手を使うスキルは特殊な訓練がいるはず。
(話す、書く、描く、調べる、引き出す、創る、作る、組織化する、まとめる、数える)
職種が違うのでこれとは同一でなくとも、相当するような特殊技能は身につけて -
Posted by ブクログ
ネタバレ○NHK(Eテレ)の番組『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』の中から、2013年3月に放送された「僕らの復興論」と「僕らの地域活性化作戦」の2本を、放送の未公開部分を含めて再構成・書籍化されたもの。
○開沼博氏や古市憲寿氏など、1970年以降に生まれた論客(?)により、第1部は東日本大震災からの復興について、第2部は地方の活性化について、それぞれの見解を元に議論。
○第1部については、論客それぞれの立場から「復興」についての考え方、実情、今後について、建設的な議論がなされている。特に、「当事者」としての考え方については、大変興味深かった。この当事者意識については、第2部でも登場するため、本書の -
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山崎さんのような仕事をされている方でさえ「儲けたい」とは思う(金銭的なことを含んだ、多様な意味において)わけで。
「儲けた」という実感を主観ではなく、数字に置き換えたデータでもって「幸福論」として定義し、一個人として実感しなおし、またそれがあることによって共有化が図られる・・・なんてことは全然書かれていません。
どうやったら幸せになれますかね?お金はあんまり無いんですけど。
っていう、全国のチョイ貧乏人、チョイ貧乏自治体。
それらに対して、藻谷さんがわかりやすく説明し、さらなる学習のための道をほんのちょっと見せてくれる、ユーモアたっぷりの対談が載ってる。
そんな本です。
安心して読み進