山崎亮のレビュー一覧

  • ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論

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    気鋭の若手による復興とまちづくりの新時代を切り開く論戦の集録。行政に近いテーマだけあって地方政治の役割にふれているのも好感。
    何より、藤村龍至君が鶴ヶ島市での取り組みを紹介していますが、藤縄市長とつなぐのにかかわっただけに、それだけでもうれしい一冊です。

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    2015年02月03日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    201405/
    行政に呼ばれて僕たちがコミュニティの話を聞きに行っても「特に問題はないから何もやらなくていい」という回答ばかりな町もあります。しかし、実際には商店街は空き店舗だらけ、小学校も統廃合が繰り返され、耕作放棄地が増えている。町に住む人が自分たちの町の課題をしっかり認識していない場合が多いですね。/
    どうせ市民活動をやるのだったら、市内各所でバラバラにやるのではなく、駅前の広場や空き店舗、あるいは駅中、駅近くの神社などを利用しましょう、と呼びかけたのです。そうすると、それぞれの活動団体のファンがさらに駅前に集まる。その人たちが活動団体のプログラムに参加して、ついでに商店街で少し買い物し

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    2014年05月29日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    ネタバレ

    山崎さんの幸福論を藻谷さんの経済論が説明するような展開。藻谷さんの的確な論理が素晴らしい。
    SY(数字が読めない)だった自分に反省しながら、示された数字を吟味。日本のストックや豊かさがわかる。
    日本は文化を認められる国にならないといけない。
    先日読んだ池上さんとダライ・ラマ14世の本と共通する点だ。

    以下メモーーー>

    富山・福井は所得は高いがまちはお洒落ではなく、人通りも少ない
    →京都・大阪、金沢、東京に買い物に行ってしまう。
    徳島→神戸大阪へ

    延岡は九州で時間距離が一番遠い(空港から)



    経済成長と幸福度(実感)が違う4つの理由
    ①過程を積み重ねてつくられた経済成長率の計算が実態と

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    2014年03月04日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    山崎亮氏のコミュニティデザイン論。本書は個別事例より手法に重きを置いており、参考にできる点も多い。

    ・集落診断の考え方
    ・現場で培ったファシリテーション手法、インタビュー法やオーナーシップの持たせ方など
    ・事例収集

    事例を積み重ねるというところでは勉強が大事だし、逆に積み重ねれば結果に結び付く可能性は高まっていくはず。
    コミュニティデザイナーに求められる能力というのはかなり多様でレベルが高いし、特に手を使うスキルは特殊な訓練がいるはず。
    (話す、書く、描く、調べる、引き出す、創る、作る、組織化する、まとめる、数える)
    職種が違うのでこれとは同一でなくとも、相当するような特殊技能は身につけて

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    2014年01月05日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    ネタバレ

    久しぶりの五つ星評価。
    読んでで山崎さんと対話してるような感覚だった。
    コミュニティやコミュニティデザインの概念から具体的な進め方まで惜しみなくさらけ出されている。
    それでも「コミュニティデザインの教科書」を書くことは難しいという。それは何より「参加者の話を聴いているときの僕の頭の中は、ケータイの予測変換のような動き方をしている(p201)」という山崎さんの変幻自在の変数によるモノだろう。
    新しい時代のモノを作らないデザインとそれをデザインするヒト、協働について考えさせられた。

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    2013年12月01日
  • ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論

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    ネタバレ

    ○NHK(Eテレ)の番組『新世代が解く!ニッポンのジレンマ』の中から、2013年3月に放送された「僕らの復興論」と「僕らの地域活性化作戦」の2本を、放送の未公開部分を含めて再構成・書籍化されたもの。
    ○開沼博氏や古市憲寿氏など、1970年以降に生まれた論客(?)により、第1部は東日本大震災からの復興について、第2部は地方の活性化について、それぞれの見解を元に議論。
    ○第1部については、論客それぞれの立場から「復興」についての考え方、実情、今後について、建設的な議論がなされている。特に、「当事者」としての考え方については、大変興味深かった。この当事者意識については、第2部でも登場するため、本書の

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    2013年11月12日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    最近の日本の、特に地方の地の魅力とマクロ指標が指し示すこれからの日本人の気持ちの持ち方を、お金の使い方を、わかりやすく、シンプルに伝えてくれる本。
    藻谷浩介さんが前面に出た本のようにも感じるが、山崎さんの想いがそれを覆い包んでいて、不思議な一体感を感じる。

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    2013年05月13日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    山崎さんのような仕事をされている方でさえ「儲けたい」とは思う(金銭的なことを含んだ、多様な意味において)わけで。

    「儲けた」という実感を主観ではなく、数字に置き換えたデータでもって「幸福論」として定義し、一個人として実感しなおし、またそれがあることによって共有化が図られる・・・なんてことは全然書かれていません。

    どうやったら幸せになれますかね?お金はあんまり無いんですけど。

    っていう、全国のチョイ貧乏人、チョイ貧乏自治体。
    それらに対して、藻谷さんがわかりやすく説明し、さらなる学習のための道をほんのちょっと見せてくれる、ユーモアたっぷりの対談が載ってる。
    そんな本です。

    安心して読み進

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    2013年03月09日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    地元愛が生まれる本。
    海士町には行ってみたい。
    そして地元の子供たちを連れて行きたい。
    同じ離島でも甑島は地元を愛していなかった。
    良かった時代を引きずって、後悔ばかり聞かされた。
    徳之島は元気だった。
    しかし住んでみたいのは甑島だったのはなんだったろう?

    人口政策は古いといった恩師の言葉も思い出した。
    藻谷さんの話は非常に面白いし、とても良い本だった。

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    2012年09月18日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    対談のネタになった場所が鹿児島のマルヤガーデンズだったので、県民としては非常に楽しく読めました。
    (時に爆笑しながら!!)
    経済成長と地方の幸福感は比例しないということが、現場から良くわかる一冊です。

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    2012年07月23日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    なぜまちづくりやコミュニティ活性化をしなければならないかを考えた時に、「経済」について考える事は欠かせない中で、いまいち腑に落ちる論理のプロセスが見つからないでいた。藻谷さんの定量的なデータをもとにわかりやすく解説されているので非常に参考になる。

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    2012年07月18日
  • 面識経済~資本主義社会で人生を愉しむためのコミュニティ論~

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    ネタバレ

    面識経済=顔が見える関係にある人の間で行われる経済活動

    経済活動の相手の顔が見えていないから、欲望と不安を煽る経済が広がりつつあるのでは?

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    2025年08月11日
  • 面識経済~資本主義社会で人生を愉しむためのコミュニティ論~

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    著者の考えには必ずしも賛同しない点があるが、本書はコミュニティデザインという概念に連なる歴史や人物をていねいに解説しているガイドブックとして、よくまとまった書籍だと思う。
    なぜアダム・スミスやマルクスまで遡るのか、その理由も興味深い。

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    2025年04月27日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    感想
    発散と収束。素人を巻き込むことはコントロールが難しい。ただしアイデアのレンジを広げることはできる。そこから収束させるのがプロの仕事。

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    2024年01月29日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    おもしろかったので他の著書も読んでみようと思う。
    耳は2つ、口は1つ 相手の話を2聞いて、自分の話を、1するくらいがちょうどいい。

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    2022年05月23日
  • 縮充する日本 「参加」が創り出す人口減少社会の希望

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    途中、アート系の話が多く、ちょっとかったるくなったが、多分アートの知識がないからだろう。
    第7〜9章はいい意味で印象的。

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    2021年07月19日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    公も共も私が基本となる概念
    私→共→公
    プライベート コモン パブリック

    楽しいと思ってもらうようにして、いかに多くの人に関わってもらうか。
    自分の役割や出来ることが増えることを一緒に喜べる人々と出来るか。
    人材育成とはそういう人を育てていくことなんだろう。

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    2021年02月21日
  • ふるさとを元気にする仕事

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    「学び」という点で収穫が多かった。

    読書、特に本を購入する効用について言及。下準備のリサーチの整理・網羅性、地域住民がわが町の現実的な問題として捉えられるような講演会の設定や「仮想」通貨の導入など面白い。「コミュニティデザイナー」という横文字肩書(正直しゃらくせえ!)を使い続ける理由が知れたのもよい。

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    2020年03月07日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    鹿児島のお話がたくさん出ていて驚きました。

    絶妙な、鹿児島における人と経済のバランス。
    数字の見方。ストックとフローのお話。
    出版から10年近く経っていますが、今まで考えたこともなかった視点が提示されていて、とても興味深かったです。

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    2020年02月16日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    心理学からコミュニティに入った身としては、建築の世界からコミュニティに入った人の目線が非常に面白いと感じました。また、後半はコミュニティデザインへの流れとしてワークショップのやり方が記述されており、その手の本としても優れていると感じます。

    ただ、著者の山崎さんはコミュニティーデザインに文字通り身体全部を使って実践しているようで、誰でもすぐにマネできるようなものではないなあ、とも感じてしまいました。

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    2020年02月01日