山崎亮のレビュー一覧

  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    人口減少社会に突入し、日本全体が構造的にダウンサイジングを求められる時代にあって、著者が関わる様々な事例を通じて、その方法を提示する本作。ファシリテーターの事前準備や行政職員との付き合い方などは、今読んでもフムフム、なるほどと...。職人芸的な持論展開は止むを得ないが、この内容を実践するためには、相当高いレベルでのコミュニケーション力、見通す力、忍耐力が求められる。ゴールを見据えて関わる(自分の仕事が不要になる)姿勢に共感。

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    2020年01月28日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    様々なまちづくりに携わっている実体験を紹介している。先に読んだ「コミュニティを問いなおす」より圧倒的に面白かった。
    日本では人口減少が急速に進んでおり、先進国のいずれもが、今後人口減少を経験することになることを踏まえ、この状況をチャンスととらえ、日本からモデルとなるような事例を発信することが重要だとする考え方に目からウロコ。

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    2021年08月08日
  • ふるさとを元気にする仕事

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    ネタバレ

    地方から都会へと人口が流入していく昨今、
    人口が減り高齢化がすすむ〝ふるさと〟に
    活気を取り戻すためのコミュニティデザインという
    仕事についての入門書です。

    地方を活性化させるためのコミュニティデザインは、
    そこに住むひとびとの参加があってこそやっとできるものらしい。
    ただのお客さん状態から参加者状態に、というのだけれど、
    それでもまだfastなやり方だとぼくは思うんです。
    お客さん状態から参加者状態への途上の段階を一段、
    踏んだほうがいいのではないかな、と。

    というのも、
    ぼくみたいな人見知りなタイプからすれば、
    いきなり参加者になってアイデアをだしたり目標を共有したりせよ、
    とされるの

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    2017年04月27日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    人と地域とのつながりを生む事を生業とする著者は、これをコミュニティデザインと呼称して活動している。

    本書の内容とは少し逸れて、かなり個人的な話になるけれど、読みながら、学生時代に深く関わっていた学生団体での活動を思い出していた。

    「デザインとは何か。見た目が良いものを作る事ではなく、人の意識・無意識のところに働きかける何かしらの場や物や仕組みを仕掛ける事だと思う。」とか、
    「コミュニティとは何か。完全にフラットな組織はあり得ないが、ワンマンであってもならない。」
    「楽しめなければ意味が無いけれどビジネスとして成り立たなければならない。」
    「イベントやワークショップなどの場に集まりたがらない

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    2017年02月12日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    とても読みやすく、コミュニティデザインの仕事が何たるかを書いてある本。
    コミュニティデザインについてWhat、Why、Howについて書かれているため、イメージがしやすい。
    Studio-Lについても触れられている。

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    ■地方の繋がりの衰退
    つながりとしがらみのあるコミュニティから、仕事の専門化と分担により、つながりが希薄化した。
    しかし行政の弱体化などにより、昔の様につながりが必要となって来た。

    ■街が寂しくなった理由
    ・地縁型コミュニティ:自治会や町内会などの地域密着型。
    こちらのコミュニティの衰退により、屋外(公共スペース)の活動が少なくなり、街の活気がなくなった。

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    2016年02月14日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    2012年7月7日に出た。
    このタイミングは、いま思うとなかなか意味深長かも。
    2011年3月11日の東日本大震災と
    2013年8月の『里山資本主義』の間にあたる。

    藻谷浩介が、『デフレの正体』(2010年)を出して
    ベストセラーとなった。
    独特の人口論で、なぜ消費が延びないかを謎解いた。
    なんのことはない、消費したくとも若い働き盛りの世代に余裕がないからで、その機会を奪い取っているのが団塊世代という仕組み。

    そして震災。
    ここから考え方が大きく変わった。
    お金で買えないものへの価値。
    普通に家に帰って、普通に家族と語らってという暮らしの尊さに気付いた。

    山崎亮が『コミュニティーデザイン

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    2015年10月19日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    さらっと読めて、正直あまり印象に残ってはいない。インタラクションから色々な取り組みや概念の有機的なつながりが読み取れるのは良いし、この業界の鳥瞰はある程度できるようになる気がするが、あくまで取っ掛かりのための入門書という印象。

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    2015年01月12日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    コミュニティデザインについての体系的な解説書というよりは、エッセイ集のような感じの本。結局、コミュニティデザインがどういうものなのかはっきりとはわからなかったが、だいたいのイメージはつかめた。コミュニティデザインを進めるうえでは、それを担うデザイナーの人的要素が非常に大きいということがわかった。「第4章 コミュニティデザインの方法」を中心に、地域政策を考えるうえでのヒントも多かった。

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    2014年04月27日
  • ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論

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    出てくる話し手がみんな熱心でかなりのレベルの高さが伺える。
    すごく良心的な作品だと思うけど、テーマがテーマ。自分にはとっつきづらいテーマでした。
    東北の被災地復興論と、地域活性化論の二つ。前半の復興論は、おもしろかった。
    もっと「復興」という言葉をいろんな面からとらえてほしい、という専門家の言葉が、印象的でした。復興は、もっとささいなことからであってもいい。

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    2013年11月13日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    経済成長以外にも、幸せになる方法はある。日本はそういった選択肢を持っている。自分にとっては何が幸せなのか考えさせられる。

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    2013年08月04日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    ネタバレ

    【一:定義・これからのあり方】
      アーキ・テクト→ものごとを統合していく仕事。
      物質的に恵まれた今後の日本においては
      隣人とのつながりを生むための方法を、ものをつくることに限らず創出していくことが必要。
    【二:これまでの経緯】
    【三:現在の方法】
      話を拡散も収束もでき、かつ収束させるべきタイミングで話を固めて、決定を積み重ねていける能力が必要。
    【四:これからの教育】
      目的のために、手段を使う。
      思考的ジャンプと技術力の両方が必要。
      エデュケート→人々の中に本来ある価値を引き出す。

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    2013年05月15日
  • 藤村龍至×山崎亮対談集 コミュニケーションのアーキテクチャを設計する

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    今求められているアーキテクトの役割。
    それは、物理的なモノを作っていくのではなく、
    新しい状況・価値を創っていくこと。
    そして人をつなげていく。

    2人の主張にはとても共感しました。
    しかし、わたし自身建築に関わっていないので竣工・利益・事務所の話などがさっぱりでした。

    その道の学生向けの本だと思います。

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    2013年04月26日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    ネタバレ

    そう、幸せってなんだっけ。
    経済成長がなくても幸せにはなれるんでしょうけど、そこは最低限、明日の生活が保障された上での話。
    だけども全国のいろんな地域で町づくりに励んでいる人がおるってことが、しかも楽しみながらやっとるってことが、なかなか嬉しい。
    突っ込んだ話はないけども、興味深い話が多かった。

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    2013年01月26日
  • コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

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    2012.11.18 コミュニティーデザインの背景とリアルを少し理解することができた。大変な仕事だなーという実感。著者である山崎さんのようなキャラクターで、とびぬけたコミュニケーションスキルのある人しかできないのではないか・・・ある意味うらやましく思ってしまった。人の心をつかむのって本当に難しいと思う。

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    2016年10月06日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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    物事の表面をなでるような対談が続く。
    著者に興味があったので手に取ったが、経済とはどのようなシステムなのか、その”ありよう”を問いかける内容だった。両氏がどのような人物なのかを知るには、良いきっかけになる本だと思う。

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    2012年09月25日
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?

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     なんとなく、わかったようなわからないような結論の本。もちろん、藻谷さんは、経済成長がなくたって幸せになるといったような感じで話している。

     自分だったらこう説明する。

     経済成長の前提のGNPというのは、技術的な微妙な差を無視すれば、国民のその年の所得合計額。

     この所得合計額というのが、日本は生産年齢人口が減少するというマイナス要因、イノベーションが起こりにくくなっていることなど、かなり深刻な理由で伸びなくなっている。これを無視してのばそうとしてもかなり難しい。

     その中で、所得を維持し、もしかしたらマクロでは微減する中で、これまで先輩、自分たちがつちかったストックを活かして、幸せ

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    2012年07月16日