あらすじ
人口増加と経済成長を前提としたモデルが機能しなくなった日本。人口や税収が縮小しながらも、地域の営みや住民の生活が充実したものになる仕組みを編み出さなければならない時期を我々は迎えている。さまざまな対策が議論されているが、そうした「縮小」を「縮充」へと導く唯一の解が「参加」である、と山崎氏は言う。すでに周りを見渡せば、まちづくり、政治・行政、マーケティングから芸術、福祉、教育まで、あらゆる分野で胎動する「参加」の潮流を目撃できるだろう。本書では、各分野における「参加」の潮流を丹念に辿り、かつ、そうした各分野を牽引するリーダーと山崎氏が対話を行うことで、「なぜいま参加なのか」「これから日本はどう変わっていくのか」がみごとに体系立てられ、解き明かされていく。参加なくして未来なし! コミュニティデザインの第一人者が、人口減少社会・日本に灯した新しい希望の光。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ものすごく研究されている本だった。
縮充の点は少し物足りない
参加が大切といったことである。
人生を豊かにする社会を豊かにする。これからの社会高齢化も相まって、縮充せざるを得ないが、人生を豊かにする社会を豊かにする事は、縮充する社会でも可能である。
Posted by ブクログ
コミニュケーションや参加というテーマは、学生時代から興味があり、D論のテーマとしてやりたいと思ったこともあったが、指導教官に止められたりした。
それをやってのけたというのが、山崎さんか。
じぶんの体験も踏まえながら、様々な分野での参加の最前線を、横に繋いでいく。
そのキーワードが、コミニュケーションのデザイン。
でも、彼の方に軍配か上がるのは間違いないな。
Posted by ブクログ
様々な領域で「参加」の流れが来ている。
それぞれの領域で違う言葉で、同じことを示していた。
人口が減りつつも厚みのある日本へ。
山崎亮さんが書かれたこの本は、最近の自分の中では一番読んで良かったと思えるものだ。
Posted by ブクログ
多角的に近代の日本を紐解いて、「参加」という潮流が2020年以降の日本を形作っていくという感じか。領域横断的で読み応えあり面白かった。
コミュニティデザイン、オープンデザイン、オープンデータ、アクティブラーニング、クラウドファンディング、コワーキング。