荒木飛呂彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大好きなジョジョを描く荒木先生の漫画術。
漫画家志望ではないけど、漫画や映画、小説に対する見え方が広がり、勉強になった!
今作は第二弾とのことで、「悪役」がテーマ。悪役が主役や作品をさらに引き立てること。そして、圧倒的強さ、無理でしょと思わせるほど魅力的な作品になると感じた。DIOとか吉良とかの絶望感ほんと良かったもんなあ。
荒木先生の提唱する漫画の基本四大構造(テーマ、ストーリー、世界観、キャラクター)については、映画、小説を振り返るときにも使えそう。物足りないときに、何が不足していたのかの物差しにも使えそう
第一弾『荒木飛呂彦の漫画術』も読まないと
あと、『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の -
Posted by ブクログ
「はじめに」に書かれているように、荒木先生が意識されていることを惜しげもなく披露してくれていることに感謝(って漫画家志望ではないけれど)。第二章の「悪役の作り方の基本」がとても面白い。コラム『ジョジョ』歴代敵キャラについてはファン必見。第二部で敵が3人だった理由とか。そして、泉京香が適役(もしかして最強?)っていうのもすごくうなづける。悪意のない敵キャラで透明な赤ちゃんが挙がっていたけれど、漫画版で、どう対処したものやら困ったなあと思いながら読んでいたキャラは、山岸由花子だ。可愛さ余って憎さ百倍、みたいな。でも基本は好意が行動の源泉なので、厄介だなって思ってました。
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Posted by ブクログ
ネタバレジョジョ関連の漫画は全て読んできた。
ただ小説はなぜか遠ざけてきていたので、今回が初の小説。なぜ避けてきたのかというと荒木飛呂彦作でないからかな。
でも、今回驚愕した。
小説なのにも関わらず、脳内では漫画の絵が、コマ割りが、ときに動画的に完全に再生されている。そして声はドラマの高橋一生の声。
小説の持つ力は未だ計り知れないな。
曰くのない人形。
人形に込められた怨念というスタンド。所有権をどうするか、まさか落とし物として警察に届けさせるとは。
ペアリペア。
夫を奪われた老婦人の怨念というスタンド。入園料のくだりが最高に不気味でよかった。双子の赤子を殺すそうという発想。脱帽。
みずのしんじ。
同 -