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Posted by ブクログ
エンタメ性が高く、息抜きのつもりで手に取った。原作者の荒木飛呂彦は、たしかミッション系の学校に通った経験から、運命はすでに決まっており、それを受け入れることが幸せか否かを分けると語っていた。だが作中に登場するスタンド能力は、そうした運命に抗いながら、自分がどう立ち向かい、どう生きるのかを決断していく姿を描いており、そこにシビれる憧れるゥのである。
本作もまた、幸せの絶頂に絶望が訪れる呪いという運命に流されるのではなく、愛する者への真実の告白によって見出していく物語だ。興味深いのは、懺悔というカトリックの儀式を借用しながら、仏教的な業からの解脱を思わせる要素が読み取れる点である。
原作者の過去のシリーズを読んでいたことと、実写のノベライズによって登場人物をリアルにイメージできたことで、物語の脚色を忠実に読み解くことができたと思う。
いま自分にもある種の呪いが掛けられているのだろうか。幸せの絶頂と絶望の狭間で揺れ動いている。この作品を手にしたときから、自分の運命をどう受け止めるべきか、無意識に答えを探していたのかもしれない。
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