荒木飛呂彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレハウラーとの対決、メリル・メイの誘拐と事件も多い巻だけど、他にもちょっとした小さな見せ場がそこここにあって、楽しい巻だった。
キー・ウエスト、レムチャバン、寧波の3人が登場する見開きは異様な迫力だし、銀行員ヨコハマに扮したチャーミング・マンに背後から耳打ちし続けるジョディオは主人公と思えないダーティさで格好良い。
あと冒頭、ヨコハマの変装が怪しまれるところで、偽物が合言葉(に類したもの)で試されるというのはよくある展開とはいえ、その合言葉が
「違うよォォォ────っ ブーッ」「『股間があっち向いちゃったよ このメス猫めェーッ』でしょ!」
というのはさすがにぶっ飛んでいて笑うしかない。
展開 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレくまちゃん持ち歩いてるジャイロ可愛い。
オッズ人気1位2位がジャイロとジョニィ、2人が並ぶと様になる。
能力開示による力の底上げの設定を呪術やh×hより先にやっていたとは知らなかった…
ジョニィの過去はトラウマが過ぎる。
〈シビル・ウォーの能力〉
館にはジョニィが過去に捨ててきたものが溢れている→アクセル・ROを殺した=捨てた→捨てたものはこの場で蘇る→アクセルを殺すことは二度とできない→ジョニィが殺される=アクセルに罪が戻る
シビル・ウォーは捨て身のスタンド能力だと思ってたけどそうじゃなかったっぽくて混乱。たぶん私が「おまえの罪の中にいる」というセリフに引っかかってるだけ。
〈ジョニ -
-
Posted by ブクログ
ネタバレジョジョの奇妙な冒険に登場する露伴を主人公にした短編集。取材などに訪れた露伴が奇妙な体験をする内容。「動かない」のスピンオフらしい。
小説なので当然作者は異なっているのだが、文章から十分に荒木節を感じる。
オーディブルで聴いたので演技の影響もあったと思うが、収められている3篇ともかなり面白かった。
甲乙つけがたいが、個人的には事故物件マニアの知り合いの家を訪ねる「5LDK○○つき」が一番好み。
確かに露伴ならそういう所には敬意を払うだろうに違いないと感じるような、原作で描かれていないキャラクター性の空白が埋まっていくような感じがする辺りが面白い。
説明しづらいのだが、露伴ならやりかねない、 -
-
Posted by ブクログ
荒木先生の漫画、そして自分の作品のキャラクターを愛する気持ちが伝わってきて、世界的なド天才に向かって何を…という感じだが、何だか可愛らしくも思えてくる一冊。
長く一線を走り続ける本当の天才ってこういう気持ちにさせてくるものなのかもしれない。
ジョジョ、最近のシリーズは追えてないから読みたいなあ。
いろいろコツや、基本のポイントはあるけれども、1番大事なのは「何を描きたいか」ということなのかな、と思った。
実際のコマや、ジョジョの登場人物を使って、丁寧に説明してくれている本書だが、いやだからと言ってジョジョほど個性的な作品になるかね!?とも思い、荒木先生のすごさを改めて感じる。
そんな先生も新