荒木飛呂彦のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
吉良吉影に大きな変化はないけど、新しい家族が前と変わった彼に気付き始めて面白くなってきました。ジャンケン小僧と露伴の話も良かったけど、吉良戦に比べると緊迫感がなかったです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ創作をするという視点で読むと、凄く良本でした。
個人的に参考になった点は以下のところ。
・主人公に読者が感情移入できるように書く(どういう目的を持ってストーリーの中にいるのかを序盤で読者に伝える)
・主人公の動機は読者の共感や興味を得るものにする
・キャラの身上調査書は大事
・キャラクターと設定がきちんとできていれば、キャラは勝手に動く
・説明してはいけない。表現する
・読者が本を読む最大の動機は「その著者が書く世界観に浸りたい」=世界観の作り込みが大事(細かいところまでリサーチする。実際に自分が体験するのが良い。手抜き禁物)
・良い作品を読んだ時は「なぜ良かったのか」を考えるクセをつける
・取材やインプットをする為にも、〆切を守ったり一定のリズムで書き続けることが大切
・一度書いたものは忘れる
・「自分はこれを書くんだ」というテーマをきちんと心に決める
・「売れるテーマ」から考えるのは間違い
・自分が「これだ」と思うテーマならどんな「テーマ」であっても、作者自身の心を打つ「キャラクター」や「ストーリー」にのせていけば、絶対に面白い作品となって読者に受け入れられる。
自分の創作に活かしたいと思います。 -
Posted by ブクログ
「くしゃがら」は実写ドラマ化もされて実に良くできていた作品。今回後追いで原作を読む形となったが、設定をちゃんと活かしていてラストを知っている身でも読んで面白かった。ドラマ版はより分かりやすいようにオーバーに描いたんだろうなって工夫も垣間見えたし、文字だからこそドラマ版には無いハッキリ描かれる心情面も見ることができた。
他の作品も面白いが、どれも共通しているテーマは「好奇心」だと思う。時折「好奇心は猫をも殺す」という言葉まで出てくる。作品によっては殺されないためにボカす不完全燃焼感もあったり。逆にトコトン追いかけるプロ意識が見れたり。同じ露伴先生なのに悪く言えばキャラに統一感が無く、良く言えば敵に合わせて機転が効く柔軟さがある。ゆえにどれも先が読めない展開が楽しめた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ胸を張り背筋を伸ばしゆっくりと映画館を出た。
高橋一生演ずる岸辺露伴はカッコいい。
不協和音で不安定に漂う菊地成孔の音楽に乗り、
この世ともあの世ともつかない不思議な異空間の世界へと誘われます。
ネタは、世界中に転がっている……か。
あ、パリ……!「ルーブル美術館」!
「岸辺露伴は動かない」TV版の「ジャンケン小僧」のラストシーンで、泉鏡花が思い付いた通り、パリが舞台です。
この世で最も「黒い色」という色を
見たことがあるだろうか?
光を反射する鏡は、鏡の前にいるものを映すが、
光すら吸い込む漆黒の前では何が見えるのか…。
「この世で最も黒く、最も邪悪な絵」は
「先祖や己の罪」「後悔」を見せ襲い掛かります。
漫画家デビューを目指していた17歳の露伴が、祖母が経営する元は旅館だったアパートで出逢った年上の黒髪の女性、奈々瀬。
10年後、ふとしたことで奈々瀬のことを思い出し、好奇心と青春の慕情に駆られ、取材と絵を見るために訪れたルーヴル美術館。
今は使われていないZ-13と呼ばれるルーブルの謎の地下倉庫。
そこで「漆黒の絵」を見た者が、先祖や己の罪、後悔に襲われ次々と怪死する中、絵を見た露伴の前に現れたのは…?
…岸辺露伴の前に現れたのは、絵の作者 山村仁左右衛門と、彼の妻 奈々瀬でした。
露伴同様、一際こだわりの強い絵師だった仁左右衛門は奈々瀬の黒髪を描くことに執着し、黒い染料を探し、神木の黒い樹液に辿り着きますが、神木の樹液を採った咎で役人に捕らえられます。
仁左右衛門を庇う奈々瀬の命を奪った役人を殺めた後、彼は「漆黒の絵」を書いて亡くなったのでした。
神木を切り倒した斧で露伴に襲い掛かる仁左右衛門。
仁左右衛門を必死に抑えようとする奈々瀬。
ヘブンズ・ドアーが効かず絶体絶命の危機の露伴。
「全てを忘れて」
露伴17歳の夏休み。露伴の前から消え去った奈々瀬が残した言葉を思い出し、ヘブンズ・ドアーで自らの全ての記憶を一時的に消すことで「先祖」も「後悔」も消し去り、難を逃れた露伴。
帰国後の調査で判明した奈々瀬の旧姓は岸辺…。
神木の漆黒の樹液が見せた露伴の先祖の罪と後悔が
山村仁左右衛門と奈々瀬だったということは、
作中彼等の子供は描かれませんでしたが、
露伴は彼等の子孫ということです。
因みに山村仁左右衛門も高橋一生が演じていました。
その後、神木を探し当てた露伴のもとに三たび奈々瀬が現れ、巻き込んだことを詫び、仁左右衛門の絵による被害を断ち切ったことに感謝を述べます。
「あなたのことは決して忘れない」
露伴が思いを伝えると奈々瀬は掻き消えたのでした。
ところで、飯豊まりえ演じる泉京香も「漆黒の絵」を見ていたことを露伴は知ります。
「……何ともなかった、のか?」
「ぜーん、ぜんっ!」
「君のそういうところには本当に感心させられる」
泉京香には「罪」も「後悔」もないのです。 -
Posted by ブクログ
「黄金のメロディ」での泉京香ちゃんがすげーー良かった……。本当は雑誌編集の仕事がやりたかったけど露伴の担当としてちゃんと理解があるというか、露伴の漫画への情熱やプライドに対してリスペクトがあるのがとても良い。
露伴は人間的にあまり京香のことは好きではなさそうだけど、この二人本当にいいコンビなんじゃないかと思う。なんだかんだで京香ちゃん、露伴をやる気にさせるの上手いし…………上手いこと手綱握ってる気がする。
5LDK〇〇つき、アワビ密猟より前の話なのか。
動かないシリーズのスピンオフにしては珍しく、今回、時系列が分かる作品多かったなと思った。
原作から7年後って明確に書かれたの、初めてじゃない……?