雪広うたこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルとカバーイラストがいまいち好みじゃなったけど、作家読みしました。うん、結構好きだった。前にどなたかのレビューでこの作家さんの文体が好き過ぎて盲目っていうのを読んだけど、すごくわかります。話の筋がどうこう以前に、わたしもこの作家さんの文章が醸し出す空気感が大好きです。今回もしっとりと美しい世界観だった。とにかくこの人のセリフまわしがリアルで好き。受のクールでツンとしたしゃべり方が特に好き。本当は色んなことを我慢して感情を殺した上で成り立っているクールなんだけども。受が藍を栽培する農家の子のなので、『藍』がキーワードです。作中のところどころに散りばめられた色、色、色。青だけでもそんなにたくさんあるんだな~と感心する。
物語はわたしの大好きな同級生ものです。ノンケで彼女持ちの攻視点。攻の子もいかにも恵まれた家庭環境で育ちましたっていう健やかないい子で、ちゃんと彼女のことも好きで大切にしてたんだけど、同級生で親友の受に告白されて以来、彼を初めてそういう目で意識し始めどんどん気持ちが持って行かれてしまう。もちろん最初は同性なんて受け入れられないと悩むのだけど。ゲイではないのに、親友の遥に心を傾けていったのは、思えば、どこが分岐点だったのかな。夜の観覧車の中で『好きだ』と魔がさしたように告白されてしまったところかしら。作中なんども、『ごめん』という言葉が出てくる。それをお互いに何度も言いあっているのだけど。(好きになって)ごめん。(気持ちに応えられなくて)ごめん。その都度いろんな気持ちがその三文字に集約されていて、とても印象に残った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこんなストライクゾーンど真ん中な作品の存在を今まで知らなかったとは不覚!
ソロモン72柱をモチーフにルシファーが眠りにつく間の代理王を決定する魔界政争にソロモン王の末裔(というか生まれ変わり?)の没落貴族(経済的な面で)の少年ウイリアム・トワイニングが捲き込まれるお話。
もうなんか悪魔好きにはたまらんですな。
さらに魔界に堕ちたジル・ド・レイなんかも登場して、設定だけで丼飯三杯はいける!ハスハス
登場回数も動きも少ないのになにやら心にひっかかるトワイニング家の家令ケヴィン、いろいろ感づいてそうなウイリアムが通う学校の専属牧師など悪魔以外の登場人物の正体も気になる!
作画担当の作家さんは初コミックスらしいけれども、非常に繊細で美しい絵柄でヴィクトリアンでゴシックな作品世界を見事に描いてます。ただ、やはり経験の無さか(あるいはそもそもの適性もあるかもだけど)バトルシーンは何が起こっているかさっぱりわかんないのが玉に瑕。
悪魔側の主役、異相の大公爵ダンタリオンの使い魔、アモン、マモンが言動、作画ともにかわいい。xxxHOLiCのモコナ的なマスコットだな。てかこんなとこで『アモン』の名を使ってもいいのだろうか… -
Posted by ブクログ
[保育士×ヤクザ]
保育士をいう職業だけあって
警戒心を解く根気良さを身に着けている。
またはその逆でもある攻め。
読み始めた時は凄い大作かと思ったが
ヤクザものだけあってハードでした。
そっちに気をとられてあんまり感動できなかった。
もう少し日向に焦点があてられていれば凄い感動したかも。
とか思います。
でも話は良かったです。
この先二人がどうなっていくのかも少し気になります。
☆あらすじ☆
中学生で黒田組組長に拾われ、今やいっぱしのヤクザとなった池上蓮人。ところが、園児たちのママに人気の保育士・小野日向には敵わない。互いに高校生として出会った頃から、蓮人がどんなに邪険にしても「好きだ」と口説き続ける日向―知らずかけがえのない存在になっていた彼を己の人生に巻き込みたくない蓮人だが、恩ある黒田が凶刃に倒れ…。