雪広うたこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[保育士×ヤクザ]
保育士をいう職業だけあって
警戒心を解く根気良さを身に着けている。
またはその逆でもある攻め。
読み始めた時は凄い大作かと思ったが
ヤクザものだけあってハードでした。
そっちに気をとられてあんまり感動できなかった。
もう少し日向に焦点があてられていれば凄い感動したかも。
とか思います。
でも話は良かったです。
この先二人がどうなっていくのかも少し気になります。
☆あらすじ☆
中学生で黒田組組長に拾われ、今やいっぱしのヤクザとなった池上蓮人。ところが、園児たちのママに人気の保育士・小野日向には敵わない。互いに高校生として出会った頃から、蓮人がどんなに邪険にしても「好きだ」と口説き続ける日向―知らずかけがえのない存在になっていた彼を己の人生に巻き込みたくない蓮人だが、恩ある黒田が凶刃に倒れ…。 -
Posted by ブクログ
もう結構続いているシリーズだけど
まだ読んだことがなかったので
手を出してみました。
天才的な掏摸を祖母に持つ正義は
名前の通り正義感の強い青年に育ち
通りすがりで絡まれていた男を助ける。
その美貌の外国人が宝石商と知って
正義が鑑別を依頼したのは
祖母が遺したいわくつきの指輪だった。
へえ〜、ダイヤモンドは「鑑定」で
それ以外の宝石は「鑑別」なんですね。
そんな豆知識も交えつつ。
1話目の謎を解いたあと
リチャードの店で働くことになった正義が
持ち込まれる宝石がらみの事件に
関わるかたちで3話続く。
いい流れです。
会話のテンポもわりと好き。
できればまた続きも読もうかな。 -
Posted by ブクログ
正直に告白すると、同姓の別の有名作家の作品だと勘違いをして読み始めた。読み終わってから、それなりに評価されているシリーズでアニメ化もされていることを知った。
タイトル(と作者の姓)だけを見て、流行のパターン、つまり、さまざまな職業の人を素人探偵に据えて、その職業の特殊性や専門知識をうまく絡めながら、日常的な謎を解いていく、といった連作短編だと決めつけて読んだ。そういうのは嫌いではないので、それなりに楽しみにしていた。
ある部分は期待通りだったし、ある部分は(良い意味で)裏切られた。宝石商という、こっちの日常とはギリギリ接しているけどなじみがあるとはいえない職業の世界を取り上げていること。お客さんが宝石と共に謎を持ち込み、その解決を通して短編1つがきれいにまとまっていること。「ホームズ」と「ワトスン」の造形なども、まさに「構えたミットに直球が投げ込まれた」という感じで、あまりの真っ直ぐさがすがすがしいほどだ。もちろん、宝石に関する蘊蓄もうまく盛りこまれていて興味深い。
ただ、名探偵が快刀乱麻のごとく謎を解き明かす、という感じとはちょっと違っていて、そこに好感が持てた。語り手である「ワトスン」の方がむしろ解決に向かって進んでいく感じが強い。「ホームズ」の方は真相を解き明かすために推理するというよりもむしろ(・・・ネタバレ・・・)というあたりが、ミステリでありながら、ミステリっぽくない所以だろう。ミステリを読んでいるというよりも、「いい話を読んだな」と思う読書感の方が強かった。
登場人物は、やや(主人公はわざと?)劇画的だけど魅力的だ。多様性への言及やルッキズムに関する警句もよく効いていて、時々ハッとさせられる。大変楽しく読ませていただいたけど、シリーズの先に自分が読み進めるかどうかは微妙。魅力的だけど、もっとつきあっていきたいかというと、この一冊でしっかり完結していて(そして、この一冊を読み終えた自分がしっかり満足してしまっていて)、この先を読んでも「おなじようなことが続くかな」とつい感じてしまった。読み続けなかったことを後悔するような気もするが(これはあくまで個人的な感覚で、作者や熱心な読者の方々には大変失礼とは承知しているけれど)。