小林司のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズ全集3 シャーロック・ホームズの冒険

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    ホームズ短編集。
    再読のはずだけど、とても新鮮におもしろさを感じて、あらためてホームズ物はいいなと思いました。
    ホームズが推理し解決していく過程もおもしろいけど、ストーリー展開や良いテンポも魅力でした。

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    2024年12月21日
  • シャーロック・ホームズ全集2 四つのサイン

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    ネタバレ

    シャーロックホームズシリーズの2作目の作品。
    1作目と比べるとホームズの人となりが多少違って見えた。
    1作目では文芸などの知識はないと表記されていたが、当時の文学作品を引用する場面があった上、変装や料理が得意な描写もあり万能人間のように描かれていた。
    その反面、冒頭からコカインを使用しており、解き明かす謎がないと廃人然になる情緒不安定な姿も描かれている。
    内容としては1作目の作品同様見事な推理の上、犯人を追い詰める場面では緊張感溢れる水上チェイスを繰り広げている。
    推理と冒険が混同したようなドキドキワクワクする作品となっている。
    個人的には最後に描かれているワトソンが結婚するとホームズに報告し

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    2021年09月16日
  • シャーロック・ホームズ全集1 緋色の習作

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    ミステリ史上に輝く古典名作です。
    世界でもっとも有名な探偵、シャーロック・ホームズのデビュー作で、オーギュスト・デュパンから始まる探偵小説という分野を一躍有名・人気ジャンルにした作品でもあります。

    初めてであった相手の職業を一目見ただけであてることのできる優れた観察眼と推理力、音楽やスポーツ・医学などの様々な分野にまたがる深い知識、警察をはるかにしのぐ事件への洞察に、助手(相棒)のワトスンとの軽快な駆け引き。
    1887年に発表されてから130年以上が経過していますが、「シャーロキアン」と呼ばれる熱烈なファンがいるその人気ぶりにも納得です。

    「初の探偵小説」であったポーの「モルグ街の殺人」に

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    2021年08月01日
  • まんが版 シャーロック・ホームズ全集3 恐怖の谷

    購入済み

    面白かった

    恐怖の谷の話は初めてでした。すらすら読めて面白かったです。他の2作は全体的にジェレミー・ブレット主演のテレビシリーズをコミカライズした印象ですが、良かったです。

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    2021年04月18日
  • シャーロック・ホームズ全集3 シャーロック・ホームズの冒険

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    緋色よりこちらから入るが良さそう。
    <収録作品>
    ボヘミアの醜聞
    花婿失踪事件
    赤毛組合
    ボスコム谷の惨劇
    オレンジの種五つ
    唇の捩れた男
    青いガーネット
    まだらの紐
    技師の親指
    花嫁失踪事件
    緑柱石の宝冠
    ぶな屋敷

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    2019年01月22日
  • シャーロック・ホームズ全集5 バスカヴィル家の犬

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    さすがシャーロック・ホームズシリーズの最高傑作と言われるだけあって、面白かった。

    特に、脱獄囚と謎の男を追跡するシーンと、ホームズの登場シーンは、シリーズ中屈指の名場面だとおもう。

    しかし、ワトスンは相変わらず暇すぎる。いきなり当日に依頼人と一緒にしばらく田舎に行ってくれと言われて、ワクワクとかドキドキとか、普通に仕事してる人なら絶対思わないですね。

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    2018年04月23日
  • シャーロック・ホームズ全集1 緋色の習作

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    やっぱりもう一度最初からしっかりシャーロックホームズを読もうと決意して、河出文庫の訳詞がとても良いと聞いたので読み始める。
    やっぱり面白い!
    シャーロキアンが世界中に生まれるのも納得。
    名作はどんなに年月が経っても面白い。

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    2017年11月26日
  • シャーロック・ホームズ全集9 シャーロック・ホームズの事件簿

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    ついに全部読み終えてしまったー
    初期の頃とは雰囲気は違うように思う。ライオンのたてがみなんかは、007映画にも使われそうなタネだし、影響を受けた作品は多いんだろうな

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    2016年07月25日
  • シャーロック・ホームズ全集6 シャーロック・ホームズの帰還

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    ホームズ復活。殺人犯がわかっても、動機に同情して警察に言わなかったり、スキャンダルを表沙汰にしないよう努力したり、人間味が増した感じがした

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    2016年06月21日
  • シャーロック・ホームズ全集5 バスカヴィル家の犬

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    パスカヴィル家の犬。時代を越えて面白すぎた。一ページの中で、そんなぁと失望し、すぐにどんでん返しがあった。鮮やかすぎて、見事!

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    2018年01月18日
  • シャーロック・ホームズ全集4 シャーロック・ホームズの思い出

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    テンポよい短編集で、長さもちょうどよく、どんどん読み進んでいったら、いきなり出た!ライヘンバッハの滝!モリアーティ教授!
    でも、具体的に何をやったかは書いてない。ホームズと同じくらい頭がよい悪者としかわからない。本当にコナン・ドイルはホームズシリーズをやめたかったんだなと痛感。

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    2018年01月18日
  • シャーロック・ホームズ全集3 シャーロック・ホームズの冒険

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    短編集。
    どこかで見たり読んだりしたことのあるトリックや殺害方法は、ここが原点だったんだなと実感。時代を越えた面白さ。移動手段や通信手段が不便な時代だからこその恐怖というか。

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    2016年05月20日
  • シャーロック・ホームズ全集1 緋色の習作

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    世代を受け継がれて読まれるだけあって、テンポもいいし、第一部と第二部の雰囲気の変わりかた、論理的推理、さすがです

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    2016年05月13日
  • シャーロック・ホームズ全集9 シャーロック・ホームズの事件簿

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    「見たまえ、ワトスン、カンバーバッチ氏が結婚すると新聞の私事広告欄に出ているよ」
    「ああ、君の役をやった俳優さんだね」
    「僕は新聞広告欄はすべて見ているからね。しかしこの『事件簿』には電話が登場するんだよ。日ごろ役に立たないと言っているホームズ全集の注釈だがね、今回はなかなか役に立ったね。ロンドンに最初に電話が敷かれたのは1876年のことだそうだ」
    「すると君と出会う前からロンドンにはもう電話はあったわけだ」
    「ドイル氏が自分の便箋に電話番号を入れたのが1908年のことだそうだから、電話が一般にどれだけ普及したかということとはギャップがあるのだろうがね」
    「僕らの場合、遠距離の連絡はもっぱら電

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    2016年02月12日
  • シャーロック・ホームズ全集8 シャーロック・ホームズ最後の挨拶

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     人気ドラマだったら、映画版が3本作られ、テレビ・シリーズが3シーズン。それでいったん途切れて、ときどきスペシャル番組が単発で放映されたのをまとめたのが本書というところ。その間に4つめの映画版、すなわち『恐怖の谷』が製作されているわけだが。
     ほぼ毎月連載された『冒険』『回想』『帰還』所収の短編と違って、本書の短編は趣向が凝らされているといっていいだろう。「ウィステリア荘」「ブルース−パティントン設計図」はもっとも長い短編に属する。
     これまでホームズはワトスンを置いて捜査に行ってしまい、夜遅くに帰ってきても何も言わず、推理が組み立てられてから披露するといった展開が多かったが、ここでは捜査の過

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    2016年02月12日
  • シャーロック・ホームズ全集6 シャーロック・ホームズの帰還

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     英語は「リターン」だから『シャーロック・ホームズの帰還』でいいのだが、死にかかったんじゃないかというと『生還』と言って喜びたいし、いやいったんは完全に殺されてしまったんだから『復活』というのもむべなるかな。ウルトラマン派なら『帰ってきたシャーロック・ホームズ』、ゴジラ派なら『シャーロック・ホームズの逆襲』、なんとでも訳すべし。
     たといホームズがモリアーティ教授とともにライヘンバッハの滝に落ちようとも、その場を目撃する者とてなく、死体も確認されていないとあっては「復活」、いやさ「帰還」させるのは簡単と「空き家の冒険」。かくて、ドイルのシャーロック・ホームズ謀殺の嫌疑は晴れたが、そのかわりに彼

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    2016年02月12日
  • シャーロック・ホームズ全集4 シャーロック・ホームズの思い出

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    「ねえ、ワトスン、ここがどこかわかるかい」
    「いや、どこなんだ」
    「極東の一小国のようだよ」
    「極東といったら、支那かね」
    「支那を小国とは言わないだろう。大国としてのふるまいをいまだ知らないようではあるがね。ほら、ぼくらの喋っているのは日本語だろう。日本語が公用語なのは、日本国しかないよ。しかもぼくらの時代から100年以上も先だ」
    「100年だって。それはどういうことなんだ」
    「ここはネットのサイトだからね。ネットというものができるのは100年もあとなんだ」
    「何のことかよくわからないが」
    「君は常々、ぼくの捜査記録を発表してくれているじゃないか。そのおかげで、たくさんのパスティッシュが生ま

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    2016年02月12日
  • シャーロック・ホームズ全集3 シャーロック・ホームズの冒険

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     コナン・ドイルは自身の本領を歴史小説とみて、ホームズ譚が受けるのを嫌がったというのは有名な話だ。『緋色の習作』も『四つのサイン』も犯人が復讐を誓う動機となった昔話が長々と語られるが、それが歴史小説家の矜恃なのであろう。しかしシャーロック・ホームズというキャラクターが生きるのはもっと直截なストーリーテリングなのであって、2つの長編のあと、ドイルがホームズもの短編を連載したのが、ホームズ人気に火をつけたのは当然のことと言える。
     そうしてまとめられたのが『シャーロック・ホームズの冒険』である。「ボヘミアの醜聞」「赤毛連盟」「まだらの紐」「ぶな屋敷」など名高い作品が並ぶ1ダース。日本語の「冒険」は

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    2016年02月12日
  • シャーロック・ホームズ全集2 四つのサイン

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     『四つのサイン』? 『四つの署名』でしょうといいたくなるが、これも字の書けない3人が署名代わりに×印という記号を書いているという両義性をとって、サインとカタカナにしたという。

     無聊をかこち、コカインを注射して過ごす探偵(当時は合法麻薬だった)。そこに現れる美しい依頼者。依頼者の開陳する謎めいた話。そして殺人事件が起こる。現場を検分して早々にほぼ全貌がわかったと述べる探偵。
     名探偵の情景がもうこの第2作目で広がっている。
     他方、ワトスンがホームズの緻密な捜査を見て、この才能を法律を守るためでなく、破るために使ったらと考えるという場面がもうすでに出てくるが、この時点でモリアーティ教授の登

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    2016年02月12日
  • シャーロック・ホームズ全集4 シャーロック・ホームズの思い出

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    「白銀号事件」
    キングス・パイランドの名馬がいなくなり、その調教師が荒地で死んでいた。事件の解決に向かったホームズが見破った事件の真相はーー?
    足を引きずる羊、死んだ調教師が持っていた華奢なナイフ、事件前夜に訪れた怪しい男。

    「ボール箱」
    クロインドンのクロス街に住むミス・スーザン・クッシングの元に、粗塩と二つの耳が入った小包が届いた。スーザンは全く心当たりがないという。ホームズは小包の結び目が特殊なことに気づき、また、スーザンには二人の妹がいることを知ったーー。

    「黄色い顔」
    ホームズの元に、とある男が妻が怪しいと依頼を持ってきた。どうやら引っ越してきたばかりの隣人と妻が関係があるらしい

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    2015年06月20日