田中一江のレビュー一覧

  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    若者にぜひ読んでいただきたい本です。
    オリジナルは30年近く前に発刊されています。
    iPadみたいなデバイスが出てきたり、イノベーションの宝庫。SFを見直させていただいた良書です。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    面白いなぁ。とても王道。バトル・スクールで順調に成績を残し、司令官としての技を磨く場で「伝説」を師事したり、かつての仲間達と再会したり。スタンダードでも胸の熱くなる展開。指導者の孤独は覚えておこう。
    ヴァレンタインとのやり取りやなんかは非常におしゃれだと思うなぁ。一方では王道バトル、一方では少女漫画...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    面白い!時は近未来。銀河外生命体バガーからの二度にわたる侵略を辛くも退けた歴史をもつ国際艦隊は、来たる三度目の侵略に対抗するための人材を探していた。そんな期待を知るよしもない天才少年エンダー(6)は、国際艦隊からの徴兵を受け入れ、最愛の姉ヴァレンタインと最悪の兄ピーターに別れを告げる。幹部候補生育成...続きを読む
  • ねじまき少女(上)
    近未来のバンコクを舞台にした物語ですが、現在私たちが映像などで知っているバンコクとあまり違わないように思えます。違うのは、市場にありとあらゆる遺伝子組み換え植物が並んでいたり、象を組み替えた動物がいたり、日本で作られたアンドロイドが出てくるところでしょうか。遺伝子組み換え植物は新たな病気をもたらし、...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(下)
    読者のほとんどは「エンダーのゲーム」で
    何が起こったか知っているので、
    全て御見通しとするビーンと同じ位置で
    読んでいけるのではないか。
    そしてビーン視点で語られなかった物語を知ることも。
    ラストは少しほのぼのして、
    ようやく年相応のビーン。ひとまずよかったね。
  • エンダーズ・シャドウ(上)
    「エンダーのゲーム」を読んでいるからか
    「エンダーのゲーム」より面白く感じる。
    「エンダーのゲーム」にビーンが登場するあたりで
    上巻は終わっていて、「エンダーのゲーム」では
    全く描かれていないビーンの過去が明らかになる
    わけだが、、、過酷。
    そして単にビーンが優秀な子どもというだけではない
    謎と秘密...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    『無伴奏ソナタ』で短編版を読んだあとに長編版。
    6歳や8歳や13歳、主人公だけではなく
    まわりにも年齢を、子供を超えた思考、言動が
    わんさかなので、映像を想像しながらが難しい。
    80年代に書かれたそうだが、なぜ時間の制約が強い
    映画化に進み、日本で連続アニメ化しようと
    ならなかったのだろう。
    本当の...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    才能ある少年エンダーが,孤独とともに成長していくSF。
    成長譚としては,まどかマギカをなんとなく思い出した。
  • エンダーズ・シャドウ(上)

    凄いとしかいいようがない

    エンダーの影になり得たただ一人の少年。天才で圧倒的ででも孤独なエンダーの話が好きだったけど、ビーンも気になる存在だったから、ビーンサイドをえがいた話には一もにもなく飛びついた。読後感は言いようもない。ビーンのあの口調や話し方はそういう意味があったのね。出だしはそんなことありえるのか、と思うような事件...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    80年代最高峰のSF小説。ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞。異星人の侵攻を防ぐ優秀な艦隊指揮官を育成するためバトルスクールに集められた少年少女。その中で最高成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描く。陰湿なイジメや少年少女の過酷な訓練、メンタル等がとてもシビアでつ。映画化するみたいだけど、ちゃんとした作...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。容赦なく人々を殺戮し、地球人の呼びかけにまったく答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃に備え、優秀な艦隊指揮官を育成すべく、バトル・スクールは設立された。そこで、コンピュータ・ゲームから無重力訓練エリアでの模擬戦闘まで、あらゆる...続きを読む
  • エンダーの子どもたち(下)
    今まで続いて来た、エンダーの物語がある意味完結したが、作品としては遊びの部分が残っているというか…
    シリーズはまだ続いてるから、そこを考えると、話に空白を持たせること自体は良いのだが
    エンダー自身が終わりを迎えるというある意味一番の完結の物語が、終わり方が中途半端なのは何かもやもやするものがあると思...続きを読む
  • ゼノサイド(下)
    読み応えがあったし、やっぱりこのシリーズ好きだなあって思ったけれど、ところどころ未処理のまま作品が完結してしまったのがなんとも…。
    今後のシリーズで登場するのかもしれないが、これを完結した一作品として見るとあまり終わった!って感じがないかなあ。
    ということで☆4つ
    そこ以外はいつも通り、独特な世界の...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(上)
    エンダーの部下で最も優秀なビーン視点の「エンダーのゲーム」サイドストーリー。
    ビーンが特別な存在だったというのは「エンダーのゲーム」を読んでるときから分かっていたけど、ここまで優秀だったとは。ビーンが指揮官になってもおかしくなかったかもしれない。
    ビーンの出生の秘密、バトルスクールに行くまでの生活の...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(上)
    「エンダーのゲーム」は日本語訳刊行当時に大変面白く読んだ記憶があり、このエンダーズ・シャドウは「ゲーム」の映画化をきっかけに読むことになった。

    タイトルから想像するようなエンダーの影武者ではなく、遺伝子操作によってこの世に生を受けたビーンこそ、人間の能力の限界を超えた、いわば「ゲーム」の勝敗に直接...続きを読む
  • ねじまき少女(下)
    石油が枯渇し、CO2による温暖化が進んだ世界。遺伝子操作が進化し、変異する病と競争している。
    一つの未来だと感じさせるSF。
  • ジェイクをさがして
    SFや幻想小説が詰まった短編集。個人的には少し異端だけど「使い魔」が好き。ただ、出来不出来が激しい気がする。
  • ヘラクレスの冒険
    ヘラクレスの10個の難業(実際は12個)に準えた事件をポアロが選んで解いていく短編集。
    短編だがどんでん返し(単に鈍いだけかもしれないけど)があったりして、長編にはない面白さがあったと思う。

    ギリシャ神話を昔少し読んでいたため、クリスティがユーモアを織り混ぜたのでろう部分に、気付けたときちょっと嬉...続きを読む
  • ねじまき少女(上)
    初めは馴染みの無い単語も多く状況を把握する事だけでも大変だったが、いつしかその独特の世界観に没頭してしまっていた。
    登場人物の個性も豊かで、読者を惹きつける要素も満載だ。

    石油に換わるエネルギー源としてのゼンマイ、蔓延する遺伝子操作、人々に暗い影を落とす疫病、発展途上を思わせる混沌とした都市、そし...続きを読む
  • ねじまき少女(下)
    環境破壊、遺伝子操作による生態系の破壊、石油の枯渇というダークな近未来のバンコク(もちろんクーデター絡み)を舞台にした人造日本人美少女エミコのお話。かなり面白かった。(サッサと読んでおけばよかったよ)

    が、最後まで読んで、やっぱりねじまき少女のエミコが主役だったんだなぁと思う程度には登場人物が切り...続きを読む