田中一江のレビュー一覧

  • ヘラクレスの冒険

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    ポアロの短編集。ヘラクレスの12の試練になぞらえ、12個の話が描かれる。とはいえ、ヘラクレスの試練は全く知らないので、どの程度関連性を持っているのかはよくわからない。

    殺人事件ではなく、モノの探索や犬の誘拐、麻薬捜査など、普段とは違った観点のお話。しかしクリスティらしく、人間情緒溢れた話。
    個人的に、クリスティの短編は人物相関がすぐわからなくなって読みにくかったのだが、本作は(殺人事件ではないからだと思うが)比較的読みやすく、短編でさっと読めるのも良かった。

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    2022年09月09日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    昆虫型異星人バガーの第三次攻撃に備えて、優秀な艦隊指揮官にすべく過酷な訓練を課せられた少年・エンダーの苦悩と成長を描いたSF小説。

    下巻は、人類の命運を握る存在であるエンダーの苦悩と成長、周囲の思惑と世界情勢の変化が描かれています。

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    2022年08月13日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    昆虫型異星人バガーの第三次攻撃に備えて、優秀な艦隊指揮官にすべく過酷な訓練を課せられた少年・エンダーの苦悩と成長を描いたSF小説。

    上巻は、将校たちが仕組んだ仕掛けによって周囲との対立を余儀なくされたエンダーが苦悩しつつも好成績を上げていく姿が描かれます。

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    2022年08月11日
  • ヘラクレスの冒険

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    エルキュール・ポアロの短編集。
    クリスチャンネーム:エルキュール(ヘラクレス)の名に準えて12の難問を解決していく。
    彼は刑事ではなく、探偵であることがよく分かる一冊。
    私情を挟むし、犯罪には目をつむる。されどもそこが彼の魅力であり、人間味。

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    2022年03月25日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞作品。指揮官の立場になり下克上を達成するエンダーだが、さらなる教官の無茶振りにより次第に追い詰められていく。
    リーダー論、戦術論といった部分に読み応えを感じつつも、どうしても主人公たちの年齢に終始違和感が拭えず。閉塞感やストレスを積み重ねた上でのオチの展開は感動がある。ただ、そこからのラストにまた違和感。話が飛躍するのはSFらしくていいのだが、もう少しエンダーの感覚と読者の感覚をつなげてほしかった。やっぱり天才にはついていけないということかなぁ。

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    2021年11月05日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    異星人との戦争に備えて軍事訓練を受けるという、序盤の設定は「宇宙の戦士」っぽい。しかし訓練の場が少年少女を集めたバトル・スクールであり、主人公も6歳というのがあまりに独特。天才児であるエンダーがスクールでのいじめを乗り越えてのしあがっていくのは痛快。上巻のラストでは、ネットで偽名を使って不穏な動きをするエンダーの兄と姉が賢すぎて違和感しかない。幼くして大学を飛び級しちゃうような、天才の少年少女ってこんなんなん?汗

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    2021年11月04日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    違う人を犯人じゃないかと疑ってたのでビックリした
    飛行機の中の殺人事件でしかも凶器が毒吹き矢とハチですごくおもしろいのだけど、その後の捜査はスピード感もなく淡々としていてウーンってなってた 犯人がわかったあともう一度読んだらかなり印象違いそう

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    2021年09月07日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    上巻を読み終わった時点で、なんでダブルクラウンなんだろう...?と思いました。下巻まで読んで、確かにこれはエンタメ小説として面白いなあと思いました。書かれた年代を考えて、ロシアとの話も面白かったし、これがアメリカ海兵隊の推薦図書というのも興味深い。そういう意味でアメリカで評価され、ダブルクラウンを取ったのは理解ができるなと。あとエンダーが「サード」であることと「終わらせる者」であることがかけられている所は最初からキュンポイントだったけど、エンダーが6歳からはじまるのは天才少年といえど無理があるんでは...?笑と思いつつ、銀英伝のラインハルトを思い出していた。あとバガー関連のの話はマクロスFで見

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    2021年08月21日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    緊張感を保ったまま、結末直前のどんでん返しと次への展開の予告を含めて、さすがに、名作といわれるだけのことはあると思いました。

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    2021年08月10日
  • ヘラクレスの冒険

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    やっぱりアガサ・クリスティは間違いないし、ポアロは楽しませてくれるなぁ。
    ドラマの脚本がとても良くできていることにも改めて気付きました。

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    2021年05月31日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    ポアロシリーズ。端的な事件シーンに退屈な審問。これどうやって転がしてくんだろう。と思ったがポアロの捜査が面白くするすると読めてしまった。
    トリックはうーん、当時の航空機の事情がわからんからなんとも。。荷物多くない?って感じてしまったかな。そういえばポアロの拠点がイギリスにあるのかフランスにあるのかも知らないな。結構雰囲気で読んでるわ。
    解説によるとかなりの技巧が盛り込まれているみたいで。そういうところは楽しかったな。説明されて気づいたところもあるけれど。あとポアロの女性に甘いキャラクターも好きだ。
    また読みたくなったらシリーズのどれかを読もう。でも感覚的にはミスマープルのシリーズの方が好きだか

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    2021年05月11日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    ネタバレ

    最近病気して、全く読めていませんでしたが、ようやく読み終えることができました。

    今回も、女性が多く登場していましたが、それぞれの性格や気持ちが丁寧に書かれていて、探偵小説を読んでいることを忘れそうでした。

    裕福さを手放したくない美しいホーバリー夫人、ホーバリー伯爵を一途に想い続けるヴェニーシャ、親近感を持てるけれど賢いジェーン、どの女性達もとっても素敵でした。
    個人的にはもっとモリソー親子についても読みたかったです。

    ノーマンとジェーンが、クランシー(実際はポアロでしたが…)を尾行する場面からは、あちこち飛び回ったり、脅迫のふりをしたりと展開が早く、スパイ映画のようでした。
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    2021年02月23日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    ネタバレ

    伏線だと思ってたエピソードは、思ってたのとは違う使われ方をしていたし、なかなか本筋に入らないと思ってたらいつのまにか本筋に入ってたり、ラスボスも思ってたのとは違ってたり、思ってた展開とはかなり違ったけど、面白かった

    エンダーが追い込まれていく展開がシビア

    中高生の頃の全能感をなぜか思い出し、うわーって気持ちにもなった。

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    2021年01月31日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    主人公が天才的な頭脳の持ち主だと、読んでるこちらも頭が良くなった気がして読んでいていい気分になってしまう。我ながら頭悪い読み方だなぁ、と思う。

    ラスボスは異星人だと思っていたら、実はそうでもないのかも?

    この先の展開が読めず、下巻が楽しみ

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    2021年01月07日
  • ねじまき少女(上)

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    世界観が好き。カタストロフィも。アンダースン、エミコ、ギブソン、マイ、ジェイミー、カニヤ。みんなキャラが良いね。

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    2020年09月20日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    SFの名作だけど読んでなかったので。上巻は話の導入という感じで主人公の成長記。ここまでは、とりたてて、おぉ、すごい、というところはない。これからだと思うので、下巻が楽しみ。

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    2020年07月12日
  • ねじまき少女(上)

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    ずーーっと気になってた作品。
    印象的な装丁と期待高まる表題(これは春樹の「ねじまき鳥クロニクル」が好きだからでもあるが)で、一体どんな作品なんだろうと思いつつ、以前読んだ著者の短編がそこまでヒットしなかったので長らく見送っていた作品でした。
    古本屋で上下巻が売られていたという不純な動機で読み始めた本書ですが、これがなかなか面白い。

    舞台は未来のタイ・バンコク。この時点でワクワクさせられるのですが、本書はもっと刺激的。環境破壊で海面が上昇し、ニューヨークなど世界各地の沿岸都市は水没。石油が枯渇し、伝染病が蔓延し、遺伝子組み換え作物しか栽培されない世界。バンコクでは伝染病の広がりを防ぐ環境省配下

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    2019年12月08日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    SF。映画視聴済み。
    分かってはいたけど、流石に面白い。
    主人公・エンダーが子供ということで、感情移入しやすく、読みやすい。
    ヴァレンタインのパート、映画であったっけ?覚えてない。
    下巻へ。

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    2019年11月12日
  • ねじまき少女(下)

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    最終的にバンコクの虎が勝者なのだろうけど。
    クーデターが起きて政権が変わっても、王様は安泰てのが現実と似ているな。
    ホク・センは命拾いしたかな?
    ねじまきが政変を起こす起爆材ではあったのだろうけど、活躍が地味すぎてちょっと物足りない。そう言えばカニアが連れてきたねじまきはどこへ行ってしまったのだろう?

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    2019年06月27日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    この作品がヒットした理由として、当時のアメリカとソ連の冷戦に重なる部分もあるからなのかな。
    バトルスクールでの戦い、エンダーの成長は読み応えあるが、バガー達っていったい何だったのか最後の方まで書かれずに焦らされた気分だ。
    僕らは平和な日本で育ち戦争を知らない世代だ。読み終わった後の、戦争の無益さ、なぜもっと分かり合えないのか、ニュースで見る国家間の悲しいニュース、きれいごとと現実の違いに考えさせられる。
    僕としては敵だと思っていたバガーと、エンダーの葛藤をもっと読みたい。続編がすごく気になる。

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    2019年06月18日