田中一江のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ飛行機内という密閉空間で起こる殺人事件。
冒頭から飛行機苦手なポアロさんが可愛い( ´艸`)探偵はそこに居るのに、見ざる・聞かざる・言わざる状態ゆえに事件は眼前でしっかり起きる。
ただ殺害方法の謎については蜂?それとも…?のくだりが個人的に好みではなかったかな。エキゾチックな方法に寄せられると、心理的瞬間の有無を抜きに本当に犯人はそんな方法を採用するか?ってツッコミ入れちゃう…
しかし!安定のクリスティーなので、犯人は意外なところから暴かれて、読者の心理の穴を突いてしっかり騙してくれる。
毎度、ありがとうございます(^^)の気持ち。
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Posted by ブクログ
ネタバレ【再読】
ロンドンへと向かう飛行機の中で、フランス人の金貸しの女性が殺害された。その女性マダム・ジゼルは、何者かに毒矢によって殺されたと見られる。そして機内からは吹き矢の筒も発見された。同じ便に乗り合わせたポアロは、フランス警察のフルニエとともに捜査を始める。まず二人は、被害者の身辺を探ることに。マダム・ジゼルは金を貸した相手の弱みを握り、返済を渋った場合はそれをネタに相手を恐喝していたことが発覚する。また彼女の手帳から、乗り合わせた乗客のうちの何人かがジゼルの顧客であることが判明した。
捜査を進めていたポアロは二人の乗客ジェーンとノーマンと再会し、三人で事件を追うことに。すると、死んだジゼルには娘がおり、莫大な遺産を相続することになっていたことがわかった。ポアロはその娘が乗客であるホーバリー夫人のメイドだと突き止めたが、その矢先に娘は自殺してしまう。
ポアロは、ノーマンを犯人と名指しした。ジゼルが娘に莫大な遺産を残していることを知ったノーマンは娘に接近し、結婚した。飛行機の中でトイレに行くふりをして乗員に変装し、直接毒針を被害者に刺して殺したのだった。そして遺産を相続して用済みになった娘をも殺害した。
飛行機の中で毒の塗られた吹き矢が使われるという荒唐無稽な犯罪。だがそれこそが重要な鍵で、「そんなことは不可能だ」というところから考えれば、違う手を使ったということが見えてくる。吹矢筒が発見されることによってミスリードするのが上手い。
この作品ではポアロが主体的に捜査をするものの、素人探偵を使いながらという点が前作『三幕の殺人』とよく似ている。事件がその関係者にどのような影響を及ぼすか踏み込んで書かれている点も面白い。
●見どころ
・若い二人の探偵の推理と恋路を見守るポアロ
・『オリエント急行の殺人』を仄めかすポアロ
●名言
「イギリス人がよく言う表現を使うなら、まったくむかつくようなゴミ人間なんですから」
「すこしは憎んでもけっこうですよ。しかし、あなたは真実を直視せずに愚者の楽園に暮らすような人じゃないでしょう」