田中一江のレビュー一覧

  • シャドウ・オブ・ヘゲモン(下)

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    エンダーで「なんやこいつ」と思っていたピーターが好きになってしまった……オースン・スコット・カードさん……完敗や(幸福)。

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    2025年11月29日
  • ヘラクレスの冒険

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    ネタバレ

    ネメアのライオン
    レルネーのヒドラ
    アルカディアの鹿
    エルマントスのイノシシ
    アウゲイアス王の大牛舎
    スチュムパロスの鳥
    クレタ島の雄牛
    ディオメーデスの馬
    ヒッポリュテのオビ
    ゲリュオンの牛たち
    へスペリスたちのリンゴ
    ケルベロスの捕獲

    ポアロが引退を間近にして、自身のクリスチャンネームであるヘラクレスに因んだ事件を解決していく短編集。
    ポアロの長編より好みだったかも。

    「彼には、あなた方の祈りが必要です」
    「では、その方は不幸なのですか?」
    「あまりにも不幸だったため、幸福とはなんであるかを忘れてしまったんです。自分が不幸であることを知らないほど不幸なんですよ」
    院長はやさしくいった。

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    2025年11月29日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    『無伴奏ソナタ』に収録されている中編版の『エンダーのゲーム』を読んだのは、高校か大学くらいの頃だったと思う。ようやく長編版を読んだ。あれ?この場面知っている、というところも少しあったけど、そのあたり中編版で読んだのだろうな。特別な才能に恵まれた少年少女が、ゲームの中で知恵をしぼって戦うって、アニメで散見される気がするんだけど、モトネタはここだろうな。エンダーがひたすら戦い、憔悴しきるところは、若いのに大変だよなぁと思いかけるが、そもそもこのときの彼は10歳前後。若いどころの話じゃないね。

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    2025年07月21日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    いや〜この読後の満腹感ね

    読んだわ〜SF読んだわ〜っていうね

    いやラーメンも好きなのよ?ラーメンと半チャーハンと餃子セットなんて最高なのよ
    でもやっぱ中華料理ではないじゃないあれは
    また別ものじゃない
    もっとこう床が油でつるっつるのさ、いわゆる中華料理店であの油っこいのを腹いっぱい食べたときの
    あー中華食った〜っていうね
    あれ(なんの話やねん!)

    そんな油っこいSFの最高峰のひとつ『エンダーのゲーム』はやっぱりめちゃくちゃに面白かったなー

    面白いSFの条件ってやっぱり説明し過ぎないことだと思うんよな〜
    読者が想像で補う部分がたくさんあって、だけどちゃんとヒントもたくさんあってっていうさ

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    2024年11月29日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    分かるかい?
    必要なときに「ありがとう」と声に出して言えることが、とても大切だということが

    「ありがとう」

    もっと大きな声で!

    「ありがとう!」

    もっと!

    「ありがとう!!」

    まだだ!まだいける!

    「ありがとう!!!」

    やかましわ!( ゚д゚ )クワッ!!


    はい、茶番はこのくらいにして
    ありがとう、ほんとありがとう早川書房!
    ありがとうハヤカワ文庫!

    遂にあのSFの歴史に残る名作オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』を新訳です
    そしてさらに「トールサイズ」で発売です
    「トールサイズ」ってなに?
    なんか要するに文庫本のちょっと大きいやつで、その分字も大きいのよ
    普通

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    2024年11月28日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    異星種族バガーの侵攻に対抗すべく集められた子どもたちの1人、エンダー・ウィッギンが訓練施設「バトル・スクール」での訓練を経て成長していく物語の下巻である。本巻でも作者オースン・スコット・カードによるエンダーへの追い込みは容赦がないが、厳しさを乗り越えてこそ「勝利」がある、という当時のアメリカ社会において一般的に支持されていた精神論を反映してのことだろう。しかし、優秀であるがゆえの孤独はリーダーという立場にある者にとっては避け得ないことである、という本作が提示する哲学は時代を越えた普遍性を帯びており、アメリカ海兵隊大学において本作がリーダーシップ演習の教材として使用されていることにも納得がいく。

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    2024年07月17日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    天才的な才能を持つ少年の成長物語である。異星人バガーの侵略に対抗可能な戦闘員を育成するために設立されたバトル・スクールに入学させられたエンダー・ウィッギンが、数々の試練をクリアしながら自身の才能を開花させていく……という書き方をすれば聞こえはいいが、作中これでもかと主人公に対する追い込みが執拗に続くので、なかなかつらい気持ちになる。こうした困難を乗り越えていく主人公の成長が本作の主軸ではあるのだが、むしろ無重力空間における身体操作や戦闘方法の描写が緻密なところや、作中に登場する「デスク」によるゲームの描き方、本作が書かれた時代にはまだ想像の領域だったであろうインターネットの状況が現在の目で見て

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    2024年07月15日
  • ヘラクレスの冒険

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    テーマを付けた短編集として「火曜クラブ」と並び秀逸。
     ポアロのクリスチャンネームがヘラクレス(フランス読みでエルキュール)は有名。今回はポアロとバートン博士が名前について語らっている。(いつの時代もキラキラネーム問題はあるんだなぁ(笑))
    ポアロは博士の指摘を受け、自身がヘラクレスらしからぬ事、いや、現代のヘラクレスとして引退迄に十二の事件を解決する事、それが古代ヘラクレスの十二の難業を現代に再現する事だ。と考え、依頼を進めていく。
    十二編をコンセプトとしてまとめ、更にはポアロの名前を冠した作品集だ。
    第一の事件 ネメアのライオン
    ミスレモンが整理した手紙について、ポアロが面白い依頼はなか

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    2023年10月16日
  • ヘラクレスの冒険

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    オチが秀逸

    ヘラクレスの冒険にちなんだ数々の難事件がどれもそうくるかっていうオチばかりで面白かったです。最終話の最後のミスレモンに爆笑です。あと犬のおばちゃんの活躍が結構好き。思わぬ人に思わぬ才能があるのいいですね。

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    2022年08月26日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    中盤まではエンタメ作品としても面白かったが後半は一気にこの作品の底力を感じさせられた。すごい。

    一番最後の展開が急だったのがちょっと残念。

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    2022年01月22日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

    A

    購入済み

    面白かった

    見事にしてやられました。
    犯人はなんとなくわかる。
    トリックも難しくはないはず、
    なのだけどなかなか気付けない。
    読み返すとヒントがたくさんあることに
    してやられたという気分にさせられる。
    面白かったです。

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    2022年01月08日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    この『雲をつかむ死』、ドラマで観たことがなく、題名も聞いたことがなかったので、面白いのかな?と半ば疑問に思いつつ「新訳版」が出るくらいだから面白いのだろう、と信じて読みました。
    面白かったです。
    クリスティー作品でよく悩まされる、血縁関係者が多くて相関関係を覚えるのに苦労することもなかったし、ヒロインのジェーンが好ましく描かれていて良かった。
    犯人も最後までわからなかったし。
    ちょっと偶然が重なりすぎてる感は否めないけれども、読みやすく面白かったので★5つです。

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    2022年01月04日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    ネタバレ

    毎月1冊のお楽しみ、ポアロ10冊目。先日妻が犯人を当てたらしい。今回、エアバスの中で起きた殺人。金貸しの女性ゼジルのが首筋に針で刺された跡を残す。客室に11人。書中で多々怪しい持ち物リスト公開される。妻はここで分かったらしい。自分はリストを深く考えず犯人予想。やっぱり外れた!動機は?死因は?犯人はいつゼジルに近づいた?犯人殺害で得する人は?登場しない人物と殺人の関係は?完全にクリスティのミスリードに嵌ってしまった。最後にはポアロの迫力のある謎解き、犯人の抵抗、事件後乗客の結婚ラッシュ、併せて楽しめた。

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    2021年09月19日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    映画をIMAXで見る前に読んだと記憶している。
    とにかく、エンダーがカッコイイ!
    兄と妹がいるが、どちらもエンダー並みの頭脳を持つ天才一家。
    いたるところで頭脳戦が繰り広げられる。
    映画の2時間では、短すぎて納らなかった。
    小説を映画にするのは難しい。
    物語の中に入り込めば、アトラクションなみに楽しめる小説。
    外国小説は話が複雑だけど、それと比例して面白い!
    日本の小説では、そんな小説を読んだことがない。残念ながら。

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    2021年08月23日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    ネタバレ

    心理描写がヒントになる作品
    今回は犯行のトリックは最後まで分からなかったものの、犯人は当たりました!
    読んでて成る程、確かにそうだったと思いました。
    クリスティーの作品は、やっぱり何回も読み直して、ゆっくり吟味しないとダメというか勿体ないですね!

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    2021年08月17日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    下巻で話が動いて面白くなった。実戦との境がわからないまま勝敗が決まる、メインのストーリーは予想通り、という感じだが、その後の展開に意表を突かれた。夢の世界の再構築、意思疎通は完全に想定外。三十年以上前の作品なので、古さを感じる描写も多いが、名作といわれるだけのことはある。「星を継ぐもの」を三十年前に読んだ時ほどの衝撃はなかったけど。年か、経験・知識が増えたからか(笑)

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    2020年07月12日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    SF。下巻。映画視聴済み。
    映画はなかなか原作に忠実だったみたい。
    さすがに面白い。
    解説によると、アメリカ海兵隊大学でリーダーシップ演習の教材として使用されている作品とのこと。
    エンダーと大人たちの立場から、指導者としての立ち振る舞い、指導者ならではの苦悩を描いた、SF要素を抜きにしても読みごたえのある一冊。
    14章までの派手なストーリーが本筋で、面白いのは間違いないが、個人的には15章が最高すぎる。
    バガーの物語があったりするのでしょうか。
    続編に期待が膨らむ。

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    2019年11月29日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    【新訳版で再読】旧版はとにかく訳が合わなくて興醒めしたが、ずいぶんすっきりして良くなってる印象。個人的には映画を観た後に読むと、より一層楽しめると思う。バトル・ルームでの訓練や、デスクの巨人ゲームなんかは映像で観ないとイメージしにくい、というのが理由。原作と映画の違いも楽しめる。

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    2019年10月18日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    【新訳版で再読】全てが終わったあと、真実を明かされるエンダー。バガーを滅ぼしてしまったことによる罪悪感に苛まれ続け、自分を見失ってしまう。天才だけどやはりエンダーだって子供なんだ。その後入植したバガー亡き後の惑星で、エンダーはバガーの遺志に触れる。死者の代弁者として、ヴァレンタインと共に旅立つエンダー。ラストでバガーの人類に対する赦しが描かれている。続編も続けて読むつもりだけど、未訳の作品があるのが残念。ハヤカワさんお願いします!

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    2019年10月18日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    名作。飽きさせない展開ももちろんだが、そもそもエンダーをはじめ子どもたちが戦争に駆り出されるという設定が秀逸で、物語にリアリティを持たせ、ストーリーを魅力的なものにしていると感じた。当たり前といわれれば、その通りなのだろうが、この作品では特にそのあたりががっしりとした背骨のように作品全体を支えているようで、存分に世界観に浸ることができた。
    また、高い知能を備えながらも、子どもゆえの不安定さや未熟さを見せ、友情によって結束や排除を繰り返す子どもたちの描写がよい。数少ない大人が、チャプター冒頭で交わす擦れたユーモアも面白い。
    そして、なんといっても終盤の展開が最高で、そこで僕にとっての本作の評価は

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    2019年06月02日