田中一江のレビュー一覧

  • ヘラクレスの冒険
    テーマを付けた短編集として「火曜クラブ」と並び秀逸。
     ポアロのクリスチャンネームがヘラクレス(フランス読みでエルキュール)は有名。今回はポアロとバートン博士が名前について語らっている。(いつの時代もキラキラネーム問題はあるんだなぁ(笑))
    ポアロは博士の指摘を受け、自身がヘラクレスらしからぬ事、...続きを読む
  • ヘラクレスの冒険

    オチが秀逸

    ヘラクレスの冒険にちなんだ数々の難事件がどれもそうくるかっていうオチばかりで面白かったです。最終話の最後のミスレモンに爆笑です。あと犬のおばちゃんの活躍が結構好き。思わぬ人に思わぬ才能があるのいいですね。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    中盤まではエンタメ作品としても面白かったが後半は一気にこの作品の底力を感じさせられた。すごい。

    一番最後の展開が急だったのがちょっと残念。
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

    面白かった

    見事にしてやられました。
    犯人はなんとなくわかる。
    トリックも難しくはないはず、
    なのだけどなかなか気付けない。
    読み返すとヒントがたくさんあることに
    してやられたという気分にさせられる。
    面白かったです。
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕
    この『雲をつかむ死』、ドラマで観たことがなく、題名も聞いたことがなかったので、面白いのかな?と半ば疑問に思いつつ「新訳版」が出るくらいだから面白いのだろう、と信じて読みました。
    面白かったです。
    クリスティー作品でよく悩まされる、血縁関係者が多くて相関関係を覚えるのに苦労することもなかったし、ヒロイ...続きを読む
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕
    毎月1冊のお楽しみ、ポアロ10冊目。先日妻が犯人を当てたらしい。今回、エアバスの中で起きた殺人。金貸しの女性ゼジルのが首筋に針で刺された跡を残す。客室に11人。書中で多々怪しい持ち物リスト公開される。妻はここで分かったらしい。自分はリストを深く考えず犯人予想。やっぱり外れた!動機は?死因は?犯人はい...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    映画をIMAXで見る前に読んだと記憶している。
    とにかく、エンダーがカッコイイ!
    兄と妹がいるが、どちらもエンダー並みの頭脳を持つ天才一家。
    いたるところで頭脳戦が繰り広げられる。
    映画の2時間では、短すぎて納らなかった。
    小説を映画にするのは難しい。
    物語の中に入り込めば、アトラクションなみに楽し...続きを読む
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕
    心理描写がヒントになる作品
    今回は犯行のトリックは最後まで分からなかったものの、犯人は当たりました!
    読んでて成る程、確かにそうだったと思いました。
    クリスティーの作品は、やっぱり何回も読み直して、ゆっくり吟味しないとダメというか勿体ないですね!
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    下巻で話が動いて面白くなった。実戦との境がわからないまま勝敗が決まる、メインのストーリーは予想通り、という感じだが、その後の展開に意表を突かれた。夢の世界の再構築、意思疎通は完全に想定外。三十年以上前の作品なので、古さを感じる描写も多いが、名作といわれるだけのことはある。「星を継ぐもの」を三十年前に...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    SF。下巻。映画視聴済み。
    映画はなかなか原作に忠実だったみたい。
    さすがに面白い。
    解説によると、アメリカ海兵隊大学でリーダーシップ演習の教材として使用されている作品とのこと。
    エンダーと大人たちの立場から、指導者としての立ち振る舞い、指導者ならではの苦悩を描いた、SF要素を抜きにしても読みごたえ...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    【新訳版で再読】全てが終わったあと、真実を明かされるエンダー。バガーを滅ぼしてしまったことによる罪悪感に苛まれ続け、自分を見失ってしまう。天才だけどやはりエンダーだって子供なんだ。その後入植したバガー亡き後の惑星で、エンダーはバガーの遺志に触れる。死者の代弁者として、ヴァレンタインと共に旅立つエンダ...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    【新訳版で再読】旧版はとにかく訳が合わなくて興醒めしたが、ずいぶんすっきりして良くなってる印象。個人的には映画を観た後に読むと、より一層楽しめると思う。バトル・ルームでの訓練や、デスクの巨人ゲームなんかは映像で観ないとイメージしにくい、というのが理由。原作と映画の違いも楽しめる。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    名作。飽きさせない展開ももちろんだが、そもそもエンダーをはじめ子どもたちが戦争に駆り出されるという設定が秀逸で、物語にリアリティを持たせ、ストーリーを魅力的なものにしていると感じた。当たり前といわれれば、その通りなのだろうが、この作品では特にそのあたりががっしりとした背骨のように作品全体を支えている...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    どのような物語かと尋ねられたら「少年の冒険と成長の物語」と答えるかと思います。「ハリー・ポッター」シリーズや「ゲド戦記」の物語に胸をときめかしたことがある人には間違いなく気に入ってもらえる本、ただしSFなのですが。

    もっとも、SFの文学的な価値をどうこう言うつもりはないのですが、とかく荒唐無な作品...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(上)
    「エンダー」シリーズの発端の時代を別人物の視点で描いた物語。「エンダーのゲーム」同様に「少年の冒険と成長」が語られ、さらにしられざる真実(仕掛け)が明かされることでエンダーの世界をより豊かなものにしている。

    すべての「伏線」がオリジナルのエンダーズサーガと破綻なく寄り添いつつ、気持ちよく「回収」さ...続きを読む
  • エンダーズ・シャドウ(下)
    『エンダ―のゲーム』をビーンの視点から描いた姉妹編。本編では描かれなかったビーンの生い立ちや葛藤が描かれている。以下、備忘。
    ・エンダ―の宿敵はピーター、ビーンの宿敵はアシル(ロッテルダムでビーンがポークに殺せと命じたがポークの温情で生き長らえ、後でポークを殺す足の悪い少年。)
    ・ビーンの頭脳はエン...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    Rebuildでいつぞやちらっと話にでてきて、気になっていたものをやっと読破。
    とりあえず長いお話で、前半戦は冗長な感じがしちゃって読み終えられるか心配だったけど、後半はエンダーの内面的な苦悩やら葛藤がフォーカスされていて読みやすかった。
    異文化理解に関して書かれているとかあとがきにあったけど、バガ...続きを読む
  • ヘラクレスの冒険
    聖書や童謡になぞらえて人を殺していく犯人は古今東西数あれど、自分が解決した事件を神話に見立ててコレクションする名探偵はなかなか珍しい部類かと。
    最初、子供じみた理由で事件を選り好みするポアロの高慢さに鼻白みながら読み始めたのですが…何これ、超面白い。
    どの話も良かったのですが、一番のお気に入りは『ス...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    芝村裕吏のマージナル・オペレーションにあるとあるエピソードのオチがこの本と同じ、というのをwebで見て、いつ来るかいつ来るかと待てどもなかなか来ない!
    来た時には感動ものでした。
  • シャドウ・パペッツ
    悪くはないが驚きもない次に期待
    表紙   5点加藤 直之   田中 一江訳
    展開   6点2002年著作
    文章   6点
    内容 785点
    合計 802点