田中一江のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレネメアのライオン
レルネーのヒドラ
アルカディアの鹿
エルマントスのイノシシ
アウゲイアス王の大牛舎
スチュムパロスの鳥
クレタ島の雄牛
ディオメーデスの馬
ヒッポリュテのオビ
ゲリュオンの牛たち
へスペリスたちのリンゴ
ケルベロスの捕獲
ポアロが引退を間近にして、自身のクリスチャンネームであるヘラクレスに因んだ事件を解決していく短編集。
ポアロの長編より好みだったかも。
「彼には、あなた方の祈りが必要です」
「では、その方は不幸なのですか?」
「あまりにも不幸だったため、幸福とはなんであるかを忘れてしまったんです。自分が不幸であることを知らないほど不幸なんですよ」
院長はやさしくいった。 -
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Posted by ブクログ
いや〜この読後の満腹感ね
読んだわ〜SF読んだわ〜っていうね
いやラーメンも好きなのよ?ラーメンと半チャーハンと餃子セットなんて最高なのよ
でもやっぱ中華料理ではないじゃないあれは
また別ものじゃない
もっとこう床が油でつるっつるのさ、いわゆる中華料理店であの油っこいのを腹いっぱい食べたときの
あー中華食った〜っていうね
あれ(なんの話やねん!)
そんな油っこいSFの最高峰のひとつ『エンダーのゲーム』はやっぱりめちゃくちゃに面白かったなー
面白いSFの条件ってやっぱり説明し過ぎないことだと思うんよな〜
読者が想像で補う部分がたくさんあって、だけどちゃんとヒントもたくさんあってっていうさ -
Posted by ブクログ
分かるかい?
必要なときに「ありがとう」と声に出して言えることが、とても大切だということが
「ありがとう」
もっと大きな声で!
「ありがとう!」
もっと!
「ありがとう!!」
まだだ!まだいける!
「ありがとう!!!」
やかましわ!( ゚д゚ )クワッ!!
はい、茶番はこのくらいにして
ありがとう、ほんとありがとう早川書房!
ありがとうハヤカワ文庫!
遂にあのSFの歴史に残る名作オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』を新訳です
そしてさらに「トールサイズ」で発売です
「トールサイズ」ってなに?
なんか要するに文庫本のちょっと大きいやつで、その分字も大きいのよ
普通 -
Posted by ブクログ
異星種族バガーの侵攻に対抗すべく集められた子どもたちの1人、エンダー・ウィッギンが訓練施設「バトル・スクール」での訓練を経て成長していく物語の下巻である。本巻でも作者オースン・スコット・カードによるエンダーへの追い込みは容赦がないが、厳しさを乗り越えてこそ「勝利」がある、という当時のアメリカ社会において一般的に支持されていた精神論を反映してのことだろう。しかし、優秀であるがゆえの孤独はリーダーという立場にある者にとっては避け得ないことである、という本作が提示する哲学は時代を越えた普遍性を帯びており、アメリカ海兵隊大学において本作がリーダーシップ演習の教材として使用されていることにも納得がいく。
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Posted by ブクログ
天才的な才能を持つ少年の成長物語である。異星人バガーの侵略に対抗可能な戦闘員を育成するために設立されたバトル・スクールに入学させられたエンダー・ウィッギンが、数々の試練をクリアしながら自身の才能を開花させていく……という書き方をすれば聞こえはいいが、作中これでもかと主人公に対する追い込みが執拗に続くので、なかなかつらい気持ちになる。こうした困難を乗り越えていく主人公の成長が本作の主軸ではあるのだが、むしろ無重力空間における身体操作や戦闘方法の描写が緻密なところや、作中に登場する「デスク」によるゲームの描き方、本作が書かれた時代にはまだ想像の領域だったであろうインターネットの状況が現在の目で見て
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Posted by ブクログ
テーマを付けた短編集として「火曜クラブ」と並び秀逸。
ポアロのクリスチャンネームがヘラクレス(フランス読みでエルキュール)は有名。今回はポアロとバートン博士が名前について語らっている。(いつの時代もキラキラネーム問題はあるんだなぁ(笑))
ポアロは博士の指摘を受け、自身がヘラクレスらしからぬ事、いや、現代のヘラクレスとして引退迄に十二の事件を解決する事、それが古代ヘラクレスの十二の難業を現代に再現する事だ。と考え、依頼を進めていく。
十二編をコンセプトとしてまとめ、更にはポアロの名前を冠した作品集だ。
第一の事件 ネメアのライオン
ミスレモンが整理した手紙について、ポアロが面白い依頼はなか -
購入済み
オチが秀逸
ヘラクレスの冒険にちなんだ数々の難事件がどれもそうくるかっていうオチばかりで面白かったです。最終話の最後のミスレモンに爆笑です。あと犬のおばちゃんの活躍が結構好き。思わぬ人に思わぬ才能があるのいいですね。
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購入済み
面白かった
見事にしてやられました。
犯人はなんとなくわかる。
トリックも難しくはないはず、
なのだけどなかなか気付けない。
読み返すとヒントがたくさんあることに
してやられたという気分にさせられる。
面白かったです。 -
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Posted by ブクログ
名作。飽きさせない展開ももちろんだが、そもそもエンダーをはじめ子どもたちが戦争に駆り出されるという設定が秀逸で、物語にリアリティを持たせ、ストーリーを魅力的なものにしていると感じた。当たり前といわれれば、その通りなのだろうが、この作品では特にそのあたりががっしりとした背骨のように作品全体を支えているようで、存分に世界観に浸ることができた。
また、高い知能を備えながらも、子どもゆえの不安定さや未熟さを見せ、友情によって結束や排除を繰り返す子どもたちの描写がよい。数少ない大人が、チャプター冒頭で交わす擦れたユーモアも面白い。
そして、なんといっても終盤の展開が最高で、そこで僕にとっての本作の評価は