田中一江のレビュー一覧

  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    ずっと曖昧で、探り探りなのでら落ち着いて読めました。起伏はあんまり無かったけれど、ポアロは最初から目星ついてたたけど、まずは事実をかくにんしてから、、の過程が面白かったです。
    ただ、真相に近づいたタイミングでまた一人殺人事件が起こるパターンがどうにも毎度やるせない、なんとか防いであげて〜と思う。

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    2023年05月16日
  • ヘラクレスの冒険

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    ものすごく昔に読んだようだが
    まったく記憶にない…。
    なので、新鮮な気持ちで楽しみました。

    なんか無理くり「ヘラクレスの難業」に
    絡めてるっぽい話もありましたが。
    想定外の車のトラブルで
    ホテルに足止めをくらってる間に
    若者の相談に乗ってあげる
    『アルカディアの鹿』とか
    現代にも通用しそうな情報戦の
    『アウゲイアス王の大牛舎』とかが
    おもしろかったです。

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    2023年02月13日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    上下巻感想。

    異星人との戦争に勝利する為に訓練する主人公。

    オチは有名で知ってたから驚きは無かったし、10歳前後の主人公が子供過ぎてあまりワクワク出来ず。

    むしろラストに描かれるような異星人の思考の違いとかの方が好み、続編には描かれそうだけど、多分読まないかなあ……。

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    2022年12月28日
  • ねじまき少女(下)

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    飛ばし読みしてたら、白シャツ隊とジェイディー、カニヤたちの立ち位置がイマイチわからなくなってしまって、この本に彼らがなぜ出てくるのか掴めないまま読み終わってしまった、、、
    アンダーソン、ねじまき少女、ホクセン、、弱肉と策略の小汚い世界で、最後の動乱の後に誰がどう生き残るのか、混沌とした感じがよかった。真夏に読んでよかった。

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    2022年09月26日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    異星人バガーの侵攻に対抗できる="人類の救世主"となる指揮官を育て上げるための施設<バトル・スクール>で、過酷な訓練を受ける幼い少年エンダーの物語、下巻。

    大人たちによって画策された過酷な環境下においても次々と結果を残していくエンダー。飛び級でコマンド・スクール(司令官訓練基地)への移籍を命じられ、"ゲーム"の過酷度は更に増していく。そして明かされる異星人バガーとの戦いの真相―――。

    ヒューゴー賞/ネビュラ賞を受賞し、タイトルも有名な作品で期待していたのだが、個人的には琴線に触れる内容ではなかった。やはりエンダーが11歳という年齢設定で、主人公の視点

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    2022年08月27日
  • ねじまき少女(上)

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    「カロリー企業」「ねじまき」突然乱雑なタイの雑踏に落とし込まれたようで、物語の設定を理解するのに時間がかかった。ネットで誰かの用語解説サイトでやっと状況と対立軸を把握。
    誰もがカロリーを摂取してエネルギーを確保するのに必死な世界で、白シャツの暴力に怯えながら、どのように生き残るのか思考を巡らせる、泥に塗れた汚くも弱肉強食の世界観。

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    2022年08月19日
  • ヘラクレスの冒険

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    ポワロの12篇の短篇集。ヘイスティングスは出て来ず、たまにミス・レモンが登場する。寝る前にちょっと読みたいというときにピッタリの一冊。

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    2022年07月11日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    毒針を使った空の密室殺人を暴け。

    パリからロンドンに向かう飛行機の中で殺人が起きた。凶器は落ちていた毒針。飛行機内で蜂を見たという人も現れる。ポアロは犯人を見つけられるのか。

    乗り物全般が苦手なのかポアロ。この当時、もしかして飛行機での旅行は珍しいものだったのか。吹矢で毒針を飛ばすなんてありなのか。トリックや犯行にはなんだかピリッとしない感じがある作品。

    しかし最後まで止まらずにページをめくり続けてしまうのは、会話が面白いから。いい加減なマスコミ、パリで出会った2人の進展、あれこれと語り合うポアロと警部たち。さらに登場人物の独白も面白い。犯人とわかってからその人物の独白を読み返すと、ここ

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    2022年02月08日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    トリックが雑、というかそんなばれないですかね~って感じですけど。
    ドラマだとポワロの飛行機嫌いのシーンとかジェーンのかわいらしさで面白かったんだけどな

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    2021年11月25日
  • ヘラクレスの冒険

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    久しぶりに読み直す。
    クリスティーは老後の楽しみにとっておこうと思った、というあとがきに深く同意。
    その時によって、作品に対する感想が変化する。

    それが、1番の楽しみ。

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    2021年11月16日
  • ねじまき少女(上)

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    複数巻を平行に読破月間。

    遺伝子改変とハックが当たり前になり、他国の作物をジーンハックゾウムシによって壊すことで、エネルギー機器に陥らせる時代。独自の種子バンクを持つタイでは西洋由来のカロリー(エネルギー)企業に負けない食文化を構築した。そこで藻類を研究するアンダーソン、通産省で闇カロリーを駆逐するジェイディー、日本製の遺伝子改変"ねじまき"少女のエミコの人生が交錯していく…。

    クールなアンダーソン、自分がうまく制御できないエミコ、熱く衝動的なジェイディーに、得体のしれないホク・センと、サイバーパンクというか、アニメ的な登場人物の視点でそれぞれ進む序盤。状況の説明と、や

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    2021年08月25日
  • ヘラクレスの冒険

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    ネタバレ

    ポアロが挑む12の難業。

    引退を考えているポアロは、エルキュール=ヘラクレスにちなんであと12の事件を解決しようと考える。その12の難業がこの短編集。元ネタにピンと来ないので(ひとつふたつしかわからない)あますところなく楽しめたとは言いにくいが、バリエーション豊かな事件を読んで満足。

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    2021年07月04日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    パリからロンドンに向かう飛行機のなかで、金貸し業を営む女性が変死体で発見された。その首には蜂に刺されたような傷があったが、偶然乗り合わせたポアロは、床から人工の毒針を拾い上げる。衆人環視の客室内で、誰がいつ、どうやって犯行に及んだのか?大空の密室を舞台とした不可解な事件にポアロが挑む。

    密室殺人という意味ではオリエント急行を彷彿とさせる作品ですが、やはりこの本でも殺害方法が肝になってきます。最後まで蜂に騙されたなあ・・・。ノーマンは怪しいと思っていたのですがどうしてもアリバイというかどうやって殺したのかが分からなかった。後から読み返すと伏線が見事で感嘆しますね。2か所はおかしいと引っかかった

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    2021年07月04日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    ポアロ
    なんだろう、つまらないってわけでもないのだが、すごく面白いってこともなかった。殺された人がぞんざいに扱われてる感じで気の毒に思う。飛行機に乗り合わせただけの女性に「びっくりするほど不美人」なんて言われるなんて。
    乗客の持ち物リストにある「書籍『無益な経験』(この国では発禁)」が気になったけど、もちろんストーリーには何も関係なかった。

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    2021年06月04日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    飛行機という密閉空間で起きる殺人。トリックは想像していたよりも驚くようなものではなかった。読後感としては物足りなく感じるが、ロマンス要素として、ポアロに振り回された?ジェーンが最後には幸せになってほしいとつくづく思う。

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    2021年05月01日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    読みやすく、たんたんと進むストーリー。大胆なトリックを楽しむというよりは、伏線を楽しむ感じでした。最後まで犯人がわからず、さすがポアロといった感じです!

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    2021年02月03日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    飛行機の中での殺人。相変わらず関係者が多く途中まで誰が誰だか整理できず…いつものようにひとりひとり丁寧に話を聞き、詳細に調査をして真実に近づいていく。いつも通りポワロの質問は私も理解できないのだが、最後にはそういうことか!と感心してスッキリ。最初の計画が成功していれば完全犯罪にできたかも。

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    2020年10月29日
  • ねじまき少女(下)

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    やっと読み終わった…。
    ヒューゴー・ネビュラで、石油が枯渇し遺伝子操作のあげく疫病と飢餓が蔓延するバンコクにて、日本製美少女アンドロイドが…って、なかなかのディストピアぶりで傑作なのだが、こう…共感できるキャラがいなくて…ちと置いていかれた私でした。

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    2019年09月12日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

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    エンダーがこれから起こるであろう戦争に向けて、少年から少しずつ成長していく。しかしながら、訓練で使われているゲームがそもそも何なのか、バガーってなんなのか、これらの謎はきっと下巻で明かされるであろうと思う、ストーリーがこれから加速していくであろう下巻が楽しみです。
    ヴァレンタインとピーターもストーリーにどう絡んでくるのか!?

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    2019年06月02日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

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    上下巻共に読み終わり。物語の規模がとても壮大で、ラストの締め方も素晴らしい。SFを基盤にスクールカースト的な要素があったり、少年の苦悩と同時に、社会人にも通用しそうなリーダーシップとはどういうものか、なんて側面もあったりで、お話部分はとても面白かった……んだけど、SFってジャンルが自分のど真ん中ストライクじゃないってことを脇に置いといたとしても、最初から最後まで文体との相性が悪くて心の底から楽しむことができなかった。自分の読解力、想像力が乏しいだけと言われたらそれまでなんだけど、情景描写が少ない、というよりは比喩が少なかったのかな。「結局どういう場所でどういうバトルをしてるんだよこれは……」っ

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    2019年05月06日