田中一江のレビュー一覧

  • ヘラクレスの冒険
    短編集だけど、そこに「ヘラクレスの難業」というテーマが加わる事でそれぞれ別の事件がひと繋がりであるように感じられるね
    また、あくまでも難業であり難事件に限っていない点が面白さを生み出している。だから本来ならポアロが依頼を受けるような案件でなくても難業との関連を見出だせれば受け付けてしまう。それが本作...続きを読む
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕
    数十年ぶりに手に取った一冊。飛行機の中での殺人事件の謎をポワロが追う。そんな展開だったとはおぼろげに覚えていたものの、結末は忘れていて、そういえば!となった次第。他の有名な作品と比べると地味かもしれないが、その仕掛けはさすがのクリスティです。
  • ヘラクレスの冒険
    なかなかおもしろかったですよ。
    短編なので、トリックを楽しむというよりは引退前のポアロの生活をちょっとのぞくというスタンスでページをめくってください。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    名作SFという事で読んだ。80年代の作品と読み終わってから知って驚いた。インターネット的なものが前提となっておりSFの世界観は進んでいたのだなあと思った。主人公がひたすら厳しい状況にあるので読んでてシンドイけど、面白く読めます。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    タイトルは知っていたので読んだ。昆虫型宇宙人というのはある種の定型らしい。宇宙の戦士もそんな感じだった。翻訳物にありがちな読みにくさはあるものの読みやすいと思う。
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕
    冒頭で起きる空という密室での不可能殺人。そこで物語にグッと引き込まれる。そして、緻密に織り交ぜられたヒント。読者をミスリードさせる技法。そして鮮やかなポアロの推理。クリスティーの進化は止まらない。
  • 第七の封印
    エンダーのゲームの著者の作品。
    少女が主人公で仲間を集めて世界を征服しようとする怪物を倒しに行く話、でありながら哲学やキリスト教の要素を大量にぶち込んでいる。
    記憶の継承、自由意志への疑い、絶対的な正義の存在への疑問、などなど進撃の巨人の終盤を思わせるテーゼが出てきて、おっとなった。宗教という軸があ...続きを読む
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕
    飛行機内で老婦人が変死した。
    その死因は毒によるものだが、衆人環視のもと誰がどんな方法で犯行に及んだのか。
    ストーリーはいたってシンプル。
    でもこの王道っぽい感じ、結構好きだ。
    物語もテンポ良く進むので飽きないし、最終的にいい感じにミスリードされるのも楽しい。
    面白かった。
  • ヘラクレスの冒険
    「アガサ・クリスティ」のミステリ連作短篇集『ヘラクレスの冒険(原題:The Labours of Hercules、米題:The Labors of Hercules)』を読みました。
    ヘラクレスの冒険(原題:The Labours of Hercules、米題:The Labors of Herc...続きを読む
  • ヘラクレスの冒険
    ポアロの短編集。ヘラクレスの12の試練になぞらえ、12個の話が描かれる。とはいえ、ヘラクレスの試練は全く知らないので、どの程度関連性を持っているのかはよくわからない。

    殺人事件ではなく、モノの探索や犬の誘拐、麻薬捜査など、普段とは違った観点のお話。しかしクリスティらしく、人間情緒溢れた話。
    個人的...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    昆虫型異星人バガーの第三次攻撃に備えて、優秀な艦隊指揮官にすべく過酷な訓練を課せられた少年・エンダーの苦悩と成長を描いたSF小説。

    下巻は、人類の命運を握る存在であるエンダーの苦悩と成長、周囲の思惑と世界情勢の変化が描かれています。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    昆虫型異星人バガーの第三次攻撃に備えて、優秀な艦隊指揮官にすべく過酷な訓練を課せられた少年・エンダーの苦悩と成長を描いたSF小説。

    上巻は、将校たちが仕組んだ仕掛けによって周囲との対立を余儀なくされたエンダーが苦悩しつつも好成績を上げていく姿が描かれます。
  • ヘラクレスの冒険
    エルキュール・ポアロの短編集。
    クリスチャンネーム:エルキュール(ヘラクレス)の名に準えて12の難問を解決していく。
    彼は刑事ではなく、探偵であることがよく分かる一冊。
    私情を挟むし、犯罪には目をつむる。されどもそこが彼の魅力であり、人間味。
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    ヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞作品。指揮官の立場になり下克上を達成するエンダーだが、さらなる教官の無茶振りにより次第に追い詰められていく。
    リーダー論、戦術論といった部分に読み応えを感じつつも、どうしても主人公たちの年齢に終始違和感が拭えず。閉塞感やストレスを積み重ねた上でのオチの展開は感動がある。た...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
    異星人との戦争に備えて軍事訓練を受けるという、序盤の設定は「宇宙の戦士」っぽい。しかし訓練の場が少年少女を集めたバトル・スクールであり、主人公も6歳というのがあまりに独特。天才児であるエンダーがスクールでのいじめを乗り越えてのしあがっていくのは痛快。上巻のラストでは、ネットで偽名を使って不穏な動きを...続きを読む
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕
    違う人を犯人じゃないかと疑ってたのでビックリした
    飛行機の中の殺人事件でしかも凶器が毒吹き矢とハチですごくおもしろいのだけど、その後の捜査はスピード感もなく淡々としていてウーンってなってた 犯人がわかったあともう一度読んだらかなり印象違いそう
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    上巻を読み終わった時点で、なんでダブルクラウンなんだろう...?と思いました。下巻まで読んで、確かにこれはエンタメ小説として面白いなあと思いました。書かれた年代を考えて、ロシアとの話も面白かったし、これがアメリカ海兵隊の推薦図書というのも興味深い。そういう意味でアメリカで評価され、ダブルクラウンを取...続きを読む
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
    緊張感を保ったまま、結末直前のどんでん返しと次への展開の予告を含めて、さすがに、名作といわれるだけのことはあると思いました。
  • ヘラクレスの冒険
    やっぱりアガサ・クリスティは間違いないし、ポアロは楽しませてくれるなぁ。
    ドラマの脚本がとても良くできていることにも改めて気付きました。
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕
    ポアロシリーズ。端的な事件シーンに退屈な審問。これどうやって転がしてくんだろう。と思ったがポアロの捜査が面白くするすると読めてしまった。
    トリックはうーん、当時の航空機の事情がわからんからなんとも。。荷物多くない?って感じてしまったかな。そういえばポアロの拠点がイギリスにあるのかフランスにあるのかも...続きを読む