田中一江のレビュー一覧

  • ヘラクレスの冒険

    Posted by ブクログ

    そろそろ引退を考え始めたポアロが、自分の名前である
    エルキュールに因んだギリシャ神話の英雄「ヘラクレス」が
    成し遂げた「12の冒険」にかけて、
    その一つ一つの偉業に絡む「12の事件」の依頼を引き受け、
    ものの見事に解決する短編集。

    彼の引き受けた12の事件は、
    ペット誘拐とか政治家のスキャンダルの揉み消しとか
    普段の長編ではポアロが興味を示さず手を出さなそうなものから、
    クリスティー女史のある意味得意分野である「毒殺」も数編あるし、
    現代の世の中でもニュースで話題になるような
    宗教がらみの犯罪もあったりと、実にバラエティ豊かで、
    最初の事件「ネメアのライオン」から
    最後の事件「ケルベロスの捕

    0
    2012年02月04日
  • ゼノサイド(上)

    Posted by ブクログ

    死者の代弁者続編。前作で少年から中年に年を経たエンダーも、今作では老年の佳境に。シリーズを締めくくるに相応しい重量感で、腰を据えて読む必要があります。

    0
    2009年10月04日
  • ヘラクレスの冒険

    Posted by ブクログ

    程好い厚さなのに短篇集なのでお気に入り。でも、ポアロらしくない一冊かも。ミステリ要素は薄いです。ポアロが引退しようと自らの名前エルキュールにちなんでヘラクレスの偉業に見立てた事件を次々とこなしていく話。

    0
    2009年10月07日
  • シャドウ・パペッツ

    Posted by ブクログ

    ビーン対アシルの戦い、完結編。そしてビーンは自分の体の異変を自覚していく。ビーンはどうなるのか、ビーンとぺトラとの関係はどうなるのか…続編が楽しみである。

    0
    2009年10月04日
  • シャドウ・オブ・ヘゲモン(上)

    Posted by ブクログ

    エンダーが去った後、地球では「戦争の天才」である彼の部下たちを巡って争乱が起ころうとしていた。ビーンを主人公に置いた「エンダーズ・シャドウ」の続編。己の本性を知る唯一の人物、ビーンを狙うアシルの魔の手、そしてエンダーの兄、ピーターの登場。お楽しみどころ満載です。「エンダーのゲーム」の続編としてはこちらのシリーズの方がわかりやすいかも。

    0
    2009年10月04日
  • エンダーズ・シャドウ(下)

    Posted by ブクログ

    エンダー以上にハードでハイペースの訓練を強いられるビーン。そして戦争は終わり、孤児だったビーンは家族と出会う。ビーンが活躍しすぎてエンダーの影が薄れて見えます。

    0
    2009年10月04日
  • エンダーズ・シャドウ(上)

    Posted by ブクログ

    「エンダーのゲーム」をエンダーの片腕ともいえる存在、ビーンにスポットを当てて書かれた物語。ビーンはエンダー以上の天才だった。面白い作品だが、先に「ゼノサイド」で残された宿題を片付けてほしかった。

    0
    2009年10月04日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    一作前の「三幕の殺人」と違って最初からポアロがいることもあって(ヘイスティングズがいないのも大きい)テンポよく読めた。犯人や大まかな手口は中盤までに分かってしまうけど、それでも面白かった。
    ジャップ警部好き。

    しかしいるとイライラさせられるけど、いないと寂しいヘイスティングズという存在…。

    0
    2025年11月22日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

    Posted by ブクログ

    異星人との戦争で地球の運命を背負わされた少年、エンダー(終わらせる者)。過酷な訓練の先には…。リーダーとは何かを考えさせられる秀作。本書はアメリカ海兵隊の士官候補生の推薦図書になっているそうです。
    「エンダーのゲーム」(1977、1985)オースン·スコット·カード
    #読書好きな人と繋がりたい

    0
    2025年06月15日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

    Posted by ブクログ

    文字が大きい、余白が大きい。
    文字小さくして密度上げれば一冊に収まったのでは?
    名作と言われてる程は、面白みが分からず…
    この話を映像化しても地味な話しになりそうだけど、下巻を読めばもう少し熱い展開になるのかな?

    0
    2024年09月23日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    【ポアロ】
    パリからロンドンに向かう飛行機の中で事件は起きた。人が密集している狭い飛行機の中でどうやって殺人をしたのか?
    見つかった凶器も謎だらけの、まさに「雲をつかむ」ような事件。
    大好きなクローズドサークルで起きた事件に恋愛要素も入ってきて楽しめた。

    解説はなんと大好きな阿津川辰海さん!
    久しぶりの阿津川さんにめちゃくちゃテンション上がってしまった。
    ファンだから言うのではなく、本当に過去イチわかりやすい解説だった。

    まず、阿津川さんも同じクリスティー攻略本を読まれていることに驚いた。
    そして、それぞれの主要メンバーの心理描写が描かれている所を親切にページ数まで教えてくれる。読者はその

    0
    2024年07月19日
  • ヘラクレスの冒険

    Posted by ブクログ

    1947年発表、エルキュール・ポワロものの短編集。本作でポワロは、ギリシャ神話の"ヘラクレスの十二の難業"にちなんだ十二の事件を解決する。題材も、誘拐、盗難、殺人とバラエティに富んでいるが、題材だけでなく状況設定/プロットにも工夫が凝らされている。何より面白いのは、今まで待ちの(受け身の)探偵だったエルキュール・ポワロが、その持ち前の自尊心の高さを刺激され、自ら事件を欲し、首を突っ込んでいく構成にある。だからこそ、今まで超一級の大犯罪だけでなく、日常の謎が輝きだす。ポワロであることに意味がある名作短編集。

    0
    2024年07月09日
  • ねじまき少女(下)

    Posted by ブクログ

    初SF
    世界観、固有名詞を理解するのに時間がかかった
    下の半分くらいから盛り上がったがそれまでは割と淡々と進む

    0
    2024年06月11日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

    Posted by ブクログ

    ヒューゴー賞とネピュラ賞受賞、ローカス賞のオールタイムベストでも上位入賞2回、直近の2012年では『Dune』に続き2位だ。期待も高まろうというもの。
    なんだけれども、自分の好みではあまりなかった。

    読みやすい。
    読み出してから2日で上下巻読み終わった。
    バガーという種の設定なんて面白いと思うし、主人公のストーリーとは別に兄弟のストーリーも進むのも物語を厚くしていると思う。

    ただやはり、主人公の成長もいいんだけれど、ちょっと流石に幼すぎやしないか? 6歳から教育が始まるのはまあ良しとしても、12歳で地球を救ってもう隠遁生活みたいな、いやいや、ちょっとリアリティなさすぎでしょう。
    というか、

    0
    2024年05月18日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ポアロシリーズ10作目。1935年の作品。
    原題は『Death in the Clouds』。
    飛行機という密室の殺人事件なので「雲の中の死」、「空中殺人事件」みたいなタイトルですが、事件の不可解さから「雲をつかむ」にかけているわけですね。

    阿津川辰海による解説に「心理描写を行っているにもかかわらず、犯人が分からない、という趣向は、本作発表の四年後、『そして誰もいなくなった』で飛躍的進化を遂げる。テキストを読むというゲーム性では、『そして誰もいなくなった』は、『アクロイド殺し』のトリックとも繋がる。」とありますが、「テキストを読むというゲーム性」とはクリスティーの小説をよくあらわしている言葉

    0
    2024年02月02日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    飛行機の中の殺人
    登場人物も少なくちょっと謎解きが
    くどい感じ
    遺産相続の娘が問題かなと思ったが
    後半に急に登場して
    実は殺された金貸し女性の
    メイドで働いていた設定
    クリスティは後半の謎解きが
    ワクワクするけど
    なんだかスッキリしない印象

    0
    2024年01月24日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)

    Posted by ブクログ

    ヤン・ウェンリーでありアムロ・レイでもありシャア・アズナブルでもある可能性を持つエンダーのニュータイプ能力? を覚醒させるため軍はあえて彼を孤立させる。子どもたちの敵視は続くがエンダーはそう簡単にはやられない。
    ピーター、ヴァレンタインも含めておそるべき三きょうだい。

    ■エンダーのゲームについての簡単なメモ
    【アーライ】バーナードの取り巻きの一人だがエンダーの能力を認めているし自身の能力も高い。
    【IF/インターナショナル・フリート】国際艦隊。
    【遊び道具】《そして、遊び道具は――ゲームがひとつだけだ》p.58
    【アンドルー・ウィッギン】→エンダー
    【ヴァレンタイン】エンダーの姉、ピーターの

    0
    2024年01月21日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    スーシェ版ポワロを見るために手に取りました。いやはや、本当にクリスティーは容疑者たちのキャラクターを立たせるのが上手いなと。美容室で働くジェーンなどは、今後のサブキャラクターになるかと思うほど詳細に描かれていましたね。

    最後の謎解きは「そんなにうまくいくか?」とツッコミたくなりましたが、客室乗務員やメイドなど、この当時の人々が「あえて意識しない」ことを利用した方法だったのだなと。意中の人が席を立った瞬間に手鏡を出すのは、令和の我々もやることですし。
    通して、あまり派手な内容とはいえないのですが、そのぶん第一章の鮮烈さは強烈。映画だったら絶対ここでタイトルが出るでしょうね。
    いつにも増して、「

    0
    2023年11月24日
  • ヘラクレスの冒険

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冒頭のポワロによる自分の名前の由来であるヘラクレスに対する突っ込みが面白かった。印象に残ったのはアルカディアの鹿 (わりと爽やか)、ステュムパロスの鳥(推理できた)、クレタ島の雄牛(いかにもな話の流れからの急展開に意表を突かれた)、ヒッポリュテの帯 (元がわりと艶っぽい話なのでどうポワロと取り合わせるのかと思ったら上手くまとまっていた)。いい話とは思わなかったけど展開に驚いたのはアウゲイアス王の大牛舎 (ポワロ側のやり方が汚くない?)。

    0
    2023年10月05日
  • エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)

    Posted by ブクログ

    最後の仕掛けに関しては他の作品のレビューで知ってしまっていたのであまりピンと来なかった。個人的には退屈で長ったらしいシーンが延々と続くのみで合わない作品だった。

    0
    2023年05月29日